ポケットモンスターXY バロンの旅   作:バロン

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ポケットモンスターXY バロンの旅 五十六話

五十六話

 

俺達はとうとう地つなぎの洞穴の出口に辿り着いた。

出口から入り込む光が凄く眩しい。

 

俺と白龍は互いの顔を見て頷き、1歩前へ歩いた。

そこはもう地つなぎの洞穴ではない。

明るい太陽の光が照らされる場所、8番道路に出たのだ!

 

「やっと出られたね。ここが8番道路。もう少しでコウジンタウンだ!」

『お疲れ様マスター』

 

8番道路。又の名を、ミュライユ海岸。

ここは海岸側と崖側と別れており、地つなぎの洞穴から行ける道は崖側。海岸側はショウヨウシティへ行ける砂浜になっている。

 

「う~ん!気持ちいい風だ!」

『そうだな!よし!我は擬人化になる』

「ちょ!?それはまずいでしょ!?」

『む?忘れていた・・・仕方が無い。このままでいるか』

 

白龍は凄く残念そうに言った。

 

コウジンタウンに行く道は地つなぎの洞穴からは下り坂になっているので、下りは楽だった。

ミュライユ海岸の中間地点まで行くと、デカい崖があり、向こう岸に渡るには迂回するか、空を飛ぶポケモンの力を借りるかで渡ることになる。

 

「そこの君~!僕とバトルしないか?」

 

急に声を掛けてきたのは、崖の上から見下ろす若い男の子だった。

 

「いいぜ!出番だ白龍!」

「行け!オオスバメ!」

 

※オオスバメ※【ノーマル・飛行】

スバメの進化形。

素早さが高く、攻撃力もそこそこある。

 

空中戦

☆白龍VSオオスバメ☆

 

「オオスバメ、エアスラッシュ!」

「白龍、バリア!」

 

オオスバメが攻撃を放つ前に白龍は片手でバリアを展開した。

オオスバメの攻撃はその後に来たが、全てバリアに排除され、白龍に攻撃は当たらなかった。

 

「白龍、雷パンチ!」

 

※雷パンチ※【電気】

手に雷を纏わせ相手を攻撃する。

威力は75と少し低い。

 

白龍は迸る雷をもう片方の手に纏わせ、神速の速さでオオスバメの懐に潜り込んだ!

 

『チェックメイトだ!雷パンチ!』

『!?』

 

オオスバメの姿が消えた・・・

いや、正確には消えてはいない。

バロンは空を見上げた。そこには白龍がオオスバメを雷パンチで仕留めている姿があった。

 

白龍は雷パンチをオオスバメに当てながら飛んで行ったのだ。

オオスバメは白龍の攻撃を受けて戦闘不能になった。

 

「この勝負俺の勝ちだな」

「この俺のポケモンが負けた。悔しいが負けは負けだ。次は勝つからから!」

 

そのトレーナーはオオスバメをモンスターボールに戻して走り去ってしまった。

 

「お疲れ様白龍。ついでに俺を向こう岸まで送ってくれないか?」

『勿論!』

 

白龍は俺にサイコキネシスを使い向こう岸まで運んでくれた。

その時に崖下を見たのだが、底が暗くてどうなっているか全く分からなかった。

 

「白龍はこの崖下は見れる?」

『いや。俺でも下までは見れない。特殊な結界が張ってあるのは確かだが・・・』

 

特殊な結界・・・

まさか伝説ポケモンがこんな所にいるなんて事はないよね?

 

「白龍。この下に伝説ポケモンはいるかな?」

『伝説の力は感じないな』

 

伝説ポケモンじゃないのか。少し残念だがこのままコウジンタウンに行くか。

 

「向こう岸までこのまま頼むね」

『任せろ!』

 

白龍はしっかりと技を維持しながら俺を向こう岸まで運んでくれた。

 

「助かったよ白龍。お疲れ様」

『役にたてたなら良い』

 

白龍はそう言うとモンスターボールに戻ってしまった。

相当疲れたみたいだ・・・

 

この崖、見た目以上に距離があったのだ。

その距離は10㎞・・・

下の結界のせいなのかは知らないが、見た目以上に距離が長すぎる!

普通のポケモンじゃギリギリの距離だぞ・・・

 

とりあえず俺は向こう岸、コウジンタウン側に渡れたので歩き出した。

 

 

地つなぎの洞穴側の崖付近に黒い影がそれを見ていた。

 

「しぶとい。あの距離を渡りきるなどあり得ないはず」

 

黒い影は再び姿を消した・・・

 

 

バロンはとうとう、8番道路のミュライユ海岸(崖)からコウジンタウンに入るゲート前に着いたのだが・・・

ゲートが壊されている。

8番道路からコウジンタウンに行くにはこの道しか無く、崖下の砂浜の所に飛び降りたら普通に死ぬ・・・

 

とりあえずゲートを直すか・・・

バロンは腰のモンスターボールからメイビスと白龍を出そうとしたが、さっきまで崖を渡るために力を使わせてしまって、ゲートを造るなんて厳しすぎると思い、俺は腰のモンスターボールから白龍以外を出した。

 

「出てこいみんな!この壊れたゲートを修理しよう!」

『『『おお~!』』』

 

俺達は早速壊れたゲートの撤去を始めた。

まずは、ブリガロンが瓦礫系統を全て粉砕。

レックウザとゾロアークは使えそうな木材や岩を持って来てもらった。

メタグロスはサイコキネシスで重たい物とかを運ぶ手伝いをしてもらった。

メイビスは造形に関してはプロなので、全て任せてしまった。

俺は細かな部分を手伝った。

 

俺達がゲートを造る作業をしていたら、コウジンタウンの大工さん達や町の人達やこの道を通ろうとしたポケモントレーナー達がみんな手伝ってくれた。

 

みんなのおかげで半日でコウジンタウンに繋がるゲートが完成した!

 

「やっと完成した~!皆さん手伝って頂き本当にありがとうございます!」

「こちらこそありがとう!誰かが行動しないと解決しないからね。本当にありがとうバロン君」

 

コウジンタウンの町長であるゲンブがそう言った。

 

「これでやっと通れるぞ~!」

「私はもうヘトヘトよ~」

 

町の人もポケモントレーナーも皆、今日の作業で疲れ果ててしまっていた。

俺も正直、だいぶ疲れた。

 

「皆さん。今日はお疲れ様です!町長である私の家でおくつろぎ下さい。晩ご飯と寝床はこちらでお出ししますので」

「「「やった~!ありがとう町長さん!」」」

 

太陽はもう沈んでおり、月が出てる時間、僕達はみんなで町長のお屋敷に行き、晩ご飯をごちそうになった。

その後は各自、自分達の部屋を用意されており、皆それぞれの部屋に行き、就寝した。

 

今日は随分と疲れた。

いつも白龍達に助けて貰っているから、怠けていたな。

もっと鍛錬をしないといけないや。

 

 




白龍 LV150【神】
メイビス LV148【エスパー・神】
レックウザ LV148【ドラゴン・神】
ブリガロン LV149【草・格闘】
メタグロス LV150【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
ゾロアーク LV135【悪】

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コウジンタウン到着しました。
そのまま町長のお屋敷で泊まります。
明日からまた旅に出ます。
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