魔法少女リリカルなのは〜第二の人生を受けた者〜 作:ヤンデレ好きの変態
プレシアに拉致られて、かれこれ一ヶ月が経った。
デバイスが完成して、調整などをする毎日(学校は休んでいる)である。
「これをこうして……いやでも……いややっぱり……」
この一ヶ月で何が変わったかと言えば、
「ふふっ……えへへ」
フェイトとの距離感(?)だろうか。
俺たちは外にいる。
リニスとのお勉強の時間が終わると、直ぐに俺のことを探しに来る。
前にイタズラ心で隠れてフェイトを観察したら、嗚咽も出さず涙だけを流した。
あの時はマジで焦った。
「いやでもこうなると近接戦闘に持ち込まれると不安が残るな……」
まあミッド式魔法だから、俺が思うような術式は無理だが……。
だからこそ、開発者兼使用者として、理想に近い代物を作りたくなる。
「リュウは、さっきから何をしてるの?」
「ん? いやね、デバイスを作っているんだけど、少し問題が発生してね」
「どんなの?」
話しても理解しにくいと思うので、俺は一度立ち上がり手のひらを空に向ける。
「プラズマランサー」
【プラズマランサー】
手のひらを中心に、魔法陣が生まれる。
そこから、黄色の柱が空高くまで打ち上がった。
……のはいいんだが、
「速度、火力は問題なし。ただ、俺はこういう中距離から遠距離までの魔法しか無くてさ……何とかして近距離魔法を覚えたいところなんだ」
それで、近距離魔法をデバイスに組み込むと、多々な問題が発生してお手上げ中。
ということをフェイトに伝えると、
「……えっとね、リュウ」
「おう。なんだフェイト」
「一流の中の更に一流の魔導師は、武器を二種類使うんだって」
「俺は二流以下の三流だよ」
「リュウがデバイス使うところなんてあまり見ないけど……それでね、リュウももう一つ作ったらどうかな、と思うんだけど」
「……なるほど」
まあ二つ目の能力で、俺の処理速度と演算能力などはかなり上がり、ぶっちゃけ機械並になってるから、何とかなるかもしれない。
「素晴らしいよフェイト。流石俺のフェイトだ。というわけで、二個目のデバイス作るわ」
「えと、頑張ってね」
何か顔が赤くなったけど、どうかしたのか。
まあ俺はそんな事は気にせず、リニスの元に走り出した。
★★★★
「見つけたぁ!」
「ん? おや、リュウではありませんか。どうかしましたか?」
「いやさ、リニスってフェイトのデバイス作ったわけじゃん?」
「ええ、そうですね。それで?」
「俺、二個目のデバイス作ろうと思ってて、それで協力して欲しいんだよ」
「……作るのは構いませんが、一つだけいいですか?」
「はいはい、なんですか」
すごく真剣な顔になって聞いてきたけど、どうかしたのか。
「今使っているデバイス、ちゃんと一から十まで扱えますか?」
「扱えると思うぞ。主にフェイトの魔法を組み込んでるけど」
一部、オリジナル魔法も入れてある。
「それで、デバイスの形状は?」
「アームドデバイスで、形は剣かな。手伝ってくれるかい?」
「……仕方ありませんね。ですが、あまり手伝えませんよ?」
「心配ナッシング」
そしてそのあと、プレシアを見つけ出し、訓練所と作業部屋を奪うことに成功。
雷が数回落ちたが、良しとしよう。
こうして、俺の二個目のデバイス制作が始まった。