魔法少女リリカルなのは〜第二の人生を受けた者〜 作:ヤンデレ好きの変態
「来たわ! とうとうこの日が!!」
時の楽園で、プレシアの叫び声が響く。
時刻は早朝で、時間を示すなら朝の六時前だろう。
そして、フェイトやリニスも、そんなプレシアの叫び声が目覚ましとなり目覚めた。
そして俺は……
「うるせぇぇぇぇ!!!」
右手に持つ銃をプレシアに放つ。
スフィアが現れ、ハンドガンの弾速よりも少しだけ遅い速さでプレシアに突っ込む。
しかし、プレシアはそんな攻撃を簡単に防ぎ、俺の頭上から雷を落とそうとする。
「っ!!」
背中にあるマントを手掛け、上に上げ自分の身を守るように広げた。
すると、雷は落ちてきてマントに当たる。
マントには防御システムを入れてあるので、ある意味最強の盾である。
左手に持つ剣を強く握りしめ、体を大きく回転させプレシアに斬りかかる。
「ふんっ!」
だが、奴は防壁を貼り、俺の攻撃を防ぐ。
……固い装甲だ。
そんな、俺とプレシアの戦いにリニスが怒った。
「いい加減にしなさ〜い!!!!!!!」
その後、俺とプレシアは土下座をしながらリニスのお説教を食らった。
★★★★
「んで、どうかしたのか?」
「見付けたのよ。あの装置に使える最高の動力源を」
「ふーん……どんな物?」
「ジュエルシードよ」
……あれ、いつの間にか原作開始?
デバイス作ったり調整したりまた調整したりで、時間の感覚が狂っていたようだ。
そういえば、なのはは元気だろうか。
トランプ、上手くなったかな?
「んで、そのジュエルシードはいくつ必要なのよ」
「ジュエルシード自体は全部で21個。輸送船に魔法当てて落としたから、恐らく管理局がその内やって来るわね……」
「何やってんだよおい」
アンタは犯罪を恐れることを知らないのか。
「それでリュウ、頼みがあるのよ」
「あ〜、はいはい……探しに行けばいいんだろ? 分かってるよ」
「ええ、お願いね。フェイトと行動を共にしながらよ?」
「分かってるよ」
俺氏、未だに自分で転移魔法使うと吐きます。
あとで人体でも弄ってみようかな……。
取り敢えずフェイトを呼びに行かないとか。
「……てか、いくつ必要なのか聞いてないぞ」
まあいいか。
俺はフェイトを探し出し、故郷である地球に向かった。
……なんか狼いたけど、あれがアルフかな?
★★★★
「それで、ここはどこだおい」
回りは木、木、木、木、木。
木が五つ集まると森林になると聞く。
なんてくだらないこと考えていると、
「リュウ!」
背後からフェイトに呼ばれ、反射的に振り向くと、
「…………わーお」
なんか大きな猫がいた。
……いや、これは大き過ぎないか?
そう思い猫を見ていると、ピンク色の光が猫に攻撃した。
「……来たか、なのは」
原作通りである。
強いて言うなら、俺みたいなイレギュラーがいることだけか。
「ジュエルシードというのは、持つ者の願い叶えてくれる代物だ。恐らく、あの猫が大きくなりたいと思った結果だろう」
……こんなんだったっけ? あのフェレットもどきが言ってた台詞。
「さてフェイト、どうする?」
「え? ど、どうするって……?」
「いや、このままあの猫を攻撃してジュエルシードを外に出して、持ち帰るか。それとも、今戦っているであろう相手の隙を突き、横からかっさらうか」
「卑怯なことはダメだよ!」
生きていると、そんな悠長なこと言ってられないんだけどな。
まあフェイトが後者の考えは没にしたので、必然的に前者の考えになる。
「ファントム、シルバー。セットアップ」
【【セットアップ】】
二機の声が聞こえると同時に、俺の服装はバリアジャケットへと変わった。
「さて、行きますか……」
銃口を猫に向け、トリガーを引いた。
スフィアは真っ直ぐ猫に突っ込み、当たると同時に爆発した。
「ナイスショット」
「動物虐待だよ!?」
フェイトが慌てながら突っ込み入れてきた。
虐待とか言われても、これ一応仕事だし。
「まあまあ。恐らく、元の猫には害は無いだろうし、やるしかないよ」
それに失敗したら、プレシアにどんな仕打ちされるか分からんし。
とそこで、森から誰かがやって来た。
「何者だ、お前!」
現れたのは俺たちと同年代くらいの男だ。
手には弓がある。
「何者、と言われてもなぁ……俺たちって何者なの?」
「えっと……なんだろう?」
ふむ……フェイトにも分からないようだ。
なら俺にも分かるまい。
「まあ一つだけ言えるのは」
俺は銃を消して、右手の人差し指を上げる。
「お前たちの敵、ということだ」
刹那、男は俺に向かって二本の剣を投げてきた。
……アーチャーか?
「トレース・オン」
その言葉が聞こえると、奴の両手に二本の剣が出てきた。
やはりアーチャーか。
「ちっ」
銃を出し、即座に引き金引く。
奴はギリギリで避け、体勢を崩しながらも俺のところに走ってくる。
「マジかよおい」
愚痴みたいなことを呟きながらも、銃を消し、右手に剣を持ち変え構える。
「はぁぁッ!」
奴は俺から少し離れたところで地を蹴り俺に飛び掛かってくる。
しかし、スピードで速いフェイトと模擬戦を何度もしている俺からしたら、お前みたいな奴は止まっているように見える!
「ふっ!」
バク転をし後ろに後退し、脚を上げて奴の腹にダイレクトアタック。
「ぐふっ!?」
口からなんか液体が飛び出たが、気にせず追い打ちをかける。
「フォトンランサー」
奴に突撃しながら呟く。
俺の周りにフォトンスフィアが現れ、脳で目標を決めて発射する。
「くっ……!!」
だが、そのまま攻撃を受け入れる男じゃなかった。
奴は両手に持つ剣を投げ、俺のスフィアに当てて爆発させる。
「トレースオン」
もう一度聞こえた言葉。
そして、更に爆発が聞こえる。
恐らく、また武器を投影しスフィアにぶつけたのだろう。
しかし、そんな事知ったこっちゃない。
「うおぉぉ!!」
剣を強く握り締め、奴を斬る。
「ぐっ……!」
苦い声を出し、辛そうな顔になるが、諦めず受け身を取り反撃をして来る。
『リュウ! ジュエルシードを手に入れたよ!』
フェイトから念話が入り、俺は奴の攻撃を受け止めて応答する。
『了解。撤退するぞ。転移魔法を用意してくれ』
『うんっ!』
攻撃を受け止めた俺は、膝を上げて奴を蹴り上げた。
そしてそのまま俺は後退し、フェイトの所に向かう。
「フェイト!」
「リュウ!」
フェイトの所に戻ると、足元に魔法陣が現れて俺達はその場から消えた。