百四十五話
ハクダンシティでは町にいた人間達は全てポケモンセンターに運び生命エネルギーへの変換の機械に入れてあり、逆らったポケモン達も同様にそうしていた。
ブレインの送ったポケモン達とその幹部クラスのバシャーモ、プテラ、ヘルガー達は宴会していた。
『ぷはぁ~!仕事が終わった後の酒は美味いぜ!』
『本当だぜ!』
『今日は飲むぞ~!』
幹部の3体は次々に酒を飲み酔いしれていた。
だが、それも時期に終わる・・・
急にハクダンシティ上空が曇り始め雨が降り始めた・・・
『んだ~?今日は雨降る天気だったか?』
『いえ!そんな事はありません!』
完全に酔ってるバシャーモは立ち上がると上空に火炎放射を放った!
『バシャーモ様!?』
『ガハハハ!雨なんて燃やせばいいいんだよ!』
バシャーモが雨を燃やしていると雷が鳴り響いた。そして・・・
火炎放射を適当に放っていたバシャーモに雷が落ちた!
『バシャーモ様!?』
『ガハッ・・・』
バシャーモは黒焦げになり動かなくなった。
ヘルガーとプテラは直ぐに立ち上がったが飲み過ぎて真っ直ぐ立てない。
『くそっ!敵の事を考えとけば良かった!』
『本当だぜ!』
その直ぐ後、2体の真上に雷が落ちた時、プテラがいち早く気付きヘルガーを押した。
『プテラ!?』
『お前だけでも生き延びろ!』
直後、プテラに雷が落ち黒焦げになり動かなくなった。
ヘルガーは自分の足を思い切り噛み付き気をしっかり持つようにした。
『お前達は洞窟へ避難しろ!雷には極力当たらないように!』
『『はい!』』
その時、ハクダンシティにある洞窟2カ所の直ぐ側にあった木に雷が落ち、木が転倒し洞窟の前に覆い被さった!
『ちっ!居合斬り使える奴は木を切り裂け!守るの技は使える者が多いだろう!』
『はい!』
『しっかり皆を守ってやれよ!』
『『はい!』』
その直後、ヘルガーに向かって雷が落ちた!
『守る!』
だが、酔いを吹き飛ばしたヘルガーは直ぐに反応し雷を防いだその直後!
直ぐに雷が後方に落ちポケモンの悲鳴が聞こえた!更には傷ついていたポケモンを介護するための小屋に雷が落ち小屋が燃え、崩れた!
『どうなってるだ!?』
更には雨が激しさを増し始め視界が悪くなっていく!
炎は直ぐに消えるが雷はあちらこちら落ちている!そのたびにポケモン達の悲鳴が聞こえだんだんと聞こえなくなっていった・・・
ヘルガーは生き残っているポケモン達を探すためハクダンシティを走り回ったが、殆どが黒焦げになっておりもう二度と動かなくなっているポケモン達しか見付ける事が出来なかった・・・
『なんで・・・なんでこうなった~!!』
ヘルガーの雄叫びがハクダンシティに響き渡った時、今まで一番デカい雷が落ちた。
その震動は凄く、落ちた場所が円形の形に陥没しており周りの物を吹き飛ばしていた。
その陥没している中心部には黒焦げの状態になっているヘルガーが横たわっていた。もう2度と動かないが・・・
そのハクダンシティの上空ではシンテイが腕を組んで見下ろしていた。
『我が出るまでもないわ。さあ・・・研究所を破壊するか』
シンテイはポケモンセンターに行き、掴まっている人間達とポケモンを解放した。
その後、皆をポケモンセンターの外に避難させた後、破壊した。
『もう一つの町に行くか・・・』
シンテイはそうつぶやき光りの柱を発生させ移動した。
町の人間達はシンテイが移動するまでお礼の言葉を言っていた。
「あの白い人はいったい、何者なのかしら・・・」
ポケモンセンターから解放されたビオラは少し疑問を感じたが、命の恩人を疑うのは悪いと思い考えるのを止めた。
ビオラのポケモン達はブレインの仲間として行動していたので、シンテイが雷を落とし駆逐していた。
ビオラはそのことは知らなく町中を探し回り漸く見付けた時には黒焦げ状態のポケモン達だった・・・
町の至る所に黒焦げになっているポケモン達がおり、町の人達は協力し合い、近くの森に埋葬してあげた。
無事だったポケモン達も手伝ってくれたので良かった。
シンテイは移動しながらハクダンシティの事を考えていた。
手っ取り早くブレインの手下共を一掃するにはこれがベストだった。
だが・・・終わってみれば残酷な状態のポケモン達の姿を町の人間共は見ることになる。
それなら最初から形すら残さなければ良かったのだな。次に行く街はそうしよう。
全てを無に返す!
シンテイは次の町、シャラシティを目指しながら移動した。