百四十九話
その頃シャラシティでは、ゲンガーとギャラドスがリザードン達がいなくなったのを見ていた。
『とうとう逝ってしまったか』
『形すら残さないとはな・・・』
ゲンガーとギャラドスは静かに目を瞑り黙祷した。
次に目を開いた時には仇を取ると決めた目だった。
再び上を向くとリザードンを消した謎のポケモンがこちらに向かってきていた。更には気球に乗ってくる人間が2人。ここから攻撃しても良いが、どうせならこの町で消してやる!
『行くぞお前達。ゲート前で開戦する』
『『はい』』
ゲンガーの仲間達もリザードン達が死んでから復讐してやると決めていたので、目が鋭く赤く染まっていた。
『ボスゴドラ、バンギラス、ゴローニャ、ガブリアスは俺と共に最前線で戦ってくれ。他の者はゲート以外から来る者の対処を頼む』
『『了解!』』
ゲンガー達はゲートに向かい、それ以外はどこから来ても良いように町を見張った。
数分後サトシ達がゲートを潜りシャラシティに着いた瞬間!
『『『破壊光線!』』』
『障壁全開!』
ディアスフィアが咄嗟に障壁を張ってくれたので助かった。
『お前がリザードンを殺した奴だな?』
『ああ。こんな荒事をして確認するとは、覚悟はしているな?』
ディアスフィアはマーシュに破壊光線の脅威を感じさせてしまったので凄く怒っている。
「ディアスフィア?」
『マーシュは下がっていてくれ。サトシ達もだ』
「「わかった」」
「気を付けてディアスフィア」
『任せろ』
ディアスフィアは既に新・阿空切断を爪に纏っている。更には超加速出来るように足には風を纏わせている。
『お前達!開戦だ!』
『『おお~!『新・時の咆哮!』
ディアスフィアはゲンガー達が喋っている間に新・時の咆哮を放った事により、時を止めた。
その間に爪に纏わせている新・阿空切断を剣状に変形させゲンガーの腕と足を切り落とし、その直ぐ後ろにいる奴等を全て一緒の様に斬ってやった。その後、ゲンガー共目掛け、思いっきり時の咆哮を放った。
時の咆哮の瞬間、時は戻りゲンガー達は目の前に時の咆哮が来る感じになっている。更に、足と腕を切り落としているので反撃も出来ない。ゲンガー達は断末魔をあげ消えていった。
「ディアスフィア・・・」
『まだ動くな。湖に強い反応があるから行って来る』
ディアスフィアは足に纏っていた風を爆発させ一気に湖の方向へと消えていった。
「マーシュさん。ディアスフィア、凄く怒っていましたね」
「それほどディアスフィアはマーシュの事が好きなのよ」
「私の事が好き?」
マーシュはポカンとしているが、コルニはニコニコしながらうんうんと首を縦に振っている。
サトシは苦笑いしているけど・・・
「そっか!私もディアスフィアの事好きだから良かった」
「マーシュの思ってる好きと私の好きは少し違うような気がする・・・」
コルニは少し溜息したが気を取り直し近くにあった岩に腰掛けた。
サトシ達も一緒の様にしてディアスフィアが戻ってくるのを待った。
今のディアスフィアの言う事を聞かないと俺達が危なそうだから・・・