突如ネオドミノシティ上空に現れた深い闇。
その空を見上げる三人の男がいた。
ルドガン、ブレイブ、そしてハラルド。
三人ともデュエリストとして一流の腕を持つ者たちだ。
彼ら三人は『星界の三極神』と呼ばれる神のカードを所持している。
「何だこれは・・・・」
三人のリーダー格であるハラルドが空を見上げる。
世界を飲み込むかのように広っていく闇のせいで、昼間だというのにネオドミノシティは夜のように暗くなっていた。
「どうやらこの異常は俺たちにしか気づいていないらしいな」
体格がデカいドラガンが周りを見渡しながら呟く。
街を行きかう人々は、空に突然大きな闇が現れたというのに気にした風もなく、街の異常に全く気付いていないらしい。
「俺たちルーンの瞳を持つ者にしかあの闇は見えていないのか。赤き竜の痣を持つあいつらは気づいてるだろうけどな」
三人の左目にはルーンの瞳が浮き上がっていた。
ブレイブは最近戦ったばかりのシグナー達を思い出していた。彼らも街の異常には気づいているだろう。
WRGPでシグナー達と戦い、そして彼らがイリアステルの野望を打ち砕いたのはまだ記憶に新しい。
ゾーンもイリアステルもいなくなったというのに、今度は何だというのか。
「それだけじゃない。お前たち、気づいているな」
「ああ」
「もちろんだ」
ハラルドの言葉にブレイブとドラガンが帰す。
彼らはそれぞれ一枚のカードを取り出す。
神のカード。
三極神のカードが強い光を放っていた。
「神が、震えている!?」
ドラガンが驚きの声を上げる。
三極神のカードが震えていた。
それは恐怖と言うよりも、これから迫る脅威をハラルドたちに伝えようとしているかのようだ。
「神が私たちに警告しているのか・・・・」
それほどの事態が起きようとしている。
そして、突如後ろからソレが現れた。
「「「・・・・っ!!」」」
気配を感じた三人は慌てて振り返る。
この距離に近づかれるまで、この異様な気配に気付けなかったのは十分な異常事態と言えた。
「何者だ!?」
ドラガンが威嚇するように叫ぶ。
そこには白髪の若い男が立っていた。
「お初にお目にかかりますチームラグナロクの皆さん。私は天馬夜行と申します」
口調は丁寧だが、ハラルド達を侮蔑しているように感じる。
「・・・・何が目的だ?」
「話が早くて助かります。簡単なことですよ。私とデュエルしていただきたい」
一見何でもない話だが、男の放つ禍々しいオーラのせいでハラルド達の警戒は解かれない。
「俺たちが何者か知ってて言ってんの?」
「もちろん知っていますよ。三極神。神のカードの所持者」
ブレイブの挑発にも夜行は丁寧に答える。
「私は見極めたいのですよ。貴方たちが神のカードを所持するに相応しいデュエリストかどうか」
「ほう」
「言ってくれるねえ」
ドラガンとブレイブの額に青筋が浮かぶ。
「それに、このカードが貴方たちを逃しはしない。言っておこう、あなたにこのカードは攻略不能だとね」
天馬夜行が宣言した。
「いいだろう!俺が相手になってやる!!」
ドラガンが前に進み出る。
「ドラガン。お前なら大丈夫だとは思うが油断するな。こいつは得体が知れない」
「心配するなハラルド。確かに得体が知れないが、俺は負けない」
ドラガンと夜行がデュエルディスクを構える。
「俺たちにデュエルを挑む度胸だけは買ってやる。神の前にひれ伏させてやろう」
ドラガンが声高らかに宣言する。
それに対して夜行は小さく笑う。
(あなたはまだ知る由もない。神罰を下すのは貴方の神ではない。私の邪神だ!!)
「「デュエル!!」」
何で夜行がこの時代にいるのかは・・・・
まあ、その内説明される・・・・かな?