魔法少女リリカルなのは〜第二の人生を受けた者〜   作:ヤンデレ好きの変態

9 / 27
ジュエルシード

「来たわ! とうとうこの日が!!」

 

時の楽園で、プレシアの叫び声が響く。

時刻は早朝で、時間を示すなら朝の六時前だろう。

 

そして、フェイトやリニスも、そんなプレシアの叫び声が目覚ましとなり目覚めた。

そして俺は……

 

「うるせぇぇぇぇ!!!」

 

右手に持つ銃をプレシアに放つ。

スフィアが現れ、ハンドガンの弾速よりも少しだけ遅い速さでプレシアに突っ込む。

しかし、プレシアはそんな攻撃を簡単に防ぎ、俺の頭上から雷を落とそうとする。

 

「っ!!」

 

背中にあるマントを手掛け、上に上げ自分の身を守るように広げた。

すると、雷は落ちてきてマントに当たる。

マントには防御システムを入れてあるので、ある意味最強の盾である。

左手に持つ剣を強く握りしめ、体を大きく回転させプレシアに斬りかかる。

 

「ふんっ!」

 

だが、奴は防壁を貼り、俺の攻撃を防ぐ。

……固い装甲だ。

そんな、俺とプレシアの戦いにリニスが怒った。

 

「いい加減にしなさ〜い!!!!!!!」

 

その後、俺とプレシアは土下座をしながらリニスのお説教を食らった。

 

★★★★

 

「んで、どうかしたのか?」

「見付けたのよ。あの装置に使える最高の動力源を」

「ふーん……どんな物?」

「ジュエルシードよ」

 

……あれ、いつの間にか原作開始?

デバイス作ったり調整したりまた調整したりで、時間の感覚が狂っていたようだ。

そういえば、なのはは元気だろうか。

トランプ、上手くなったかな?

 

「んで、そのジュエルシードはいくつ必要なのよ」

「ジュエルシード自体は全部で21個。輸送船に魔法当てて落としたから、恐らく管理局がその内やって来るわね……」

「何やってんだよおい」

 

アンタは犯罪を恐れることを知らないのか。

 

「それでリュウ、頼みがあるのよ」

「あ〜、はいはい……探しに行けばいいんだろ? 分かってるよ」

「ええ、お願いね。フェイトと行動を共にしながらよ?」

「分かってるよ」

 

俺氏、未だに自分で転移魔法使うと吐きます。

あとで人体でも弄ってみようかな……。

取り敢えずフェイトを呼びに行かないとか。

 

「……てか、いくつ必要なのか聞いてないぞ」

 

まあいいか。

俺はフェイトを探し出し、故郷である地球に向かった。

……なんか狼いたけど、あれがアルフかな?

 

★★★★

 

「それで、ここはどこだおい」

 

回りは木、木、木、木、木。

木が五つ集まると森林になると聞く。

なんてくだらないこと考えていると、

 

「リュウ!」

 

背後からフェイトに呼ばれ、反射的に振り向くと、

 

「…………わーお」

 

なんか大きな猫がいた。

……いや、これは大き過ぎないか?

そう思い猫を見ていると、ピンク色の光が猫に攻撃した。

 

「……来たか、なのは」

 

原作通りである。

強いて言うなら、俺みたいなイレギュラーがいることだけか。

 

「ジュエルシードというのは、持つ者の願い叶えてくれる代物だ。恐らく、あの猫が大きくなりたいと思った結果だろう」

 

……こんなんだったっけ? あのフェレットもどきが言ってた台詞。

 

「さてフェイト、どうする?」

「え? ど、どうするって……?」

「いや、このままあの猫を攻撃してジュエルシードを外に出して、持ち帰るか。それとも、今戦っているであろう相手の隙を突き、横からかっさらうか」

「卑怯なことはダメだよ!」

 

生きていると、そんな悠長なこと言ってられないんだけどな。

まあフェイトが後者の考えは没にしたので、必然的に前者の考えになる。

 

「ファントム、シルバー。セットアップ」

【【セットアップ】】

 

二機の声が聞こえると同時に、俺の服装はバリアジャケットへと変わった。

 

「さて、行きますか……」

 

銃口を猫に向け、トリガーを引いた。

スフィアは真っ直ぐ猫に突っ込み、当たると同時に爆発した。

 

「ナイスショット」

「動物虐待だよ!?」

 

フェイトが慌てながら突っ込み入れてきた。

虐待とか言われても、これ一応仕事だし。

 

「まあまあ。恐らく、元の猫には害は無いだろうし、やるしかないよ」

 

それに失敗したら、プレシアにどんな仕打ちされるか分からんし。

とそこで、森から誰かがやって来た。

 

「何者だ、お前!」

 

現れたのは俺たちと同年代くらいの男だ。

手には弓がある。

 

「何者、と言われてもなぁ……俺たちって何者なの?」

「えっと……なんだろう?」

 

ふむ……フェイトにも分からないようだ。

なら俺にも分かるまい。

 

「まあ一つだけ言えるのは」

 

俺は銃を消して、右手の人差し指を上げる。

 

「お前たちの敵、ということだ」

 

刹那、男は俺に向かって二本の剣を投げてきた。

……アーチャーか?

 

「トレース・オン」

 

その言葉が聞こえると、奴の両手に二本の剣が出てきた。

やはりアーチャーか。

 

「ちっ」

 

銃を出し、即座に引き金引く。

奴はギリギリで避け、体勢を崩しながらも俺のところに走ってくる。

 

「マジかよおい」

 

愚痴みたいなことを呟きながらも、銃を消し、右手に剣を持ち変え構える。

 

「はぁぁッ!」

 

奴は俺から少し離れたところで地を蹴り俺に飛び掛かってくる。

しかし、スピードで速いフェイトと模擬戦を何度もしている俺からしたら、お前みたいな奴は止まっているように見える!

 

「ふっ!」

 

バク転をし後ろに後退し、脚を上げて奴の腹にダイレクトアタック。

 

「ぐふっ!?」

 

口からなんか液体が飛び出たが、気にせず追い打ちをかける。

 

「フォトンランサー」

 

奴に突撃しながら呟く。

俺の周りにフォトンスフィアが現れ、脳で目標を決めて発射する。

 

「くっ……!!」

 

だが、そのまま攻撃を受け入れる男じゃなかった。

奴は両手に持つ剣を投げ、俺のスフィアに当てて爆発させる。

 

「トレースオン」

 

もう一度聞こえた言葉。

そして、更に爆発が聞こえる。

恐らく、また武器を投影しスフィアにぶつけたのだろう。

しかし、そんな事知ったこっちゃない。

 

「うおぉぉ!!」

 

剣を強く握り締め、奴を斬る。

 

「ぐっ……!」

 

苦い声を出し、辛そうな顔になるが、諦めず受け身を取り反撃をして来る。

 

『リュウ! ジュエルシードを手に入れたよ!』

 

フェイトから念話が入り、俺は奴の攻撃を受け止めて応答する。

 

『了解。撤退するぞ。転移魔法を用意してくれ』

『うんっ!』

 

攻撃を受け止めた俺は、膝を上げて奴を蹴り上げた。

そしてそのまま俺は後退し、フェイトの所に向かう。

 

「フェイト!」

「リュウ!」

 

フェイトの所に戻ると、足元に魔法陣が現れて俺達はその場から消えた。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。