ポケットモンスターXY バロンの旅   作:バロン

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ポケットモンスターXY バロンの旅 五十七話

五十七話

 

翌朝、俺は町長のゲンブさんにお礼を言いに行くため、ゲンブさんの部屋に行った。

 

「失礼します」

 

俺はそう言いそのまま部屋に入っていった。

 

「ん?バロン君じゃないか。どうしたのかな?」

「これからまた旅に出るので止めて頂いたお礼を言いに来ました」

 

俺は頭を下げ、お礼の言葉を言おうとしたとき、

 

「ちょっと待った!お礼を言うのはワシの方じゃ!」

 

ゲンブさんは直ぐに俺の方へ駆け寄った。

 

「お礼の品を渡したい。着いてきてくれないか?」

「頂いてもいいんですか?」

「勿論じゃ!ささ、来て下さい」

 

ゲンブさんの部屋には隠し扉があり、その隠し扉に入って行くとまた扉があった。

 

「この扉の先は長い階段なんじゃ。出て来てくれランクルス・ゴチルゼル」

 

ゲンブさんはモンスターボールから2体のポケモンを出した。

 

※言い忘れてましたが、ゲンブさんは高齢のおじいさんで白い髭を生やしています。

 

俺はついポケモン図鑑でステータスを見てしまった。

 

ランクルス

LV125

特性 シンクロ

 

ゴチルゼル

LV125

特性 プレッシャー

 

え?

この特性は普通じゃありえない!

隠れ特性なのか?

 

幸いゲンブさんにまだポケモン図鑑で見られている事は気付いていなかったみたいで直ぐに図鑑を鞄に直した。

 

「ランクルスにゴチルゼル。ワシとバロン君をサイコキネシスで地下まで運んでおくれ」

『『かしこまりました』』

 

ランクルスとゴチルゼルはサイコキネシスを使い、ゲンブさんと俺を浮かせ、地下の狭い階段を降りて行った。

暫くこの状態が続き、眠たいと思い始めたとき、急に開けた場所に出た!

そこには、壁画があり、角の生えた虹色のポケモン。翼が生えている黒と赤が特徴のポケモンがそこには描かれていた。

 

「この壁画をバロン君に見せたくての。この描かれているのはポケモン。この地に眠る伝説のポケモンなのじゃ・・・【ゼルネアス】と【イベルタル】この2体の事を伝えておきたかったのじゃ」

「この地に眠る伝説のポケモン・・・」

 

※ゼルネアス※【妖精】

永遠の命を分け与えると言われている。

樹木の姿で1000年眠り復活する。

伝説の位では、上級になる。

 

※イベルタル※【悪・飛行】

寿命が尽きるとき、あらゆる生き物の命を吸い尽くし、繭の姿に戻るという。

伝説の位では、上級になる。

 

ゲンブさんから伝説ポケモンの話しを聞き、ゼルネアスは優しい事は解ったが、イベルタルは復活するととんでもない事が分かった。

だけど、誰もそんなポケモンを復活させるとは思わない・・・

 

「この話しをしたくてのぉ。話しを聞いてくれた代わりにお礼を渡すのぉ」

 

こんなレアな壁画を見せて貰い、更に伝説ポケモンについても分かって満足してるが。更にお礼が貰える?

何かあるのか?

 

「お礼を貰う前に聞いて良いですか?」

「良いがどうせ、なんでこんなにしてくれとかじゃろう?」

「はい」

 

ゲンブさん。鋭い・・・

 

「ワシの命はもう長く無いんじゃよ・・・だが、ワシの遺産は変な輩に渡ると、大きく言えばこの世界に悪影響が起こるのじゃ・・・それで、ワシの遺産相続をバロン君にしたいのじゃ」

「俺が遺産を相続ですか!?」

「頼む!ワシには孫もいない。赤の他人に渡るのは絶対に嫌なのじゃ!それに・・・」

 

ゲンブさんはランクルスとゴチルゼルを見た。

ああ・・・

特殊なポケモンで、研究者に渡ると何をされるか分からないって感じだな。

俺の白龍も、それ以外の俺のポケモン達も、通常とは少し違うからな・・・

気持ちが分かる。遺産相続も悪い話しではないし・・・

 

「遺産相続の件。了解しました。ゲンブさんのポケモンは少し特殊なのは、見た時にわかりました」

 

まあ、見た時と言っても図鑑を見たときだが・・・

 

「やはり分かっておられましたか。ですが、バロン君にならこの子達を任せられると思い、頼まれてくれないだろうか?」

「勿論大丈夫ですよ」

 

ゲンブさんは凄く嬉しそうにしてくれて、目に涙が零れそうになっていた。

 

「すまないが頼むよ。後、この笛をバロン君に」

 

ゲンブさんは壁画の直ぐ側に置かれていた笛を俺に手渡した。

 

「これは?」

「無限の笛じゃ。この笛は、かつてワシと戦ってくれていたポケモンがいるんじゃ」

 

ゲンブさんと共に戦っていたポケモンって事は相当強いな・・・

ランクルスにゴチルゼルはこうなることが分かっていたのか、静かに見守っている。

 

※無限の笛※

あるポケモンを呼ぶ笛。

(今は伏せておきます)

 

ゲンブさんは満足そうに笑うと、ゲンブさんの体から光の粒子が出て来た!

 

「ゲンブさん!?」

「ワシは満足じゃ。無事に遺産も相続出来た。ワシのポケモンも任せられる。すまないが後の事、頼むぞ」

「うん!わかった!元気で!」

 

ゲンブさんから出ていた光の粒子は完全に消えた・・・

そこには、バロンとゲンブさんのランクルスとゴチルゼルだけしかいなかった。

 

ランクルスとゴチルゼルのモンスターボールはゲンブさんの部屋に置いてあった。

更に遺産相続の名前の所に俺の名前が書かれていた。

 

相続されるもの

ゲンブの屋敷

ゲンブのポケモン達

ゲンブの全財産

コウジンタウン

 

コウジンタウン!?

この町を貰えるの!?

 

ゴチルゼルとランクルスは俺が紙を見て驚いているのを見ていたが、この町の事だと直ぐに分かったみたいで頷いてくれた。

 

「とりあえず、これからよろしくなランクルス、ゴチルゼル」

『『よろしくお願いします』』

 

とりあえずこの長い階段を登るのは流石にキツいから、助けを借りるか。

 

『バロン様。私はテレポートの技を使えるのでバロン様のお部屋にお送りします』

「ありがとう。頼むね」

 

ゴチルゼルは俺とランクルスの手を掴み、テレポートした。

転移先は先ほど言ったバロンの部屋。

テレポートが終わると、ゲンブさんの部屋に到着していた。

 

『ここが今日からバロン様のお部屋になりますので、ここにテレポートしました』

「なるほどね。ありがとう!コウジンタウンのみんなに挨拶はしないといけないね」

 

ゴチルゼルとランクルスは頷き、俺達はコウジンタウンのみんなに挨拶をしに行った。

その後、気になっていた無限の笛を屋敷の屋上に行って、鳴らしてみた。

 

ピーー!

 

その音が鳴った後、空から伝説のポケモン【ラティオス】と【ラティアス】が舞い降りてきた!

 

※ラティオス※【龍・エスパー】

高い知能を持ち、人間の言葉を理解する。

争いを嫌う優しいポケモンだ。

伝説の位では、上級になる。

 

※ラティアス※【龍・エスパー】

テレパシーで気持ちを通わせる。

光を屈折させる羽毛で体を包み姿を消す。

伝説の位では、上級になる。

 

「2体の、伝説ポケモン・・・」

『私達を呼んだのは貴方ね?』

「うん」

『その笛、ゲンブは逝ったのか・・・』

 

ラティオスは悲しそうに言ったが、直ぐに明るく振る舞うように言った。

 

『貴公が新たな主人になるんだな?』

「ああ。今日から俺がゲンブさんのポケモン達の主人に代わるから、よろしく頼む!」

『よろしくね。新しい主人様』

「とりあえず、ゲンブさん達のポケモン達にも挨拶をしておきたくて、案内頼めないかな?」

『勿論!貴方はお兄さんに乗ってね。ゴチルゼルとランクルスは私に乗って』

 

俺はラティアスに言われた通り、ラティオスに乗せて貰い、ゴチルゼル達はラティアスに乗った。

そして、俺達は飛び立った。

 

 

 

 

 

一方・・・

コウジンタウンの屋敷付近の木から黒い影がバロン達を見ていた。

 

「まさか、あの爺さんの跡取りがバロンになるとわ。ちっ!面倒くさい事になりそうだ」

 

その言葉を残し、黒い影は消えて行くように、その場から完全に消えた。

 




白龍 LV150【神】
メイビス LV148【エスパー・神】
レックウザ LV148【ドラゴン・神】
ブリガロン LV149【草・格闘】
メタグロス LV150【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
ゾロアーク LV135【悪】

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
主人公のバロンがコウジンタウンとゲンブさんのポケモン達を手に入れた。
色々と主人公のバロンが凄い事になっていってる・・・
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