七十三話
シャラジム戦
☆コルニVSバロン☆
コルニの残りはメガルカリオだけ。
俺はまだメガメタグロスの他に2体、控えがいる。
この勝負、勝たせてもらうぞ!
「行くよ!ルカリオ、抜刀!」
「抜刀!?」
※抜刀※
オリジナル技。
刀系統の時に良く使われる。
「炎を追加よ!炎剣!」
※炎剣※【炎】
刀に炎を纏わせる。
威力は技量により変わるため、測定が出来ない。
ルカリオは炎剣を両手で持ち、構えた。
こうなったら!
「メタグロス!ギアチェンジ!更にステルスロックを自身に装備!」
『了解!』
※ギアチェンジ※【鋼】
自身の攻撃力を上げ、素早さを更に上げる。
※ステルスロック※【岩】
辺りに鋭い岩をばらまく。相手がポケモンを交代するとき、自動で襲いダメージを与える。
メタグロスはギアチェンジを素早く使い、ステルスロックを出した。
そのステルスロックを自身に全て覆い、装備させた。
これで攻撃力が上がった状態に、更に素早さも上げた状態。更に!無数の岩を装備。
守りも攻撃もこれで万端だ!
「もう良いかな?」
「待っていてくれたんですね。」
「勿論♪この力を使うのに相応しい相手を完璧な状態で倒したいからね」
「分かりました。では!今の最終形態をお見せしましょう!」
『あの形態ですね?』
「そうだ」
メタグロスは体に纏っていた岩を全て消し、メガ進化も解除した。
そして・・・
「メタグロス!進化の真骨頂を見せろ!擬人化!」
「擬人化!?」
メタグロスの体から白い光が溢れだし、メタグロスのポケモンの体が人間の姿に変わっていく!
これを見たコルニも審判もこの力は知らなかったので、驚愕している。
メタグロスは青色のロングの髪に紺色のドレスを着た女の子に擬人化した。
『お・・・おんな・・・だと・・・』
ルカリオは男だと思っていたのだろう。
いつも僕って言ってるし・・・
コルニと審判も最初は驚愕していたが、擬人化したメタグロスを見てから頬を緩めた。
だって!超美少女だから!
「なんて可愛いのよ!ああ~!いいなぁ!」
「可愛い・・・」
審判はボソッと呟いた。
コルニは普通に大声でそう言い、バトル場に入ろうとしていたが、ルカリオに止められていた。
「コルニさん。もう少し待ってくださいね。」
「勿論よ!」
「メタグロス、完成形まで進めるぞ」
『はい!』
擬人化の時、安定して力を使うとき、魔法陣が展開される。メタグロスの魔法陣は青色だった。
メタグロスは目を閉じ、魔法陣を展開。魔法陣から青い光が溢れだした。
『僕に魔法の力を!魔装せよ!大地の女神・ガイア!』
メタグロスは宙に浮き、魔装を開始した。
頭には緑色のティアナを付け
紺色のドレスは白色と紺色の2色に変わり
足には銀色の軽い鎧が装着され
右手に長杖が握られていた。
杖の先端部分には、青い宝玉が飾られている。
擬人化のメタグロスの力。それは、神の力を纏うことが出来る事だったのだ。
メタグロスは魔装を完成させ、タイプが追加された。今のメタグロスのステータスは、
メタグロス・ガイア魔装【エスパー・地面・神】
特性【魔法強化・ガイアの加護】
魔法強化は魔法攻撃を強化する事が出来る。
ポケモン界では、例えるなら破壊光線とかが当てはまる。
ガイアの加護は、大地を支配する事ができ、受けるダメージも半減する事が出来る。
更に自動で体力も回復する。
『マスター。魔装完成です』
「良くやった!コルニさん。お待たせしました!」
「あ!ああ!うん!バトルだよね!」
『あの子とバトルか・・・』
コルニとルカリオは調子がおかしくなったみたいだが、大丈夫なのだろうか?
「あの?バトルしていいですか?」
「え?ああ!うん!大丈夫だよ!行くよルカリオ!波導弾!」
「そうこなくちゃ!メタグロス!大地でガードしろ!」
『大地よ。僕を守って』
メタグロスはそう言うと、目の前の大地・・・今はバトルフィールドがメタグロスを守るように、盾となった!
波導弾はその大地の盾により、攻撃を防がれた。
この大地の盾は防御が高く、メガ進化しているルカリオですら破壊出来なかった。
「破壊すら出来ないなんて。ならば、ルカリオ!炎剣斬!」
『了解!その盾、破壊してやる!』
ルカリオの右手に持っていた炎剣で大地の盾を攻撃した。
大地の盾は燃えたが、まだ破壊出来ない。ルカリオは破壊出来るまで攻撃を続けた。
その間、メタグロスの持っている杖が光りを増していった。
そろそろ頃合いかな。
『マスター。いつでも発動出来ますが、この攻撃をするとジムが壊れちゃいますよ』
「そうなの?」
『はい。この技は広範囲技でして、このシャラシティすら破壊出来ちゃいます』
「えげつないな・・・他の技にするよ」
『はい』
コルニとルカリオは大地の盾を破壊するのに夢中だから、話しは聞かれていない。
他の技は・・・これにしよう!
「メタグロス!ウォールクラッシュの準備を。盾が破壊された時に放て」
『はい』
※ウォールクラッシュ※【岩】
相手に岩をぶつけ爆発させる。
技量により、威力は大きく変わる。
メタグロスの持っていた杖から岩が出て来たが、まだ放たない。
待機中の岩はどんどん大きさを増していった。早く放たないと爆発が凄まじくてジムが崩壊する。
その時、大地の盾に亀裂が入った!
「よし!この攻撃で大地の盾を破壊だ~!炎帝斬!」
『ウオオオオ!』
※炎帝斬※【炎】
炎剣の上位版。
更に炎を纏い攻撃する。当たった場所に炎が燃え移る。
威力は技量により大きく変化する。
ルカリオは炎帝斬を上段斬りで大地の盾を切り裂いた!
大地の盾は激しく燃え、切り裂いた場所から崩れていった。
だが、その盾の先に見える物は絶望しか無かった・・・
「メタグロス、放て」
『はい。ごめんねルカリオ。このバトル僕の勝ちだ』
メタグロスは待機させていた大岩を、盾を破壊したルカリオに放った。
その瞬間、メタグロスは数歩下がり、バロンの直ぐ側により、
『大地の大楯!』
メタグロスは先ほどの盾より更に大きく分厚い大地の盾を出現させた。
その瞬間、ルカリオに大岩が当たった。
「メタグロス!コルニに盾を!」
『もうやってますよ。ルカリオは・・・対戦相手だから・・・』
「仕方ないか・・・戦闘不能になるだけだよね?」
『勿論です』
その頃コルニは・・・
よし!この炎帝斬で最後だ!
盾は破壊され、メタグロスに攻撃すれば!
ルカリオが大地の盾を破壊した時、目の前に見えたのは、メタグロスが大岩を待機させていた時だった。
その大岩、メタグロスが持っていた杖を振り下ろした瞬間、ルカリオに飛んで来た!
その時、コルニの足下が膨れあがり、コルニは尻餅を着いた。
その膨れあがった場所は先ほど破壊した大地の盾があった。ルカリオの姿は見えない。
その後、大地が揺れる程の衝撃が起きた!
あの大岩が爆発したのだ。
コルニは咄嗟に大地の盾にしがみつき、飛ばされないようにした。
ルカリオは目の前で起きた爆発により大きく飛ばされ、コルニがいる大地の盾にぶつかった!
ルカリオは爆発により飛ばされるときに、波導を放出させダメージの軽減は出来たが、受けたダメージは相当大きい。
この爆発は直ぐに収まったが、俺達を救ってくれた大地の大楯は、半壊状態。コルニの盾も大楯だ。
メタグロスはバトル中でも、周りを良く見ていて、爆発が始める前に審判の方、ジム全体に大楯を発動させたのだ。そのおかげでジムも人も安全だった。
これ程の力を使っているのに、メタグロスは疲れも見せていない。
それは、ガイアの加護の効果もあるだろう。
自動で体力が回復させる効果で、大技を使っても少し経てば回復するのだから。
この力はメリットが凄く良いが、勿論、デメリットもある。それは、
『マスター。こっちを見ないでくださいね。魔装を解除するので』
「あ、ああ。向こうを向いておくよ」
力とはあまり関係ないが、魔装を解除するとき、着衣が無いのだ。
そのせいで、一番始めの時は死にかけたからな。
『もう大丈夫です』
そう言われ振り返ると、ポケモン状態のメタグロスがいた。
少し残念だが、擬人化の方が良かった。
「さあ、コルニの元に行くか」
『はい』
俺達は少し煤の臭いが残るバトル場を歩き、コルニの元に行った。
大地の大楯は、メタグロスが擬人化を解くときに、消しているので今はもうない。
勿論、見えないようにしてからだけど・・・
「ああ。バロン君ね。勝利おめでとう!これが勝利の証、ファイトバッジだよ!LV200まではポケモンがGETしやすくなるよ」
「ありがとうございます!ファイトバッジ、GETだぜ!」
『よし!』
メタグロスで完封勝利も出来たし、擬人化の魔装も問題なかった。
さあ!次の冒険にでようか!
「ところでさ。バロン君に話しがあるので事務所まで来てくれるかな?」
あ・・・
やっぱりこうなるよね・・・
「はい・・・」
俺はコルニに連れられてジムの隣にある、事務所に向かうことになった・・・
審判の方は先ほどの勝負で気絶したみたいなので、ルカリオが抱えて着いてきていた。
レックウザ LV224【ドラゴン・神】
ブリガロン LV222【草・格闘】
メタグロス LV224【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
ゾロアーク LV202【悪】
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遂に4個目のバッジGETだぜ!
次は5個目のヒヨクシティに行こうかな。