ポケットモンスターXY バロンの旅 十九話
十九話
俺達はやっとミアレシティに着いた。
「ここがミアレシティ・・・凄く都会だな・・・」
ここはミアレシティ。
大都会ではあるこの街は、海にも面しており、近くには山。
高層ビルが建ち並び、この街の中央にはプリズムタワーがそびえたつ。
この街にはポケモン研究所もあり、プラターヌ博士がいる。
更に、この街には、5つのゲートがある。
俺達が通って来た4番ゲート。
次の目的地に行く5番ゲート。
今は用がない13番ゲート。
後は14番ゲートに、16番ゲート。
この5つである。
俺達はミアレシティのジムを探そうと思ったのだが、先にプラターヌ博士に会いに行こうと思い、研究所に向かった。
研究所は道なりにまっすぐ進んだところにあり、直ぐに分かった。
俺とビオラは研究所に入り、
「失礼しまーす!プラターヌ博士いますか!」
「おお。ようこそ!バロン君だね。ん?そちらの方はビオラ様ではないですか」
「ご無沙汰してます。バロン君と旅をさせて貰ってます。」
ビオラは、軽く頭を下げ、プラターヌ博士に言った。
「そうでしたか。あっバロン君、君に渡しておきたい機械があるんだよ。」
プラターヌ博士はそう言って、後ろの機材置き場から腕輪のような物を取り出した。
「ダイゴ君から君に渡してくれてと言われてね、取っておいたのだよ。さあ、どうぞっといきたいところだが、まずは僕と勝負をしてからでもいいよね?」
プラターヌ博士は側にあった機械に手を翳すと、モンスターボールが地下から出て来た。
その中の1つを手に取った。
「もちろんバトルしましょう!バトル場に行かないんですか?」
「君相手にバトル場はいらないよ~」
俺はカッチーン!ときて・・・気を纏った。
「博士~ここでバトルしていいんですね?」
「構わないよ~」
「出てこいピカチュウ!」
『なあマスター。アイツやっちゃう?』
ピカチュウは出てきた時から、雷が迸っている。
「ん~あいつのポケモンと戦っている最中、流れ弾的な感じならOK」
『了解マスター!』
俺のポケモンたちは全員俺のことをマスターと呼ぶが、なれているから大丈夫だ。
「さあ、出てこいチラーミィ!」
・・・・・・・・・・・・
『マスター!あいつふざけてるよ!もうやっちゃうね!』
「いや、少し待て。あいつを十分怖がらせてからやろう・・・」
『良いねぇ~』
俺とピカチュウはもう頭にきてるから、怖いこと普通にやっちゃうよ?
『あの~ピカチュウさん?』
『あ~ん?なんだてめぇ~』
『いえ!なんでもないです!』
十分怖がってるかもしれないが、演技の可能性もある。さくっとやっちゃうか!
「じゃあ、バトルを始めちゃうよ!チラーミィハイパーボイス!」
チラーミィは大きな声をだして攻撃してきたが、
「ピカチュウ、特性のあめふらしを使ってから雷。なに、お前ならあんなの攻撃と認識してないだろ?」
『当たり前だ。さ~て!』
ピカチュウは特性であめふらしを発動した。
その時、チラーミィのハイパーボイスの攻撃を受けたが、ピカチュウは平然としている。
ちなみに、ピカチュウはバロンが眠っていた2日間、伝説であるデオキシスや白龍と特訓していて、神の攻撃を何度もくらっていた。なので、普通の攻撃とか蚊に刺された程度にしか思わない。
しかも、この特訓でピカチュウの効果抜群技は【神】だけになった・・・
それ以外は効果抜群にならない・・・特殊体質を手に入れたのだ・・・
ピカチュウ【電気・神?】みたいな感じになってる・・・
ポケモン研究所の社内は、突如降り出した雨のせいで、機械は故障・・・資料はびしょ濡れ・・・チラーミィは雨に濡れるのが嫌らしく、机の下に行きやがった!
「さあピカチュウ、どうぞやっちゃってくださいな・・・」
ピカチュウの電気が更に膨れていき、雨雲に向けて雷を発射!雷はそのまま雨雲に吸い込まれるように消えていき、雷雲と化したその直後!雷がピカチュウに落ちた!
ピカチュウは特性の蓄電で雷を全て吸収!
雷電モード完成だ・・・
『マスター・・・あの生意気な小僧に地獄を見せてやるよ。あ・・・あのワカメみたいな髪の奴にもな』
「どうぞ~研究所の崩壊は出来るだけ抑えてね・・・」
ピカチュウはチラーミィが隠れている机に向かって・・・
『さっさと出てこいや!雷鋼テール!』
机を真っ二つ!更に、追撃で電気が爆散!机は塵と化した・・・
『ひぃいい!博士~!』
『逃がさんぞ!神速ボルテッカー!』
ボルテッカー!?
いつの間に覚えたんだ!?
にしても・・・神速を使えるようになったのは良いことだ。
新しい技も覚えているし。
それを掛け合わせた技、神速ボルテッカーか・・・
あの速さで電気・・・雷を纏ってアタックしていくピカチュウ・・・
十分強いな・・・
磁力も扱えるモードだし・・・神速を超えるんじゃ・・・
ヒノヤコマも驚愕してるだろうな・・・
この速さには・・・
チラーミィは博士の元へ全力ダッシュしたが、ピカチュウからしてみれば止まっているのも同然・・・
チラーミィはピカチュウの攻撃を全部受け、壁まで吹き飛ばした。
だが、チラーミィも博士のポケモンなだけはある。咄嗟に技【こらえる】を使いギリギリ耐えていたのだ。
『ふん・・・それぐらいしてもらわないと面白くないわ!さあ、楽しませろ!』
「君のピカチュウはなかなか強いね~!チラーミィ、アイアンテールだ!」
『了解博士!行っくよ~!』
チラーミィはアイアンテールを振りかざし、ピカチュウに当てようとしたが・・・
『何かしたかな?』
ピカチュウは瞬時にチラーミィの背後に回っていて、片手でチラーミィの尻尾を抑えていた・・・
「なに!?」
『うそっ~!?』
「ピカチュウ、もういいよ。とどめしちゃって・・・雷」
『マスターがそう言うなら・・・残念』
ピカチュウは尻尾を抑えたまま、雷を・・・物理的に当てた・・・
あちゃ~チラーミィの毛がアフロみたいになってる・・・
良い感じにしてくれたねピカチュウ。
『マスター!あのワカメに流れ弾するの忘れてた!もう一回雷使って良い?』
「もうよしときピカチュウ・・・」
ピカチュウは少し残念そうに技を止めた・・・
「いや~君のピカチュウは凄いね。僕のチラーミィが!?」
ピカチュウは博士がチラーミィの名前を言った瞬間、チラーミィを持ち上げ、尻尾で打った・・・
チラーミィはもう戦闘不能状態・・・為す術無く博士の所に飛んで行った。
「君のポケモンはとても怖いよ!」
「な・に・か・い・い・ま・し・た?」
自分のポケモンをそんなふうに言われるのは少々ムカつくな・・・
一発、殴っときゃいけなかったか?
「ああ!悪かった!よしてくれ!何でもするから~!」
『ん?マスター!あいつ何でもするってさ♪これは良いこと聞いたな~』
「そうだね~博士、何でもするって言ったもんね?」
博士は頭を何度も縦に振った。
さて、何をしてもらうかな?
①発明品を貰う
②アイテムを貰う
③ポケモンを貰う
④博士と契約
⑤博士と友達になる
俺は⑤でいいや・・・
「では博士、俺と友達になってください」
「え?友達かい?」
博士は不思議そうな顔をしている。
たぶん、無理な事を言われると思ったのだろう・・・
まあ、①~④はね・・・
『マスターはそれだけで良いのか?』
「うん。友達って結構いいじゃん!楽しいし、会話も弾むし」
『まあマスターがそう言うなら・・・』
プラターヌ博士は先ほどの事を考えているようだった。
「バロン君はホントにそれだけが頼みかい?」
「ええ」
俺は直ぐに返答した。
「うん!では今日から僕とバロン君は友達だ!よろしくな」
「はい。こちらこそよろしく!」
プラターヌ博士と友達になれた・・・
「じゃバロン君、僕の事はプラターヌと呼んでくれ。僕はバロンと呼ぶよ」
「了解ですプラターヌ」
「じゃあ今日は僕とバロン君の友達記念日として、パーティーだ!みんな~飲むぞ~!」
「「「おお~!」」」
研究所のみんなが喜び各自荒れた研究所の片付け班と料理班、買い出し班で分かれた。
ちなみに俺は片付け班だ。もちろん、プラターヌもね・・・
その日の夜は盛大に盛り上がり、ポケモンの話しをしたり、こんな研究もしていたんだなと驚かせられる事もあった。
俺のポケモン達も研究所のみんなと楽しく遊んでいた。
俺のポケモン
白龍 LV40【神】
ヒノヤコマ LV25【炎・飛行】
ハリボーグ LV25【草】
ピカチュウ LV40【電気】
メタング LV23【鋼・エスパー】
メイビス LV53【エスパー・神】
・・・・・・・・・・・・
プラターヌのチラーミィのレベルは30です。
博士と友達になれました♪