幻次元ゲイム ネプテューヌ -少女達の非日常な日常-   作:橘 雪華

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某イラストサイトを眺めていてふと思いついた短い文。

ちなみに今回グリモちゃん以外の人の出番はほぼありませぬぞ。


イラストサイト

とある日の昼間、自室にて。

 

「うぅん…退屈だな…」

 

わたしことグリモは、絶賛暇を持て余し中。

 

「ロムちゃんとラムちゃんは見当たらないし、フィナンシェさんとかミナさんは忙しそうだし…」

 

まぁ、そんな理由があって一人で退屈な所だ。

クエスト受けてモンスター相手に特訓でもいいけど…今はそんな気分でもない。

 

……あ、そうだ。こんな時は…

思い出したようにベッドの脇に置いておいたポーチを開け、中から一つの携帯端末を取り出す。

 

「じゃん! 一見ルウィーで一般的に出回ってる二画面の携帯端末だけど、この前ネプギアに改造してもらってNギア同等の性能になった携帯機!」

 

……って誰に説明してるんだろうわたしは。

ともかく、元の名前同士を合わせたら、うーん…NSってところかな。

 

「確かNギアってネット機能とかあったはずだから、これにも……あった!」

 

NSを操作し、ある項目を見つけてそれを選択する。

その項目とは…インターネット。

 

そう、わたしの思いついた暇つぶし法とは、ネットサーフィンである。

まぁ、読書とかゲームでもよかったんだけど、折角ネプギアに色々してもらった物だし、使ってみたいって気持ちの方が強かった。

 

「ちゃんとネットには…繋がってる。とはいえ、何を検索しよう?」

 

うーん、と暫く考えて、とりあえずということでブランさんの名前を入力して検索をかけてみる。

すると出てきたのはブランさんの事が書かれたneppediaというのや、イベント情報、はたまた女神グッズなんかの情報まで表示された。

 

「はー…流石に色んなサイトがあるんだ…あ、ブランさんのブログだ」

 

ちなみにブランさんがよく書いてるらしい作品に関しては見当たらなかった(恐らく後ろの方のページにはあるだろうけど)

 

「イラスト…? へぇ、ファンアートなんかもあるんだ」

 

ふと目に付いたブランさんのイラスト画像をタッチペンでタッチすると、そのイラストの置いてあるページへと飛ばされる。

そこは、色んな人が絵や小説やらを投稿してるらしいサイトのようだった。

 

「へぇ、こんなサイトが…絵を描ける人ってすごいなぁ」

 

投稿者によって絵柄の違うブランさんの絵を眺めながら関心する。

こういうのって、ファンアートっていうんだっけ?

 

「そうだ、ロムちゃんとラムちゃんの絵はあるかな」

 

ふと気になって、イラストサイトにある検索機能を使って二人の絵を探してみる。

するとヒット数は流石にブランさん程ではないにしろ、沢山の二人の絵が表示された。

基本的に現実でのイメージと一緒で、ラムちゃんは活発そうに、ロムちゃんは大人しい感じに描かれている。

なんとなくだけど、二人の絵を見る度にほっこりというか、嬉しさに似た感情が湧いてくる。

 

そして時々二人と一緒にブランさんが描かれた絵や、背丈の近いもう一人の女の子が一緒に描かれた絵も。

もしかしなくても、これって…

 

「わたし…?」

 

黒色のコートに身を包み、二人に手を引かれて戸惑いながらもどこか嬉しそうな女の子の絵。

絵のタイトルや、タグ?というのを見れば、そこにはやっぱりわたしの名前。

 

「ふ、二人とよく一緒にいるから、かなぁ」

 

自分の絵となるとなんだか恥ずかしさがこみ上げてくる。

うぅ、顔が暑い…

 

「こ、こっちのページなんか何があるのかな!」

 

端末の前で顔を赤くするわたし。

傍から見たら心配でもされそうな状態を振り払うべく、わたしは適当に目に付いたところをタッチした。

 

――その時は恥ずかしさのせいで、タッチした部分の文字をよく見ていなかった。それが良くなかった。

 

次の瞬間、表示された画面を見てわたしは思わず固まった。

 

「な、な…な…っ!!?」

 

そしてみるみる内に顔に熱が集まる。

それはもう、さっきの比じゃないほどに。

なぜかというと、それは――

 

 

 

――表示されたページは、春画……所謂、えっちな絵が置いてある場所だったからだ。

 

「こ、こっ…こ、これは…」

 

しかも飛んだ元のページのせいか、主に表示されているのはロムちゃんラムちゃんの。

っていうかこれ法的にほっといていいの!? アニメとか漫画みたいな感じの絵にはなってるけどさぁ!

 

絵の種類は、服が破けて大変なことになっていたり、ただ単に何も着ていなかったり…果てには二人が絡み合って……

 

「はわわ…」

 

だ、だ、ダメだダメだこんなもの見たら! 怒られる! ああ、でも、もうちょびっとだけ――

 

「グリモちゃーん、いるー? ミナちゃんがおやつ用意してくれたから一緒に食べよ!」

「ぴきゃああああああああっ!!?!?」

 

突然、それはもう突然部屋の扉をガチャリと開けながら登場したラムちゃんに、わたしは半ば悲鳴じみた声を上げながらNSを上に放り投げてしまった。

 

「わっ! な、なになに!?」

 

わたしの声に驚いてるラムちゃん。

でもわたしの方はそれどころじゃなくて、落ちてきたNSをわたわたとしつつキャッチし、そしてすぐさま電源を強制シャットダウンさせた。

 

「………」

「え、えっと…グリモちゃん?」

 

ラムちゃんがよんでいる。でも、もうだめ。

電源を切るまではなんとかできたけど、既にわたしの頭は驚きやら恥ずかしさやらでぐちゃぐちゃで、完全にオーバーロードじょうたい。

つまり。

 

 

 

「……きゅぅ」

「え? ちょっ、グリモちゃん!? しっかりしてグリモちゃーん!!」

 

そのまま顔を真っ赤にして気絶したわたしは、見事におやつを食べ損ねましたとさ。

 

ちなみにその日以来、NSでのネット機能は当分使わなくなりました。




ちなみに作者はロムちゃんラムちゃんの新しいイラストを見かける度にテンション上がったりしてます。だってかわいいんだもの!

これ、もしもグリモちゃんの絵とか実際に描いてもらったりして見たら歓喜で発狂しそうだなぁ…描く技術もなければそんな物好きな人はいないでしょうけどね! っていうかいない!(断言
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