とある科学の傀儡師(エクスマキナ)   作:平井純諍

36 / 102
第36話 マネーカード

8月10日

長い夏休みも中程といった所で宿題に手をつけないといけないと思うのだが

まあ、なんとかなるだろうと考えてしまう日にちでもある。

 

その頃から学園都市では奇妙なバラマキ事件が起き始めていた。

事件というには、ややお袈裟だが『マネーカード』が人目に付かない所に封筒に入れられて隠すように捨てられていた。

 

カードの金額はまちまちで

下は千円から

上は五万円にまで昇るため

小遣い稼ぎの名目で探しで路地裏をうろつく人が急増し、マネーカード絡みでトラブルに巻き込まれるという事態にまで発展している。

風紀を取り仕切るジャッジメントも日に日に通報や相談を受け、本格的に調査へと乗り出していた。

 

「今48件......あ56件に増えてる。ネコババしている人の分を考えると報告の数倍の数ばらまかれていると思います」

「そんな話、私聞いてませんわよ?」

 

買い物に出掛けていた御坂と白井は、近道をしようと、普段では通らない路地裏に入った所、封筒に入っているマネーカードを見つけた。

見つけたマネーカードをそのままにしておくことはできないため、ジャッジメント本部に行き、初春に相談しに来ていた。

御坂はあまり長居することなく、別段興味も無かったので黒子と分かれて、用事を済ませに出て行ってしまった。

 

「貨幣を故意に遺棄•破損する事は禁止されていますがマネーカードは対象外ですので、特に通達はしてません」

 

「そうですの。物好きな輩がいるものですわね」

白井はインスタントコーヒーを淹れると複雑やら理解できないやらの顔を自分と初春の机に置いた。

 

「あ、ありがとうございます。そうですよね。余程のお金持ちじゃないとできませんよね」

「動機も想像できませんし、お金捨てたい病の方ですわね」

「お金捨てたい病って......」

 

マグカップに注がれたコーヒーを初春も手に取って、口を付けた。

湯気がユタユタと流れていき、程よいコーヒーの香りがする。

 

「でも、落ちていたってことですよね。私達にもほんの少しだけでも謝礼って......」

「出るわけないですわよ」

「ううう......この時だけ一般の人が羨ましいです」

初春ががっくりと肩を落とした。

 

ジャッジメントは基本的には無報酬。

 

白井もお湯を注いだコーヒーを口に流し込んだ。

 

すると

窓をコンコンとノックする音が聞こえて、コーヒーに口を付けながら、目線だけを窓の方に向けると、サソリが逆さまになりながら窓をノックしていた。

 

ぶぅぅー!

白井は威勢良くコーヒーを口から吐き出すと気道に入ったらしくむせた。

「し、白井さん!?」

「ゲホゲホ!ざ、ざぞが」

「ざぞ?」

白井が頭をもたげて、むせている中で指を差した。

初春が差された場所を見る。

「うひゃあ!サソリさん」

 

サソリは、昨日の内に病院を退院し、学園都市内部を自由気ままに行動が出来るようになっていた。

よく分からないが担当看護師が自分を褒めて、泣いている所が記憶に新しい。

 

服装は、もうデフォルトになりつつある暁の外套を身に付けているが、左腕の部分は大きく破れて、所々服としては限界に来ている。

 

窓を開けて、サソリをジャッジメント本部に入れた。

「サソリさん、どうかしました?」

「いや、お前らにオレの傀儡人形渡しただろう。見せてくれ」

 

「はあはあ、じぬがと思いまじだわ」

白井が息も絶え絶えに涙声で言った。

机に身体を預けて、身体全体を使って息を整えている。

 

「人形ですか?それならこちらに」

「ああ」

初春が部屋の隅にある棚からダンボール箱を取り出して、サソリに渡した。

中身はレベルアッパー事件の時にサソリが使っていた『三代目 風影』の傀儡の無残にバラバラになった姿だ。

 

「何か削るもんあるか?」

「それなら、学校で使う彫刻刀があります」

初春が鞄の中から箱に入った彫刻刀をサソリに向けて差し出した。

サソリは、しばし険しい顔をしたまま彫刻刀を眺めると

「......この際、贅沢は言ってられんか。借りる」

 

箱を空いているテーブルに置き、椅子に投げ出すように腰掛けると、箱から頭のパーツを取りだして、彫刻刀で少しずつ、慣れた手つきで仕込みが入った場所を開いていく。

一発で綺麗に開ける所もあれば、衝撃により歪んでしまった部分もあり、彫刻刀で削って開かせる。

「ところで住む場所は決まりましたの?」

気道に異物感を感じながら、白井が人形弄りをしているサソリに訊いた。

「まあな」

サソリは一瞥もせずに、作業を進めていく。

「何処ですの?」

「誰もいない建物......なんか屯している連中が居たから追い出したが」

「追い出したんですか!?」

「邪魔だったからな」

 

この人、当たり前のように言い放ちましたわ

 

「良いんでしょうか白井さん?」

初春が先輩である白井に話しを伺う。

現在、さりげなく暴力を匂わせる発言があった。

 

「今の所被害報告はありませんし......はあ、やはり私も一緒に行った方が良かったですわ」

ため息を吐きながら、白井が面倒そうに首を傾けた。

ややお袈裟のように見えた動作だ。

「何でですか?」

「こんな世間知らずのお子様に家探しなんて、最初から無茶ですのよ」

やれやれと、両手を広げて顔を横に軽く振る。

「本当はサソリさんの家を突き止めたいだけだったりしまして」

 

ギクッ!

白井が動揺して、身体の動きが機械的になりマネーカードを慌ただしく見ていく。

分かりやすいです......

 

「べべべべべ別にサソリが何処に住もうが関係ありませんわ!さて、マネーカードの調査にでも行ってきますわね。どこから行った方が宜しくて?」

顔を真っ赤にしながら、軽く咳払いをした。

「で、ではこちらの場所から」

初春から渡された紙を広げる。怪しそうなエリアには赤いペンで丸が付けられており、ざっと五、六ヶ所ありそうだ。

 

白井は隣で作業しているサソリを一瞥すると、「ふん!」と鼻を鳴らしてさっさと出て行ってしまった。

「?......機嫌悪いのかアイツ?」

「ははは......」

 

白井さんも苦労しますね

退院の時にあんなにアプローチをしていたのに気付かないなんて

まあ、全部裏目に出ましたけど

 

******

 

サソリが病院から退院する時

入院費の支払いに関して

「ででは、ここは私がお支払いをしますわ」

やはり、出来る女性というのは殿方が必要とすることを黙ってするものですわ

「ではお会計を」

「もう払ってもらいましたよ。確か御坂美琴さんが」

「えっ!?お姉様が!」

 

更に、サソリの生活について

「今度こそは!ではしばらくの間は私が資金面でサソリのお世話をしますわ。月一のデートで貸借りなしという方向で」

「御坂から、生活費として札をくれたんだが......使い方分かるか?」

クレジットカードをチラつかせるサソリ。

「またしても!?」

 

住む場所について

「住む場所がないのであれば私の部屋で同棲といたしましょう!なかなか豪華ですわよ」

「あたしらは寮でしょ!」

「あう〜!」

 

結局、住む場所はサソリが探しに行くことになり、当面の生活費は御坂が新たに契約し渡したクレジットカードで生活することになった。

サソリ自身には、クレジットカードの意味が分かっていないようだったが大丈夫だろうか?

 

******

 

「あー、ダメだ椎菅が割れてる」

サソリが伸びをしながら、腰掛け部分に体重をかけた。

机の上には人形の胴体部分が開かれて中心となる支柱が頭部から下肢部へと伸びていた。

この支柱が傀儡人形を自立させるためには必要で簡単には壊れないようにかなり頑丈に造られている部分だ。

人体で云うところ椎骨に近い所とも言える。

椎菅には柔軟な動きを可能にするためいくつもの関節が入っていているのだが、割れてしまっては傀儡を支えることも、関節としての機能を持たない。

 

「ついかんですか?」

「傀儡を支えたり、動かしたりする要みたいなものだ.....部品交換か、全部やりなおしかもな......なんか基礎になるものがあれば別だが」

傀儡修復を諦めたサソリが彫刻刀をしまうと初春へと返却した。

「はあ......」

「大変ですね」

 

お気に入りの傀儡が修復できないことに意気消沈して、椅子に座って腕を組み出す。

 

こんな場所に傀儡製作の道具があるわけ

ねぇし

材料もねぇし

完全にお手上げか

 

ギシギシとジャッジメントの椅子に身体をふらつかせて従属部分の音を鳴らしている。

 

「何だコレ?」

サソリの興味の対象が初春の机の上に置かれているマネーカードに移り、手に取り出した。

「マネーカードですよ」

「まねーかーど?」

「これを使ってお買い物が出来ます」

「御坂から渡された物と一緒だな。通貨ってことか?変わった形だな」

 

「お金じゃないんですけど......ここにお金をチャージしまして使います」

 

初春の説明にサソリが疑問符を浮かべる。

お金をちゃーじ、チャージ......

 

「意味が分からんな......要は通貨がこれに封印されているってことか?」

 

「封印!?そういう訳じゃないんですけど。えっとサソリさんの所ではどんなお金でした」

「ん、両だが」

 

両!?

円じゃなくて

 

やはり、戦国時代からタイムスリップしてきたってことかな?

いやでも両が通貨として機能していたのは結構後になってからだった気がします

 

「ざっくりとした質問をすると......オレは御坂から借りているということで良いか?」

マネーカードについて基本概念は置いといて、サソリはとりあえず自分の現状を確認した。

「そうなりますね。御坂さんならそんなに気にしないと思いますけど」

「ちっ!」

 

何で舌打ち!?

 

「そうか......当面は資金調達だな。アイツに借りを作るのが癪だ。なんかあるか?」

「うーん、何かアルバイトをしてみるとかですかね......お店で働いたり、チラシ配ったりと色々ありますよ。ほら求人が結構出てます」

 

初春がパソコン画面から学園都市内でのアルバイト情報サイトを開いて、サソリに見せた。

「なんか面倒そうなもんばっかりだな......少し考えるか」

サソリがパソコンの前から移動すると、出していた傀儡を箱にしまいだす。

 

初春がパソコンの求人サイトを閉じると、思い出したかのように手を叩いて机の中から土埃のついた紙袋を出した。

 

「そうでした。こちらを届けてあげてください」

「ん?」

手渡されたサソリは、持ち上げて確認した。

どこかで見たことがあるような袋だ

 

「確認してみましたら、常盤台の湾内さんが購入したものみたいですよ」

「湾内!?あっ......」

 

前に湾内が購入していた水着を思い出した。

あの後に連れ去られて、路地裏に置き去りにされていた物だ。

 

「しっかり届けてあげてくださいね」

「な、何でオレがそんなことを!」

紙袋を持ったまま、サソリが初春に言った。

「だって私、湾内さんに会ったことをありませんよ。サソリさんは顔見知りらしいのですから良いかと」

「お、オレアイツ苦手なんだが」

苦虫でも噛み潰すかのように顔を歪ませるサソリ。

「そうですか。でも私も手が離せませんし......御坂さんにお願いしますか?」

 

「くぅぅ......分かった......行ってくる、行ってくりゃいいんだろ!これ以上、御坂に借りを作ってたまるか」

 

サソリの中の天秤が湾内に会うことへの戸惑いよりも御坂への借り増加の方に傾いて、若干、身体を脱力させながは窓辺へと移動した。

 

ま、まさか

そんなに嫌だったなんて

なんかすみません

 

「はあ、傀儡はまた戻してくれ」

「はい......場所は常盤台中学校だと思いますので」

「分かった」

サソリがため息を吐きながら、窓を開けて学園都市の中へと溶け込んで行った。

 

一応、御坂さんに連絡しておきますか

 

初春は自分の携帯電話を取り出すと、御坂へと電話を掛け始めた。

 

******

 

初春からマネーカードのバラマキについて教えて貰った御坂だが、正直言って興味はなかった。

「しっかし誰が何のためにこんな事をしてんのかしらね。お金が余っているなら、寄付でもすればいいのに」

 

こんな発言をする辺りがお金にがめつくないお嬢様と言ったところだろう。

街をブラブラと歩いて買い物を済ませようと足を進めていくと、四足歩行をする見慣れた黒い頭が目につく。

「ん?佐天さん?」

 

植木鉢を覗き込んだり、エアコンの室外機の下を這いつくばって見ている。

親が見たら泣いてしまいそうになる光景だ。

時折、クンクンと鼻先を上に向けて鳴らしている。

「うーん、この辺りには無いかな」

 

「あの......佐天さん?何やってんの?」

奇怪な行動をしている友人に御坂が恐る恐る声を掛けた。

「あ、御坂さん!!御坂さんも例のカード探しですか?」

「あ......いや」

佐天が満面の笑みで封筒をポケットから取り出した。

「じゃーん!あたしもう4枚もゲットしましたよー」

「わ、スゴイわね」

「何かあたし、金目のものに対して鼻が利くみたいで......」

フンフンと再び鼻を鳴らしている。

「鼻が利くって......」

「はっ!?」

佐天が何かを察知して、歩道を凍らせると滑り込んだ。

「秘技、アイスライディング!あったー」

自販機の下から五枚目の封筒を拾い上げて、ブンブン振り回す。

「もう、すっかり能力を使いこなしているわね」

「いやー、この夏は重宝してます。熱帯夜で寝にくい時は能力を使って涼しくしてますし、あとはどうやってイチゴ味の氷を生み出すか思案中てすけど......さて」

御坂の腕をガシッと握ると、佐天は路地裏を指差して進みだした。

「よっし!!次はあっちへ行ってみましょー!」

「ええっ!?あたしは別に......」

 

結局、根っからの付き合いの良さからか宝探しの面白さからか御坂も探し出していく。

「所でこんなに集めて何に使うの?欲しいものがあるとか?」

「うーん、それも良いですけど......ここにはないな」

ゴミ箱を開けて、佐天は底を確認している。

「あたし的にはサソリに使おうかと」

「あら、援助?それは良いわね」

「いえ、ちょっと」

「?」

「ですから、このお金を弱みにしてサソリに変化の術をしてもらうんですよ。アイドルや有名人になって貰って」

 

札束を用意して、サソリの頬をペチペチ叩く様子を想像する。

 

さあさあ、このお金が欲しかったら

アイドルの『一一一(ひとついはじめ)』になるんだよ!

早くしな!

 

くっ!おのれ......

 

悔しそうな表情をするが、流石のサソリもこの無限に近い力には勝てない。

そう、これが日本銀行券の力よ。

この世にあるものの九割方は買えると言われる最強のツール。

レベルアッパーなんか比ではない。

 

「てな感じで」

「それってマズイことじゃないのかしら?」

「御坂さん」

後ろ向きでニヤッと笑う佐天。

「バレなきゃ犯罪じゃないんですよ!」

指を振りながら、淡々と御坂に言う佐天。

なにより、揉み消せますしね......

 

黒い!

今日の佐天さん黒いわ!

 

マネーカード捜索を再開して、御坂が植木鉢をズラして封筒がないことを確認していく。

「なんでこんな変な事をしているのかしらね?マネーカードを路地裏に置くなんて」

「何で......何でですかね?」

覗いていた排水溝の蓋からきょとんとしながら顔を上げた。

「不思議じゃないかしら?」

「考えてみると不思議ですね......誰かがやっているのでしょうか。うわあー、そう考えると興味が出ますね」

 

暇を持て余した大富豪

お金の使い道に困り、学園都市の路地裏にお金をバラまいて楽しむ秘密の遊び

 

『フォフォフォ、見なさいジョアンナ。ワシが置いた金に貧乏人が群がっておるぞ』

『そうですわねお父様。なんて醜いのかしら』

ヒゲを蓄えたダンディな男性が安楽椅子に座って、扇子を仰いでいる。

傍にはドレスを着たドリルヘアの娘、ジョアンナが上品そうに笑っている。

『今度はワシの絵画コレクションでも置いてみるかな。たった12億円ぽっちの安物の絵だが』

『貧乏人にはお似合いですわね。オーホホー』

 

佐天が新たに発見した封筒を丁寧に握り締めながら叫んだ。

「ありがとうございまーす!ジョアンナ親子様」

「そこお礼を言う所!?誰、ジョアンナって」

「チッチ、良いですか。あたし達は道化になってあの金持ち親子を楽しませるんですよ。この遊びをずっとして貰うんです」

「プライドがないわね」

「御坂さん、プライドなんかで物は買えませんよ」

 

すると、御坂の携帯電話がブルブルと震えだした。

「!?電話かしら」

カバンから取り出して、液晶画面を見ると『初春さん』と出ていた。

「初春さんからだわ。ちょっといい?」

「はい」

 

御坂が通話ボタンを押すと初春の声が聞こえてきた。

「あ、御坂さん!すみません。今大丈夫ですか?」

しっかりとこちらの状況を確認するところが流石だ。

「大丈夫よ。どうかしたの?」

「えっと、サソリさんについてなんですけど」

「サソリ?」

「サソリさんと湾内さんて仲が良くないんですか?」

「??」

御坂が電話を耳に当てながら、視線だけを上に向けた。

「湾内さんに届けるべき品物をサソリさんにお願いしたら、露骨に嫌な顔をされたので」

「......ああー、なるほどね」

「喧嘩しているのでしたら、謝らないといけないので」

「その辺は大丈夫よ。サソリは湾内さんが苦手みたいだけど、湾内さんはサソリにメロメロだから。仲が悪いことはないわね」

「そうですか?でも」

「大丈夫よ。なんならあたし達が見に行っておくから」

「分かりましたお願いしますね」

「場所は常盤台中学かしら?」

「そうです......ね。おそらく」

「分かったわ。じゃあ、またね」

「はい」

 

通話が終わり、切れた携帯電話を少しだけ眺める。

「どうかしました御坂さん?」

佐天が心配そうに御坂に訊いた。

「大した事ないと思うんだけどね。サソリが常盤台中学に行ったらしいわ」

「えっ!?」

「湾内さんに届け物があってね。一応、見て来た方がいいと思うんだけど」

「サソリが湾内さんにですか......なかなか、面白い展開になりそうですね!行きましょう」

 

佐天が道路の歩道に出ると、能力で冷気を出して靴の底を凍らせる。

すると、スケート靴のように氷が形成されていき、腕を前出して進行方向を少しだけ凍らせた。

凍らせた道路と靴の裏の氷を合わせると、感触を確認するために何回か軽く滑った。

「アイススケート!さあ、御坂さん乗ってください。あたしの能力で一気に常盤台まで」

御坂を背中に乗るように合図を送るが

「いや、走っていくから大丈夫よ」

流石に、この歳(14歳)でおんぶされるのは抵抗が出てしまう。

「結構速いんですよ」

つまらなさそうに口を尖らせた。

「人目があるからね」

 

御坂と佐天は、ひとまずサソリが向かったとされる常盤台中学校へと向けて移動を開始した。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。