百四十三話
反転世界で事の成り行きを見守ることになったギラティナ達は一番見やすいポジションに着いた。
『全能神様・・・ご武運をお祈りしてます・・・』
ギラティナ達は擬人化状態になり椅子に座りながらシンテイの行動を見守った。
その頃シンテイは物凄い勢いでこちらに向かってくるバンギラス(バンギディア)にこちらから向かって行ってた。
『そろそろか・・・』
シンテイは地面に手を触れると魔法を掛けた。
『固有結界・剣山夢想』
※固有結界・剣山夢想※【神】
特定のエリアに結界を張り、外からの干渉を受けなくする。
夢の世界を作り出し、自身のステータスを大幅に上げる。
『これでいいか』
この技はシンテイの奥義でもあり、これを使う場合情報を漏らさないために見た者は必ず殺す事にしているのだ。
ギラティナ達には見ておけと言ったが、全てを見ろとは言っていない。この技を解除した後の光景だけを見ればいい。
バンギラス(バンギディア)もこの結界に入っている事を確認しているから大丈夫だな。
さあ・・・仕事を再開しようか!
『なんだこの違和感は?』
バンギディアは変な感覚を抱いたまま強烈な気配を醸し出している場所に向かっていた。
ある程度進んでいると白い服の男がいた。
『ん?まだ人間がいたのか・・・おい!そこの人間!』
『ん?やっと来たか。待ちくたびれたぞ』
その人間(シンテイ)はそう言うとゆっくりとこちらに近づいて来ながら・・・
『名を聞かせろ』
『んだぁ?名を聞くなら自分からっだろ!!』
バンギディアはそう言うとその人間に突貫した!
『それもそうだな。我はシンテイ!』
シンテイも直ぐに突貫し絶剣を出現させバンギディアに振り払った!
『俺様はバンギディア!』
バンギディアはそのままギガントヒルを発動し殴りかかった!だが!
シンテイはその攻撃を紙一重で躱しきり、絶剣でバンギディアの両腕を切断した!
『ぐっ!?貴様ぁ!』
バンギディアは直ぐさま口から破壊光線を放ちシンテイを攻撃しようとしたが、シンテイは絶剣で破壊光線を切り裂きシンテイの後ろの方に流れていった。
『じゃあなバンギディア。名前だけ覚えておくよ』
シンテイはそう言うとバンギディアの首目掛け絶剣を振り払った!バンギディアは避ける事が出来ず首が飛んだ・・・
シンテイはバンギディアがちゃんと死んでいるか確認したのち、バンギディアの能力を回収した。
全能神であるシンテイは情報を漏らすことは亡く避ければならない。
もしバンギディアの能力で死んでもなお生き返るみたいな事になった場合は大変だ。
ちなみに、シンテイが去るときに光りの柱を発生させる意味は死んだ相手の能力を奪えると言う裏の目的もあるのだ。だが、今回は彼奴らがいるので、手動で能力を奪わなければならない。
・・・めんどくさいぜ。
5秒ほどすればバンギディアの能力は全てシンテイに受け継がれ、バンギディアは何の能力も持たないただの屍になった。勿論、怪しまれない為に普通のポケモンの特性や、危険じゃないちょっと変わった特性を足すようにしているので、怪しまれる事はない。
作業が終わったのでシンテイは固有結界を解除し、ギラティナ達を呼んだ。
すると少し離れた建物から反転世界へ繋がる歪みが発生し、ギラティナ達が出て来た。
『お疲れ様です!変な結界のせいで中の様子は見れなかったのですが、大丈夫そうで良かったです!』
『ああ。ちょいと相手の結界に閉じ込められてな・・・このバンギディアと言うのが、バンギラスだ』
シンテイが指さした方には首が飛んでいるバンギディアだ。
ギラティナ達は渋い顔をしたが、擬人化になり黙祷を捧げた。
『礼儀正しいのだな。我は他にも行かなければならない場所がある』
『引き留めてしまってすみません!』
『『お気を付けて行ってらっしゃいませ!』』
『ああ。ありがとう。ではさらばだ!』
シンテイは少しだけ離れると光りの柱を発生させこの場から消えた。
『流石は全能神だな!この凶悪そうなのを簡単に倒しちゃったよ』
『ああ。流石だ!』
『俺達ももっと頑張らなければな!』
残った3体はそれぞれの空間に行き修行に励んだ。
ヒャッコクシティの上空では、新たな力を複数手に入れたシンテイが町を見下ろしていた。
『流石に短時間で新しい能力を加えるとキツいな・・・無人の島に行き少しパワーを出すか・・・』
シンテイは独り言でそうつぶやき、誰もいなさそうな島に転移した。
その後、その島に向け極大の破滅の光線を放ち、島とその周りに浮かぶ小島とその周辺の海諸共消し去った。
『あ・・・やり過ぎたか・・・』
シンテイは苦笑いした後、軽く海を復元させてからその場を離れた。
目指すはハクダンシティ。
あそこはポケモンに占領されている筈だから・・・
※全能神・シンテイ※【全能神】
新たな特性 無尽蔵
バンギディアの能力を受け継ぎ、永遠に疲れる事が無くなる。
新たな特性 邪神の力
1秒ごとに体力が大幅に回復する。それと同時に傷も回復する。
新たな特性 呪魔の力
呪いと魔法の効果を物凄く高める。
魔神・ファボロ【魔神】
呪魔系統の性能が大幅に上がる。
邪神龍・バンギディア【神・悪】
翼と尻尾の間の場所に無限の剣を生産でき、その剣で攻撃出来たり放ったり出来る。
これらの物を全て取り込み、全能神の特性に追加される。
完全チート級の全能神。
相手の能力を奪うには戦闘不能にさせるか、相手を殺すかで奪える。