魔法少女リリカルなのは【魔を滅する転生砲】   作:月乃杜

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第16話:新生 召喚師メガーヌ

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 クイントとの契約は恙無く終了をして、地刃星マンティスのクイントとして冥闘士が誕生する。

 

 一ヶ月間のクイントからしてみればすわ、断食かと思うくらいには食べてはいないから頭の中が空腹であっぱらぱー化しており、若返らせられて一〇代の小娘まで見た目が変わってしまった上、ゲンヤとの結婚前まで戻ったから肉体的には初めての経験も同様、セカンド・バージンを奪われた事に少しくらいの怨み言は言いたい。

 

 それでも、契約通りに一夜だけの過ちとばかりにユートがあの夜を蒸し返す事は無かった。

 

 序でに普段から冥衣では余りにも目立つからという事で、別の世界にて視る機会があった魔導具を造っていたからと提供されている。

 

 オリジナルに在ったインテリジェントデバイスみたいな思考したり喋ったり、そういった機能に関してはオミットをされているものの、可成りの高い機能を詰め込んだ魔導具であったと云う。

 

 名前は“ラカ”とか。

 

 本当に今回は犬にでも噛まれたと思って諦める事にして、今は未だ目覚めていないメガーヌ・アルピーノの云ってみれば御見舞いに来ていた。

 

 その腕には未だにきちんとした思考回路も持っていない赤ん坊、メガーヌ・アルピーノの娘であるルーテシア・アルピーノを抱いている。

 

 医療ポッド内のメガーヌは素っ裸、何らかの液体に満たされてはいるけど呼吸は可能らしい。

 

 勿論、ユートが意識の無いメガーヌにそんな事はしないと確信しているのだが、それは直接的に抱かれたからこそ理解も叶う信頼感だった。

 

 少なくとも、メガーヌが目を覚まして口説き落とすその時までは手を出さないであろう。

 

「クイントさん」

 

「ああ、シャマル先生」

 

「そろそろルーテシアちゃんもお眠の時間みたいですから」

 

「そうですね」

 

 星帝ユニクロン――第九七管理外世界・当該惑星名:地球、この惑星の存在する太陽系に最大級の大きさを持つ木星が在るが、この惑星の謂わば裏に置かれているのが神造惑星たるユニクロン。

 

 嘗ては“カオスブリンガー”たる破壊の神が宿っていたものの、超ロボット生命体トランスフォーマーとの全面戦争に敗れて次元の海を漂い続け、【スーパーロボット大戦α】の世界の裏木星へと漂着していたのをユートが発見、その世界に於けるGGG長官の大河幸太郎の提案で略取をして、それ以来はユートの本拠地に改造されて運用中。

 

 空間湾曲技術で太陽系をもすっぽり収まる程の内部空間を持ち、食糧生産惑星ユニウスセブン、海洋惑星オーシャン、技術惑星マギ・テクノス、冒険者惑星アドベンチャー、金属生成惑星メタルビルドなどの惑星が浮かんでいる。

 

 それとは別にユニクロン自体を活用した施設も置かれており、その内の一つが医療スペースに使われていてクイントやルーテシアやメガーヌは、この場所で治療を受けている状態だった。

 

 八神シャマルは受け持ちの女医という立場で、驚いた事に彼の古代遺失物“闇の書”の守護騎士の一角であり、今は主たる八神はやての家族枠として医療関係で働いているのだとか。

 

「それじゃ亜美、ルーテシアを寝かし付けておいて貰えるか?」

 

「ええ、判ったわ」

 

 青に近い黒髪……実質的に青髪をボブカットにした見た目は高校生くらい、然しながら眼鏡は兎も角として白衣は彼女が女医であると示す。

 

 名前は水野亜美。

 

 うん、【美少女戦士セーラームーン】に登場する『水の星、水星を守護に持つ知性の戦士』本人であり、猫のアルテミスが目覚めと同時に例の組織に斃されてしまって“セーラーV”が現れる事が無かった世界線から引き揚げて来た。

 

 転生しながら記憶を呼び起こす切っ掛けが掴めなかった世界線、最初に目覚めたのはアルテミスと出逢った愛野美奈子――セーラーヴィーナス、彼女はプリンセス・セレニティの影武者的な立場にて、自らを守護星の頭文字からセーラーVと名乗りつつダークキングダムというか、下部組織であるダークエージェンシーと闘っていた様だが、ユートが関わった世界ではアルテミスが死亡して居なかったから、愛野美奈子が戦士として覚醒をする事も無かったらしい。

 

 結果、クイン・メタリアやデス・ファントムやファラオ90やネヘレニアやセーラーギャラクシアといった連中が好き勝手をし始め、地球の支配やら破壊やらの敢行をするのは誰かで地球上にて揉め始めたくらいである。

 

 仕方がないからと特殊な契約を交わした上で、ユートがそいつらをぶちのめす事になったのだけれども、契約の為には全セーラー戦士が同意をしないといけないのに何人か足りなかった。

 

 別星系の火球皇女やスターライツは契約の対象外の筈で、未来のセーラーちびムーンも居たのに契約を交わす者が足りない。

 

 実は【美少女戦士セーラームーン】に関しては其処まで詳しくない為に、誰が足りていないのか直ぐには判らなかったのだ。

 

 最終的に足りなかったのは未来の四守護神達であると判明、ユートは大急ぎでデッド・ムーンの本拠地へと殴り込みを仕掛けてアマゾネス・カルテットをぶっ飛ばして“緑之浄解(クーラティオー)”をした。

 

 セーラージュノー、セーラーベスタ、セーラーセレス、セーラーパラスに戻してやる。

 

 ユートが【HUNTER×HUNTER】の世界に行って手にした念能力、それの半分は【勇者王ガオガイガー】を基としていて“姿を変えられたり洗脳された存在や呪われた存在”を、天海 護(ラティオ)戒道幾己(アルマ)の様に浄解が出来るのが緑之浄解(クーラティオー)赤之浄解(ペンテルム)だった。

 

 元々は“徐念”の心算で作ってみた念能力ではあったのだけど、意外や意外というべきかユートの中に在るイメージがゾンダー核や原種核を素体に戻すというものだった為、徐念は勿論の事だったが呪物の昇華や洗脳解除や切った貼ったされている肉体の復元まで行う超念能力に。

 

 例えば、【鋼の錬金術師】の可成り序盤に出てきた父親によりキメラ化された少女が居たけど、ユートの“赤之浄解(ペンテルム)”でならそれすらも戻せる。

 

 尚、方向性が違うから“緑之浄解(クーラティオー)”でキメラ化を浄解する事は出来ない。

 

 態々、二種類の浄解を用意しているのも決して伊達では無いのだ。

 

 地球のというかシルバーミレニアムの戦士達は大分馴染んでいた、別星系の火球皇女やスターライツの面々だと天犀領国の国主に火球皇女が就いて、スターライツは地球でやっていたスリーライツというアイドルグループを結成していた。

 

 どうでも良いが、ブラックムーンを叩き潰した際に“あやかしの四姉妹”たるペッツとカラベラスとベルチェとコーアンだが、敵対こそしたけれど美女姉妹なので鋼の英雄神ペルセウスから簒奪をした権能――【闇を祓いて娶る美姫(プリンセス・アンドロメダ)】を用いて、その敵対心の優先順位を下げて配下に置く。 

 

 須佐之男命が八岐大蛇を討ち果たして櫛名田比売を娶り、ペルセウスが海獣ティアマットを討ち果たしてアンドロメダ姫を娶るなど、竜蛇の属性を持つ怪物を英雄神が討ち取り、美しき姫をその腕に抱く所謂噺の“ペルセウス・アンドロメダ型神話”は枚挙に暇が無い。

 

 これは【カンピオーネ!】の世界でユートが斃したペルセウスが言っていた事だが、彼の英雄神が斃した海獣こそが後に娶ったとされるエチオピアの王女アンドロメダで、討った竜を自らのモノとしたというのがあの世界での神話の真実。

 

 それが故に原典で草薙護堂が討った際にはまた別の権能だったけど、ユートがペルセウスを討って獲た権能は斃した敵対関係にある女性から自身の優先順位を引き上げる権能と化した。

 

 結果、生まれた歳が下の順に敵対者として現れた“あやかしの四姉妹”だったが、コーアンを皮切りに殺さぬ様に手加減をして気絶させては肢体を堪能させて貰い味方に付けていく。

 

 説得するより簡単だから。

 

 彼女達……四姉妹は“Beauty Quartette”という化粧品店を天月領で開いている。

 

 更にどうでも良い話だけどセーラーギャラクシアを筆頭にシャドウ・ギャラクティカだったり、デス・バスターズの“ウィチーズ5”であったりも基本的に同じ運命を辿ったと思えば正解だ。

 

 少なくとも、敵対者だった頃より生き生きとして暮らしているので問題も無い。

 

 全員が基本的に国主たるネオクイーン・セレニティとして振る舞う月野うさぎ、彼女の許にて生活をそれぞれの職業に勤めながら動いている。

 

 中でも、水野亜美と冥王せつなはユートの秘書官の一人として数えられており、パンドラとしてユートの筆頭秘書官をしている月嶋夜姫が秘書官の全てを統括していた。

 

 クイントがユートと死後契約を交わして暫くの時が経ち、相変わらずポッド内で眠り続けているメガーヌをまるで望むかの様に、ルーテシアが『あー、あー』と未だ喋れない身で腕を伸ばす。

 

「そろそろ、ルーテシアも話が出来る様に成るであろう年頃だしな」

 

 拙いながらもユートの名前を言おうとしたり、クイントの事を認識したりと成長も著しい。

 

「うん? 気配が!」

 

 ピクピクと指先が動く。

 

「目覚めたか」

 

 ユートはスマホを手にすると、電話番号を押してクイントへと繋ぐ。

 

〔もしもし〕

 

「クイントか、メガーヌが目覚めるみたいだからルーテシアを連れて来てくれ」

 

〔っ! 判ったわ〕

 

 バタバタとしてしまったけど、ルーテシアを抱いたクイントが医療ポッドに容れられたメガーヌの前にやって来たら、既に目を開いていた彼女が顔を赤らめながら此方を見詰めていた。

 

「クイント……なの?」

 

「ええ。私は毎日、貴女の様子を見ていたけれど貴女からしたら何ヵ月振りかしら?」

 

「そんなに経ったのね」

 

 下半身は見えない仕様だけど、上半身は丸見えである為に、素っ裸なメガーヌはそれなりに母性を感じさせる胸部装甲をユートに視られており、羞恥心から頬を朱に染めているけどよく知っているクイントの登場、その胸に抱かれたルーテシアらしき赤ん坊の姿、それにユートは命の恩人であるという事実から恥ずかしがりながらも視られるのを許容している。

 

「これから治療溶液を排出するからポッドが開いたらシャワーを浴びて、それが済んだら取り敢えず間に合わせで用意した患者用の衣服に着替えてから、予め準備させているメガーヌの病室の方へ来てくれるか? 説明もしたいからな」

 

「判ったわ」

 

 流石にユートはいつまでも見続ける心算は無かったらしく、クイントには伝えておいたポッドを置いた部屋からメガーヌの病室へと向かった。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 約一時間後、患者用の衣服に身を包みながらも確りルーテシアを抱くメガーヌ、そして未だフラフラと足下の覚束無い彼女を支えているクイントが病室へと入ってくる。

 

「改めて、初めましてだねメガーヌ・アルピーノ女史。僕の名前はユート・オガタ・スプリングフィールド・アシュリアーナ、アシュリアーナ真皇国の真皇をしている」

 

「はい?」

 

「ま、そういう反応になるよな」

 

 訳知り顔なクイントが、腕組みしながら盛大にうんうんと頷いていた。

 

 これはクイントも通った道。

 

「自称で真皇とか受け継いだとかじゃないんだ、僕がアシュリアーナ真皇国を興した真皇本人で間違いない」

 

「そんな、まさか? 真皇陛下というのは後の世の創作とすら云われているのに!?」

 

 ユートも最初に真王なる聞いた事も無いベルカの王の王号を知り、創作だと聞いたら然もありなんと頷いてしまうくらいだったのだから。

 

 然しながら、聴けば聴く程にユートとの符合が著しいのが果てしなく気になったし、聖王の鎧とかいうのが明らかに“双子座の黄金星聖衣”とか、ユートが造っていたパワーアシストの無い代わりに魔力や霊力や氣力や念力など、単一エネルギーでも扱える様にした“星聖衣(スタークロス)”であると云うのだから苦笑いしか出ない。

 

 それは即ち、再誕世界でも有った過去への遡行が起きる事を意味していたからだ。

 

 果たして、“システムUーD”たるエグザミアが顕れた頃に未来より訪れたギアーズの二人、これに惹かれるかの如く十数年後のヴィヴィオ・ゼーゲブレヒトとアインハルト・ストラトスとトーマ・アヴェニールとリリィ・シュトロゼックが顕れ、ユート自身はといえば約六〇〇年前の古代ベルカの時代へと跳ばされてしまった。

 

 そして出逢ったのが“最後のゆりかごの聖王”であるオリヴィエ・ゼーゲブレヒト、更には当代である“黒のエレミア”のヴィルフリット・エレミアであったと云う。

 

 ユートはオリヴィエとヴィルフリットと共に、シュトゥラ王国に招かれてクラウス・G・S・イングヴァルトとの既知を得て、未来の真王と聖王と覇王が知らず知らずの内に仲良く成った。

 

 だけど後の新暦に於ける歴史の示した通りに、オリヴィエは“ゆりかごの聖王”として即位をする事となり、クラウスも『和を以て覇道と成す』をキャッチフレーズに覇王の道を、ユートは元々から古代ベルカの時代に跳ばされいた暁美ほむらとシュテル・スタークス――正確にはこの時点では星光の殲滅者(シュテル・ザ・デストラクター)――と共に、ヴィルフリットを連れて旅に出て古代ベルカのとある傍系王族とされるアシュリアーナ公国に身を寄せた。

 

 尚、ほむらとシュテルはこの頃だと未だに男女関係には無くて、友人と離ればなれになった寂しさを紛らわす為にユートはヴィルフリットと閨を共にしていたりする。

 

 クラウスからは別れの最後の刻まで男であると思われた侭だったが、揺ったりとしたフーデットローブに身を包むから肢体の線が判らないだけであり、ヴィルフリットも脱げば普通に女性らしい体付きをしていた。

 

 まぁ、彼女の一人称が『ボク』だったのも勘違いを助長させたのであろうが……

 

 更にどうでも良いが話だけど、ヴィルフリットとの関係はほむらとシュテルに可成り色々と考えさせたらしく、アシュリアーナ公国の公女であったリルベルトとの婚約を期に二人はユートと男女としての関係を持つ決意に至る。

 

 ヴィルフリットは放浪癖が有るのもあってか、正規の真王妃には成らず愛人枠で旅から帰ってきたら抱かれ逢瀬を愉しむ事にしていたが、それでも彼女は【閃姫】としての契約を交わしているから現代にも実は生きて旅をしているし、偶には帰ってきてユートと肌を重ねては愛を囁き合った。

 

 ヴィルフリットの子孫であり、現代に生きている“黒のエレミア”の継承者はユートの子孫でもある訳だが、真王とエレミアが交わったのは現状で後にも先にもヴィルフリット・エレミアのみ。

 

 それは兎も角、召喚を除けばメガーヌも近代ベルカ式を扱う一員なれば無視は出来ない。

 

 勿論、メガーヌは真皇国の人間では無いのだから皇に対するきちんとした対応さえ誤らなければ平伏する必要までは無いが、真正古代ベルカ式を識る六〇〇年前から存在する真皇陛下ともなれば貴重な知識を持っているだろう。

 

 事実として、ユートはあの頃に使われていた筈の魔導を視ているのだから【神秘の瞳】により、ある程度ではあるものの覚えていたり何なら修得している魔導だって在るのだ。

 

 しかも喪われた聖王、王位を持たない覇王家、傍系の傍系でしかない現在の雷帝家なんかとは異なって、今尚も真皇国の真皇として君臨をしているらしいのがユートであるからには、ベルカ式を扱う魔導師としては一定以上の敬意を払いたい。

 

 とはいえ、現代まで真皇国というのは存在こそ確認されていたものの、領国は幾らも在ったけど本国と呼べる場所が未確認だったのと真皇陛下が現れない事から眉唾な事と捨て置かれていたし、だからこそ時空管理局は領国に対してでかい面をしながら管理世界に加われと莫迦を言っていた。

 

 然しながら真皇は普通に居たし、そうなる前であるユートが過去に跳んだ瞬間に自身の存在を明かしてもいる。

 

「つまり私はミッドチルダに帰れないし、時空管理局にも戻れない……と?」

 

「ああ。ミッドチルダに帰るならスカリエッティの一味に、時空管理局に戻るなら最高評議会からの刺客にいつの間にか抹殺というか暗殺されているんじゃないか? そしていずれにしても肉体はスカリエッティに弄くり回されてレリックウェポンにされる……母娘(おやこ)共々にな」

 

「な、何故ルーテシアまで?」

 

「レリックウェポンの資質は遺伝子的に似通う、或いは魔力資質により適合不適合が決まるのか。どちらにしても君ら母娘は間違いなく適合されるから、君にしても娘であるルーテシアにしても浚われるだろうね」

 

「そんな……」

 

 絶望がゴールだと謂わんばかりのユートの言葉に正しく絶望の表情、クイントからしたらこれもまた数ヶ月前に自分が通った道、うんうんと瞑目をしながら訳知り顔にて頷いていた。

 

 そんな今の彼女はユートの冥闘士の一人である地刃星マンティスのクイント、地煞星七二星という冥闘士という意味に於いては下位の冥闘士に過ぎないが、その実力は元々の陸戦AAでしかなかったのが嘘に思える程に脅威のオーバーSランク。

 

 空戦が可能ならば時空管理局入りをした世界線での高町なのはや、フェイト・T・ハラオウン、八神はやての三人をも屠れるだけの強さだ。

 

 それも三人同時に。

 

 尚、ユートの魔改造が入った三人娘を相手にしたら普通に一対一で敗ける。

 

「さて、ルーテシアを護る為にも君がミッドチルダに帰るのは賛成出来ない。君が暗殺されでもしたらルーテシアは心に闇を背負うだろうからね。それこそ、『親が居ないから自分には心が無い』とか言い兼ねないな。此処から勝手に出て行って将来的にはスカリエッティの実験体かもね」

 

「うう……」

 

 流石にユートも空気を読んでいるのだろうか、普段ならヤりそうな耳許で囁くかの如く不安感を増し増しに煽りに煽る事はせず、極々普通に話す形でメガーヌやルーテシアの未来像を語った。

 

 騙るのでは無く語る。

 

 ユートは飽く迄も真摯に語るのだけどいまいち胡散臭い、その所為かどうにもメガーヌは矢張りというかジト目に成ってしまう。

 

 斯く云うクイントも同じだったからであろう、うんうんと訳知り顔で頷いているのだった。

 

 

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 セラムンの設定は結構昔にセーラー戦士が未覚醒だった場合の地球の末路的な、明らかにバッドエンドな噺だったから暗くなるだけだったので、御蔵入りした挙げ句の果てに前のサイトに上げない侭に塩漬けして、サイト消滅と共に消滅してしまった噺です。

 いつ覚醒したのかよく判らない外部太陽系戦士の二人は覚醒しましたが、所詮は二人だけでしかなかったのでタリスマンを強奪されて敗れた感じに成りました。

 というより、未来がどうのとか当時はいまいち思い浮かばず御蔵入りした気がします。
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