後悔はしていない。
ただ液体を出す主人公を書きたかったんや!
「……と言うわけです」
「へー……なるほどなぁ」
なんか知らんけど俺は死んだらしい。
気がついたら真っ白なところに居た。
そしたら神様と名乗る人が眼の前に現れた。
神様曰く、寝てる間に自宅にあるテレビのコンセントがトラッキング現象が起こったらしい。
ようするに一人暮らしだからって掃除を怠った結果の焼死。笑止な!
みんな、テレビや冷蔵庫のコンセントとプラグの間ははしっかり掃除しような!
だけどその事故は実は神様のミスらしく、俺は本当はギリギリ生きるはずだったらしい。
ただ後遺症がかなりあったらしくてそれならまだ死んだ方がマシだと思った。
でも神様的にはそれでもミスはミスと言う事で良くあるテンプレ的な転生をさせてくれるとの事。
「それでどこに転生させてくれるんですか?」
「えーと候補の方は『魔法少女まどか☆マギカ』『魔法少女リリカルなのは』『魔法先生ネギま!』の3つの中から選んでください」
なぜに魔法世界押し……いや、まぁ良いけどさ。
うーん、この中でちゃんと見たのってなのはくらいなんだよなー。
ネギまは、本しか知らないし、途中で見なくなった。
まどマギは、話は聞いた事あるけど、マミったとか救われない話とかくらいしか知らん。
二次創作もそこそこしか読んでないのがなぁ。
となると消去法的に。
「じゃあリリなのにしてください」
「わかりました。では次は特典の方はどうしましょうか?」
「え、特典もくれるんですか?」
「ええ、さすがにあの世界で一般人はつまらないでしょうし、何が良いですか? なんでもいいですよ?」
ん ? 今 な ん で も い い っ て ?
ほう、まさかなんでも良いとはこの神様は素晴らしいじゃないか。
この俺に対してなんでも良いと言うなんて――挑戦と受け取った!
「よし、決まりました!」
「はい、では何がいいですか? 魔力SSSでも咸卦法でもかまいませんよ!」
「俺が望む特典は――飲み物や調味料とかの液体が全部出せる身体にしてください!」
「―――――は? い、今なんと仰いました?」
あれ、おかしいな? きちんと言ったはずなのに。
仕方ない、もう一度言おうじゃないか!
「ですから、俺の望む特典は水、お茶、紅茶、緑茶、塩水、砂糖水、味噌汁、醤油、ソース、タバスコなどの……」
「ま、まってください!? ほ、本当にそんな能力で良いんですか!?」
「当たり前じゃないですか! なんたってそっちの方が面白いじゃないですか!!」
「……こ、こんな変な特典望む人初めてみました」
はい。
俺も望んだのは初めてです。
ぶっちゃけ誰がこんな面白能力求めるかって言うね――あ、俺でしたね。サーセン。
あっはっはっはっはっは!
「で、では全部の飲み物や調味料が出せる能力に……しますね?」
「その目が気になるけどもちろんですよ! あ、でもお茶とか玉露とか最高級とかも選べるようにしてくださいね!」
「……わかりました……もう好きにしてください。 しくしく」
なんで泣くのか。俺は人生を面白く楽しめれば良いのだ!
だから面白い能力にした! 後悔はせん!
そんな感じで俺は転生する事になりました。
さて、どうも転生者改め『無敵一人』だぜ!
ちなみに名前はむてきかずとって読む! かっけぇ!
転生先の家は江戸時代から代々続く武芸十八般の宗家らしい。
苗字の無敵は戦があった時代にご先祖様がむちゃくちゃ強く、戦で暴れまわり、その功績で得たのがこの苗字らしい。
かっけぇぇぇぇ!
そんなわけで俺はその宗家の跡取り――ではなく三男なので継ぐ事はないらしい。やったね!
だからと言って武術を習わないと言う選択肢はなく武家の息子として厳しい修業はしないといけない。
ちょうど3歳になった時に無理矢理やらされたけど……マジでうちの家すげぇ。
剣→どこぞの十字傷の流派みたいな技を使うでござる!!
弓→5本同時打ちってなんぞ!?
槍→ク―フーリンかなにか??
忍→分身!? 手裏剣やクナイが木を貫通したぞ!?
柔術→空気投げとかどういう原理? 相手が飛んだんですが!
こんな感じで意味がわからないよ……どうなってんだ俺の家。
人間離れし過ぎだろ! いや、俺も液体出せるから人間離れしてるけどさ!
10M離れてるのに気づいたら後ろに居るとか怖いわ!
天井とか蹴るとか凄いわ! 縮地できんじゃね!?
しかもなぜか俺には天賦の才があるらしくて爺ちゃんとかが稽古をつけるのを楽しみにしてる。
どこぞの暗殺一家っぽい無音歩行術を使って近づいたらすんげぇ喜ばれた。
そんな武家の辛い修業を毎日やるというね。
まぁ、かっけぇから喜んで修業やるんだけどな!! ひゃっほう! 家が武家とかロマンじゃね!?
さて、修業が終わった夕方、時間が余ったので散歩に出た。
親からは車に引かれそうになったら変わり身で逃げるのよとか言われた。
まかせろ!
さてさて、なんで外に出たかと言うと『高町なのは』を探しに来た。
なんか知らんが俺の家と高町と言うか御神流はそこそこ深い間柄らしくてその中で士郎が瀕死の重傷を負って入院とか聞いた。
じいちゃんは稽古をつけてやったこともあるのに情けないとか言ってたけど。じいちゃんマジ何者!
まぁ、そんなわけで、物語的にも二次創作的にもなのはが寂しくているんじゃね?思って勘で探した次第。
原作主人公どこだおらぁ! 出て来いやこんちくしょうめ!
と必死で探した結果――なのはさん、見つかりましたよ。
なんだろう? 二次創作系のなのはは公園のブランコが好きなんだろうか?
ちなみ俺は、昔ブランコで立ってまま靴投げで遊んでて片足を上げた瞬間にバランスを崩して落ちて笑ってたら、後ろからブランコが頭にぶつかって大泣きしたよ!
でも次の日もケロッと同じことしてた。学習能力なかったな当時の俺。
そんなわけで、キコキコ頭を下にしていかにも私落ち込んでるの!アピールしてるなのはに話しかける。
前に、俺の能力を発動! 液体を出す能力!
能力の発動は簡単。
まずはこちらに空のペットポトルを用意します。
じょぼじょぼじょぼ。
さて、わずか5秒で空のペットポトルの中に最高級のお茶が! ババーンと完成!
キャップを閉めたらただの最高のお茶入りペットポトル!
さぁ俯いてる奴に突撃ばんごはーん!
「よう。YO幼女、何してんだ?」
「え……?」
俺の声に顔をあげる栗色髪のNANOHA! 可愛いね! まぁロリコンじゃないけど。
「いやいや、空はもう暗くなって来てるし公園に俺と君以外誰も居ないぞ?」
「にゃ!? ほ、本当なの……」
なんやこの子……にゃっとか癒しボイスで天使やん。
こういう可愛い顔で可愛い声って羨ましいよね、うんうん。
でそんな可愛い子が落ち込んでたり泣いたりしてると俺はほっとけないのさ☆
「で? なんであんな寂しそうにブランコに乗ってたんだ? おっちゃんに話してみ?」
「……おっちゃんって、なのはと同じくらいにしか見えないの」
「まぁまぁ、良いから良いから。話を聞いてやるから、このお茶でも飲みなさいな」
「あ、うん……いだだきます。……おいしっ!? なにこれもの凄く美味しいの!?」
はっはっはっはっはっ!
幼女が俺の出した液体(意味深)を飲んだぜ!!
凄く……良いね!!
俺のお茶を飲んで驚いた顔になりごくごくと飲み笑顔になっていくなのはを見て俺もこうふ……ではなく和む。
「うむうむ、良い飲みっぷりだ。んじゃそれあげたし、おっちゃんに話んしゃいな」
「ど、どこの言葉なのそれ……」
「まぁまぁ……テンプレは良いから話せやもらぁ!」
「は、はいなの……え、ええっと……」
話を聞こう。聞いた。
なのは=3歳でぼっち。
士郎=死亡寸前入院。
桃子=仕事と士郎見舞いでなのは放置。
恭也=狂ったように修業でなのは放置。
美由希=恭也についていきなのは放置。
真実ははいつも1つ! ペロッ、これはネグレクト!
いや、真面目にこれってネグレクトだよね。
2~3歳の子を家に一人で留守番させるとかないわー。
いくら聡明な子だからとか言ってもないわー。
こういうのって、普通は店を休業するとかせめて毎日店に連れて行くとか一緒に見舞い連れて行くべきじゃね?
しかも恭也と美由希とかまだ父親死んでないのに何やってんだか。
あれか、桃子もリリなの開始時で33歳だから現状27歳か? 27ってまだ若いよな。
まぁ、高卒以降は何歳になっても高卒の時の精神だったりするししゃーない。
でも子供産んでるのにネグレクトは良い親とは言えないのぉ……。
「うっし、なら――俺んとここないか?」
「え、でもそれは迷惑なんじゃ……」
「ん? 嫌か?」
「……嫌じゃないけど、でも……」
ええい、ウダウダっ子め!
たった3歳が人の顔窺いながら話すっておかしいと思うんだよね。
ぶっちゃけガキはガキらしくしときなさいっつーの。
「デモもストもないない。ほれ、いくぞー」
無理矢理、なのはの手を取り歩き始める。
なのはは連れ回せば成功するって二次創作で書いてた。
「にゃー!? もっとゆっくり歩いてー!」
「へいへい……あ、そういえば名前なんだっけ? ネグ子で良い?」
「ネグ子って何!? なのはは高町なのはなの!」
「なのははの? はっはっは、めずらしい名前だなー!」
「ちーがーいーまーすっ! なーのーはー!」
このあと無茶苦茶、家に連れ帰ってご飯食べた。
そしてその結果――なのはと仲良くなりました。
つづく……?
主人公:無敵一人
性格:お調子者
奥義:デスソースアタック
どこから出すかは想像に任せます