六十三話
10番道路後半戦
☆メガヤミラミ・メガハガネールVSレックウザ・ゾロアーク☆
「レックウザ、ハガネールに火炎放射!ゾロアーク、ヤミラミに火炎放射!」
「ハガネール、レックウザにストーンエッジ!」
「ヤミラミ、ゾロアークに悪の波動!」
4体のポケモンの技が一斉に放たれ、バトル場の真ん中で衝突した!
技は両者押し返すことがなく、その場で爆発した!
「押し返せないか・・・」
「なかなか強いな・・・」
ポケモン達は俺達の命令を待っている。
ならば・・・速さで翻弄してやるか。
「レックウザ!お前の本当の速さで技【ドラゴンクロー】で2体を攻撃しろ!」
『了解!』
レックウザは両手を下に向け、爪から緑色の形状のオーラを出し、爪の形を形成した。
そして・・・レックウザはその場から消えた・・・
次に現れた場所は、相手のハガネールとヤミラミの後ろ・・・
レックウザはドラゴンクローを解除し、舞い上がった。
その時、ヤミラミとハガネールは同時にメガ進化が解け、地面に倒れた。
戦闘不能になったのだ。
レックウザは静かに俺の所に舞い降りた。
「ありがとうレックウザ。早すぎて見えなかったよ」
『これが我の本当の速さなので。白龍様には勝てませんが』
白龍は今のよりも早いのか・・・凄いな・・・
「俺のポケモンが倒れただと・・・」
「レックウザが消えたと思ったら、俺達のポケモンの後ろにいた・・・なんて速さだ・・・」
フレア団の2人はポケモンを手持ちに戻し、残りの1人を探しに行った。
「あ!待て!」
俺は直ぐに追いかけに行こうと思ったが、
『マスター我に乗ってくれ。直ぐに追いつける』
「ありがとう!」
俺はレックウザに乗り、フレア団を追いかけた。
その頃白龍の方は・・・
『あいつがイーブイを連れ去ろうとしていた奴か。あいつの手に持っている石は何だ?』
フレア団の団員が持っている赤い石をイーブイに近づけようとしていた。
『とりあえず止めておくか。神速!』
白龍はその場から消え、団員が持っていた赤い石も消え、イーブイもその場から消えた。
次に現れた場所は団員がいた場所から1㎞離れた場所だった。
『大丈夫だったかイーブイ?』
『うん。ありがとう!』
白龍は赤い石をマスターに届けようと思い、神速を使おうとしたが、イーブイをこのままにしておけばまた、先ほどの奴が来るだろう・・・
『イーブイよ。我と少し行動を共にしないか?』
『え?いいの?』
『勿論だ』
イーブイは凄く嬉しそうに
『ありがとう!』
そう言い、我の足下に寄り添ってきた。
『では行くか』
『はい!』
我とイーブイがマスターの元に向かう途中に名前だけ名乗っておいた。
これでイーブイも名前を呼ぶだろう。
「ちくしょう!あの白い龍!懲らしめてやる・・・」
先ほどの団員の目は赤く染まっており、
「どこに行きやがった~~!!!」
団員は雄叫びを上げた。
団員は目の前にあった木を見つけると、腕を横に振った。
すると木が切れた・・・しかも白い風の刃みたいなのがそのままその軌道上の木を全て切っていった・・・
「この力いいなぁ!」
この団員は、特殊な訓練を受けている、非公認の内の1人、バイズと言う。
バイズはポケモンを恐怖で支配する力を持つ。
そのバイスが怒り、力が暴走。今にいたる・・・
バイスは白龍を探すため、地面に手を付け支配の能力を発動させた。
支配の能力は感知能力もあり、相手の居場所が解る。
「見つけたぞ~!」
バイスは足に力を溜め、一気に力を放射した。その反動で人間の体で高速移動を行えるようにしたのだ!
白龍も感知能力を持っており、直ぐにこの異変に気付いた。
『あの人間・・・ヤバいな』
イーブイも何かが来てることに気付き、俺の後ろに隠れた。
俺はその人間が来るであろう場所を睨み付けた。
バイズは高速移動の時、邪魔な木を全て切り落とし、白龍の場所に迫っていた。
白龍までの距離はおよそ500m!
白龍の方も、睨んでいた場所の木が倒れていくのを目視出来たので、構えた。
『イーブイ、俺から少し離れていてくれ。先ほどの人間が来る』
『うん!』
イーブイは近くにあった木に隠れた。
その時!バイスが放った斬空刃が木をなぎ倒していき、イーブイの隠れた木を切った!
幸いイーブイは隠れている時、伏せていたので怪我は無かった。
『やろう・・・神の力を見せてやる!ゲイボルグ!』
白龍が右手を掲げ、ゲイボルグを形成し、バイスが向かってくる場所に放った!
ゲイボルグは周りの木を全て吹き飛ばしていき、バイスに向かって直線距離で突き進んだ!
「あの槍邪魔だなぁ!切ってやる!」
バイスは手を振って、また斬空刃を発射したが、ゲイボルグには勝てない。
簡単に弾き飛ばされゲイボルグはそのままバイスに向かって突き進んだ!
「ちっ!避けるか」
バイスは、足の力を使い、右の方へ大きく避けた。
そうしないとゲイボルグの攻撃範囲に入ってしまうからである。
ゲイボルグはバイスが避けた後、そのまま通り過ぎ、およそ1㎞まで飛んで行き、消滅した。
ゲイボルグの攻撃範囲はおよそ半径300mと広い・・・
バイスは瞬時にそこまで移動し、攻撃を躱したのだ。
今の攻撃で白龍もバイスの場所を性格に認識でき、白龍は神速を使い、バイスの真後ろまで瞬時に移動した。
そして、バイスが気付く前に首を叩き、気絶させた。
「なん・・・だ・・・と・・・」
バイスは最後にそう言い、完全に気を失い、地面に倒れた。
『この人間もマスターに持って行くか』
あ、イーブイも連れて行かないと。
白龍は先ほどの速さでバイスを担いでイーブイの所に戻って来た。
『待たせたな。それでは行こうか』
『うん!』
白龍はイーブイとバイスをサイコキネシスで浮かせ、マスターがいる場所に向かった。
マスターの場所に行くとき、フレア団が3人走って行くのが見えたので、更にサイコキネシスを使い、浮かばせた。
「あ!白龍~!フレア団を捕まえてくれたんだね!ありがとう!」
『ん?ああ。たまたま出くわしたので捕らえておいた』
白龍はマスターの所に静かに舞い降り、イーブイをマスターの所に持って来た。
「イーブイ。ここにいると危険だ。俺達と安全な場所まで一緒に来ないか?」
『ううん。僕、あなたのポケモンになりたい!僕、弱いままじゃまた襲われちゃうから』
イーブイは下を向きそう言った。
「なら、俺のポケモンになり、力を付けよう!」
『うん!』
俺は鞄からモンスターボールを取り出し、イーブイに軽く当てた。
イーブイはモンスターボールの中に入り、直ぐにカチッと音が鳴った。
「イーブイGETだぜ!」
『おめでとうマスター!』
※イーブイ※【ノーマル】LV90
不安定な遺伝子のおかげで様々な進化の可能性を秘めている特殊なポケモン。
特性【適応力】
タイプ一致技の威力が増加し、圧倒的な火力を得る事が出来る。
結構良い特性を持っているじゃないか・・・
技はどんな感じに・・・
堪える・攻撃を受けても必ずHPを1だけ残せる。
じたばた・じたばた暴れて攻撃する。自分のHPが少ないほど技の威力は上がる。
バトンタッチ・控えのポケモンと入れ替わる。能力変化は変わったポケモンが受け継ぐ。
恩返し・トレーナーのために全力で相手を攻撃する。懐いているほど技の威力が上がる。
技も申し分ないのだが・・・
気持ちの問題ではないか?
アルマトーレで特訓したらLVも心も格段に成長するぞ・・・
「イーブイ出て来てくれ」
『どうしたの?』
俺は単刀直入に、
「イーブイ。お前は良い特性と技を持っているが、心とまだLVが追いついていない。そこで、今は俺の街、【アルマトーレ】で修行しに行って欲しい」
『そこに行けば強くなれる?』
イーブイは心配そうにそう言ってきたが、
「心配するな。俺のポケモン達はそこで格段に強くなった。イーブイも必ず強くなれるぞ」
『分かった!そのアルマトーレに僕、行くよ!』
イーブイはそう言ってくれた。
「それじゃ、ラティオス!来てくれ!」
空に一点の光が見えた!
そこから物凄い速さでこちらに向かってくる影があった。ラティオスだ!
『待たせたな』
「大丈夫だよ。俺のイーブイをアルマトーレで強く育てて欲しいんだ。頼めるか?」
『勿論大丈夫だ。行くぞイーブイ』
『うん!行ってきます!』
イーブイはラティオスに乗ると、アルマトーレに出発した。
『もう行ったか。このフレア団達はどうする?』
「とりあえず、ジュンサーさんに引き取ってもらおうか」
俺は直ぐにジュンサーさんを呼び、少し待っていたらジュンサーさんが来てくれたので、引き渡した。
「捕まえてくれてありがとう!それでは失礼します!」
ジュンサーさんは敬礼をしてからバイクに跨がり、後ろの護送車と一緒に走り出した。
「フレア団の情報が出ると良いね」
『そうだな』
「それじゃ出発しようか。モンスターボールに戻って白龍」
『うむ』
白龍はモンスターボールに戻り、俺も再び自転車に跨がった。
俺はセキタイタウンをめざし再び自転車を漕ぎだした。
白龍 LV224【神】
メイビス LV204【エスパー・神】
レックウザ LV204【ドラゴン・神】
ブリガロン LV205【草・格闘】
メタグロス LV202【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
ゾロアーク LV187【悪】
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イーブイをGET出来ました!
アルマトーレで頑張って鍛えて貰いましょう。