IS ーー秀才は刃向かうーー   作:ひひー

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よろしい、ならば決闘ですわ!

「クラス対抗戦…」

 

誰が言ったかはわからないがクラスで声が上がる。

 

まあIS学園で行われる対抗戦なんて何をするかなんて考えなくてもわかるわけで、普通はこの代表者はクラスで1番入学試験の結果が良かった者か、[経験者]、つまりは国家代表生が選ばれる。

 

だがこのクラスは普通(・・)ではない。

 

なんたってとびっきりの異常(イレギュラー)である俺達がいるからな。

 

クラスメイトはそんなパンダ状態の俺達を面白半分でクラス代表に引っ張り出すだろう。

 

 

「なら、私は織斑君を指名します!」

「私も!」

 

「俺ぇ!?」

 

そして…

 

 

「私は御剣くん!」

「私も私も!」

 

 

やはりか…

で、ここまでだったらどこのクラスでも起きる現象だ。

だがこのクラスにはまだプライドの塊(セシリア・オルコット)がいる。彼女なら『納得がいきませんわ!』とか言うんだろうな。

 

 

「納得がいきませんわ!」

 

 

ほらね

 

「白夜、何をさっきからブツブツ言ってんだ?」

 

「先読み大会をしていたんだが、それが全問正解してしまってな。賞金が欲しいものだ。」

 

「?はぁ…」

 

「まあ、気にするな。さあ代表候補生であるセシリア・オルコットの素晴らしい討論を聞こうではないか。」

 

「認められませんわ!大体、男がクラス代表なんていい恥さらしですわ!

このセシリア・オルコットにそんな屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」

 

うわあ見たい、1年間屈辱味わってる姿すげえ見たいというセリフが喉まで上がってきたが、まだ我慢しろ、俺

 

「こんな文化も技術も遅れた極東の地にいることだけでも甚だ不本意だというのに…」

 

すまない、一夏…もう笑いが堪えきれない…

 

「くっ…ククッ…クハハハハ…!!」

 

「な、何を笑っていますの…!?」

 

「クハッ…すまないな。いや何、オイ一夏」

 

「なんだ?」

 

「セシリア・オルコットに"ISの発祥国と発明者を懇切丁寧に教えてもらうといい。きっといい勉強になる。」

 

一夏はそれぐらいは俺も知って…と言っている途中で俺の伝えたかった意図に気づいたらしく、あぁと言い悪い笑みを浮かべた。

 

それはセシリア・オルコットも例外ではなく顔を真っ赤にして震えている。

 

「なんだ?その自称豊富な知識をひけらかすチャンスだろうに言わないのか?

ククク、かの有名なイギリスも、もうプライドの高さしか誇れるものは無いようだな。」

 

「あなたねえ!私の祖国まで侮辱して!!」

 

「お前が先に侮辱したのだろう。

メシマズ国家とトドメを刺さなかっただけ感謝して欲しい。ああすまない今刺してしまったなトドメ。」

 

今俺の顔はとんでもなく悪い笑みを浮かべているのだろうな。クラスメイトが固まってしまっているよ。

 

「クゥッ!!決闘ですわ!!」

 

「淑女とは思えない手荒い方法だが…良いだろう。

そろそろこのくだらないお喋りにも飽きてきた所だ。

一夏と俺とお前のクラス代表争奪戦だ。」

 

「俺もぉ!?」

 

「当たり前だ。お前も他薦されたんだ覚悟を決めろ。」

 

「わーったよ。」

 

「さて、わたくしも鬼ではありませんわ。ハンデを付けてあげてもよろしくてよ?」

 

「馬鹿を言え。むしろ俺がハンデを付けてやってもいいくらいだ。」

 

俺のそのセリフに対してクラスから笑い声が起きる。

そうか、そういえばこの世界は女尊男卑だったな。

 

 

「御剣君。男が強かったのは前までの話だよ?」

「ハンデ付けてもらいなって。」

 

そうだな、男が強かったのはずっと前なのかもしれないだがな…

 

「だが、女が圧倒的強者な時代も前までの話だ。なんたって俺達が現れてしまったからな。」

 

その言葉にハッとなるクラスメイト達

 

「あまり驕るなよ、女子諸君。俺達が現れた以上、女も男も同じ土俵にいるのと同義だ。舐めてかかると足元を掬われることとなるだろう。

という訳で覚悟するといい、セシリア・オルコット。俺はお前を全力で潰す。お前も手を抜いてくれるなよ?」

 

「望むところですわ。」

 

「そうか…」

 

最後に満足そうに笑うとクラスの女子の顔がほのかに赤く染ま…え?なんで?

 

まあ、いいやと気を取り直して千冬さんの説明を聞く。

 

 

「では、話はまとまったようなので続きを話そう。

クラス代表決定戦は一週間後に行う。オルコット、織斑、御剣の3名はしっかりと準備を行うように。

それと織斑、御剣、お前達の専用機についてだが…」

 

「え!専用機!いいなー」

「私も欲しいなー」

 

「ええい、静かにしろ。で、織斑、お前の専用機は決闘に間に合うか分からん。正直ギリギリだ。

 

御剣は…すまないがまだ作り始めることすら出来ていないようだ…」

 

「そうか」

 

まあ、予想通りだな。俺達の発覚した時期からここまでで寧ろ一夏のをよく間に合うかもしれない領域まで持っていったと感心するレベルだ。

 

「なのでお前は訓練機を使うこととなる。打鉄とラファールの…」

 

「必要ない。」

 

「お前、何を言って…」

 

「決闘から逃げる気ですの!?」

 

まだ、お披露目する気は無かったんだが仕方ない。奴に「全力で潰す」と言ったんだ守らなければ男がすたるというものだ。

 

「心配しなくても逃げたりせんよ。

ただ俺にはもう、闘う術があるというだけだ。」

 

言いながら俺は首にかかる白い石の埋め込まれたネックレスを見せる。

 

「まさか…!御剣お前!?」

 

「ああ、織斑先生、あなたの想像通りーーー」

 

 

 

これは俺の努力の結晶

 

 

 

 

天才(越えられない壁)を超えるための過程

 

 

 

 

 

「ーーー俺の専用機だ。」

 

 

 

▲▼▲▼

 

【御剣白夜】

髪 グレー

職業 学生

所持品 専用機

好きなこと プライドをへし折る事

 

▲▼▲▼

 

 

 






今更だけど主人公は原作とか知りません。

あと、「越えられない壁なのに超えるとか矛盾してね?オイ、ア?」とか言われても「記憶を確認しております」とか言って逃げるんで。スキンヘッドにはならないんで
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