魔法少女リリカルなのは【魔を滅する転生砲】   作:月乃杜

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第6話:電脳世界 VRとは違って

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 電脳世界――それは電子生命体などが暮らしている世界、例えば【デジモンアドベンチャー】や【デジモンテイマーズ】などデジモンシリーズに登場するデジタルモンスター。

 

 ユートが共に動くパートナーとするガジモン、彼もデジモンの一種だから基本的に電脳世界に暮らしているし、パートナーとかでは無いのだけどユートが神器の【魔獣創造】の禁手で創造をしたロイヤルナイツ、彼らも種族的な意味合いで云うのならばデジモンに属している。

 

 他にも、ある程度の意志を持った電子生命体はユートが創造をした電脳世界(デジタルワールド)で暮らしていた。

 

 また、ユートのみならず【閃姫】の中にデジモンのパートナー持ちが居て、彼女らのパートナーデジモンも電脳世界で暮らしている。

 

 電脳世界はデジモンのみならず、データウェポンと呼ばれる存在も本質は武装なれど平和な暮らしをしているし、何なら魔力で生まれたユニゾンデバイスやインテリジェントデバイスでさえも、電脳世界へとダイブをして普通に暮らしていた。

 

 人間でさえVRのダイブで無く、電子化による直接的なダイブで電脳世界へと入る事が出来る。

 

 この電脳世界だからこそ出来る、それに嘗てのVRを主とした世界で生きてきた【閃姫】も居た。

 

 シリカのプレイヤーネームで動いていた彼女、綾野珪子(あやのけいこ)も【閃姫】としてこの世界に生きているので、SAOとALOだけでなく風神アエリアの姿をインストールが可能。

 

 勿論、他にも同世界の【閃姫】が何人か居る。

 

 電脳世界の力を現実世界に実体化が可能と成っている為、現実世界で綾野珪子達が電脳世界の力を自らにインストールする事も出来た。

 

 実際にユートなら、電脳世界の能力を現実へと持ち出してしまう事も可能だが、実は綾野珪子が風神アエリアの力を使えるのは【輝威(トゥインクル)】と呼ばれるモノで、ユートの【閃姫】の中でもレアスキルと云える程度には希少で貴重な能力である。

 

 同じ世界の桐ヶ谷直葉も同じ能力を発動して、地神テラリアの能力をインストールが可能だ。

 

 朝田詩乃もシノンのネームで何故かGGOでは無くてSAOに現れて、ユートやシリカやリーファやサチといったメンバーと冒険をする事に。

 

 シノンも太陽神ソルスに成っていた経験から、彼女も矢っ張りアンダーワールドにて使っていたアバターの姿と能力を獲ている。

 

 これらはSAOのアンダーワールドにログインをする際、結城明日奈を筆頭にスーパーアカウント成る特殊なモノを用いて行われていた。

 

 【閃姫】契約をした際、この時の経験が活かされのが神の称号を持つ【輝威】と云う訳である。

 

 SAO時代のアバターと能力を使える関係から、綾野珪子と桐ヶ谷直葉と幸田紗智と朝田詩乃らは【聖域】での任務に参加をしていて、他にも何人かは居るけど取り敢えずチームを組んでいた。

 

 デジモン組がチームを組むのと実は同じ理由、能力を併せた方が遣り易いのだと云う事だから。

 

 勿論、必要に応じてチーム編成を変えるけど。

 

「レイジングハート、シミュレータはどうなっているの?」

 

「そうですね、新しく構築しましたシミュレータは良い感じに成っています。ですが、マスターを準拠に製作したので彼女らには難しいかと」

 

 美白で金髪をサイドテールにした紫瞳の美少女が答えるが、高町なのはの目の前にに立っているピンクと白のドレス姿な彼女を、間違いなく『レイジングハート』と呼んだ。

 

「ホント、前から思ってたけれど便利だよね?」

 

「そうですね、マスター。貴女が握る杖としての私では無く、こうしてヒトの姿で差し向かって話せる機会が訪れるとは思いませんでした」

 

「優斗君が構築したこの電脳世界、この空間に限って云えばレイジングハートみたいなインテリジェントデバイスも、こうしてヒトの姿を執る事が出来るんだもんね? しかも、機械的な音声じゃなくって肉声で、更に同じ言語だから嬉しいな」

 

 電脳世界であるが故、謂わばVRよりリアルさは遥かに上で、現実には存在し得ない事も出来る。

 

 レイジングハートが美少女高校生の姿をしているのも、電脳世界(デジタルワールド)にて彼女自身が自分のアバターとして、杖の姿から再構築をしていたから。

 

「マスター、そろそろ昼休みも終わりですよ?」

 

「あ、いっけない! それじゃあ、私戻るね!」

 

「はい、彼方側でもまた宜しくお願いしますね」

 

「うん!」

 

 電脳世界から消えたなのはは再び実体化(マテリアライズ)して、現実世界(リアルワールド)との出入口に顕れ、その手の中には自分の為の魔導杖であるレイジングハート。

 

「行こっか、レイジングハート」

 

《Yes Master》

 

 待機モードの紅い小さな宝玉の姿へと戻って、なのはからの言葉にレイジングハートが応える。

 

 昼休みも終わったから、なのはは自分の生徒達の許へと戻った。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 レイジングハートとは異なり、デジモンは普通に電脳世界での姿の侭に現実世界へ実体化する。

 

「テイルモン! さぁ、今日の任務に行くよ~」

 

「ええ、ヒカリ」

 

 見た目には中学生くらいの少女、実年齢に関しては数えるのを止めた八神ヒカリは、八神はやてと苗字は同じだけど姉妹は於ろか親戚ですら無い赤の他人、抑々にして元の住まう世界から異なっているのだから、血の繋がりは当然ながら皆無。

 

 パートナーのテイルモンは真白な猫という姿。

 

「ヤッホー、ヒカリさん」

 

 そんな八神ヒカリとテイルモンに近付くのは、高校生か大学生かの見た目の女性と見た目には花みたいなデジモン、それは藤枝淑乃とララモンというパートナーであった。

 

「淑乃さん!」

 

 地球とは違う、時空管理局からしたら管理外世界と呼んで建前上では干渉をしてはいない世界、ユートの【聖域(サンクチュアリ)】では何らかの提携を結んでいる世界であれば、事件や事故などで助けを求められた場合に依頼料は取るけど派遣をする。

 

 そして、冒険者ギルドみたいな形にて依頼書を貼り出して行き、その依頼書を見て仕事を選んでいく形態を採用しているので、基本給以上のお金が欲しいなら依頼を受けていく必要性があった。

 

 基本給は【聖域】に詰める事への拘束時間への対価であり、慎ましやかに地球の日本で暮らすのなら割りと充分な金額が支給されている。

 

 詰まり全く依頼を受けなくても、単純に生きていくだけであるのならば何の問題も無い訳だ。

 

 然し事、女性陣は男共に比べて何かと入り用。

 

 お洒落に気を遣いたいだろうし、甘い御菓子だって食べたいかもで、ブランド物に深い興味は無くても、ある程度には持ちたいかも?

 

 宿舎的な月村家の邸からは出て、自分の家が欲しいなんてのも有るのかも知れないであろう。

 

 欲望を叶えるにはお金が要る。

 

 スバルとギンガの母親、クイント・ナカジマも毎日を腹一杯に食べる為には働かねばならない。

 

 尤も彼女は、その肢体を一度のみとは云えども捧げた事で、腹一杯とまではいかないまでも腹八分目くらいには無償で食べているが……

 

 メガーヌもクイントと同じく契約をしており、此方は一夜のみならず幾度と限らずその身を捧げてる為、自分自身と娘のルーテシアが暮らしていく分には、特に某かの問題が起きる事も無く遣っていけている。

 

 ティーダ・ランスターは射砲撃を得意としている魔導師だが、現在は冥衣を与えられた冥闘士としての戦闘方法も使えるから近接も可能だ。

 

「さぁ、君の罪に潰れろ!」

 

 数えさせず潰す気満々、殺意マシマシな科白と共に二挺拳銃なデバイスを手にガン・カタを。

 

 【リベリオン】なる映画で行われていたという()()の銃アクション、だけど今のティーダであればそれを現実に使う事すらも容易かった。

 

 バリアジャケットでは無く、冥界の鉱石の如く漆黒の全身鎧に身を包んだ冥闘士のティーダは、然しその重量を感じさせない軽やかなアクションにより、見ている人間が思わず目を見開く程に驚くガン・カタを魅せ付けている。

 

 原典では、妹に形見として遺してやる事すらも出来ない程度には破壊されており、詰まり今現在のティーダが持つ二挺拳銃のデバイスはユートが新たに与えた物、勿論だけれど製作をしたのは例の二人――マリエル・アテンザとシャリオ・フィニーノだから【聖域】謹製の代物。

 

 その名前は『クロスブレイバー』とされた。

 

 二挺拳銃というより、ティアナが持つ事になるクロスミラージュの謂わば同型機と成っていて、スバルとギンガのマッハキャリバーとブリッツキャリバーと同様の関係である。

 

 白を基調とするクロスミラージュとは異なり、クロスブレイバーは黒を基調の色に成っていた。

 

 漆黒の冥衣と併せれば寧ろ似合いと云えよう。

 

 二挺拳銃なダガーモードならば、元より本来のインテリジェントデバイスとは違い、それは寧ろアームドデバイスに近い頑強さを誇る。

 

 ガン・カタを敵に対して披露をする姿は差し詰め円舞、円運動を主軸とした舞踏の如くその動きは飽く迄も優雅にして華麗、そして苛烈に。

 

 尚、戦闘力の向上の為に冥衣を纏ってはいるのだけれど、普通に魔力にて構築したバリアジャケットを、その身に装着する事も可能だ。

 

「ハァァァッ!」

 

「ギャァァァァァァッ!?」

 

 遂に敵対者の魔導師に必勝の一撃を入れると、ソイツは汚ならしい悲鳴を上げつつもブッ飛ぶ。

 

「ぐべらっ!?」

 

 見事にグリップ部位にてぶん殴るアッパーカットが決まり、遥かな上空へと吹き飛ばされてしまった犯罪者が今度は頭から車田落ちした。

 

「罪の購いはどうだい?」

 

 それは飽く迄も、優雅にして華麗なのである。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 電脳世界の一角に、デジモンとは明らかに違う機械的な姿をした獣達が優美な暮らしていた。

 

 一角獣や獅子や大蛇や大猪や巨牛や赤竜や不死鳥という、何処かで誰かしらが見掛けた様なそんな獣達は仲が良いのであろうか?

 

 青髪の美少女と赤毛の美少女と、何故か獣達が寄り添っている。

 

 青髪の美少女はベガ、赤毛の美少女はエリス・ウィラメット、とある世界の地球にて異星より現れた災厄に立ち向かった者達であった。

 

 ユートが二人との出逢い、青髪の美少女ベガは原典の約一七年くらい前に倒れていた彼女を助けたのが切っ掛けだったが、本来なら西園寺 実が助けていたのだろうけど一歩早く接触をしていて、最終的にベガとユートが西園寺家に引き取られる形に成った訳であり、勉強に関してはユートが教えていた事から草薙圭介との出逢いが潰れてしまった為に、二人が結ばれる事も無くなり本来なら生まれた筈の少年は存在しない。

 

 とはいえど原典を識るユートは兎も角として、そんな世界線を知る由も無い二人、片や草薙圭介は同じ職場の後輩と滅法幸せな結婚をしていて、闘いが有ったのは勿論だけど知っていても関わる事など全く無く、ベガは名前を偽る事自体が無くなって西園寺ベガと名乗りつつ、西園寺 実が組織をした“GEAR”の副司令の立場に収まっていた。

 

 ユートは基本的に少年の姿を執ってGEAR所属のメカニックであり、立場的には後にGEARアメリカより派遣されたエリス・ウィラメット、彼女とは似たものと成っている。

 

 というより、折角だから御近づきに成ろうかと彼女が通うMITにて、同じ年齢となり戸籍的に視れば同じく一〇歳で卒業という事に。

 

 まぁ、再誕世界ではもっと早くMITを卒業しているのだから、経歴的には全くの嘘では無い。

 

 尚、ユートは必要が無い限り誰かを傷付ける嘘は吐かないので、エリスには本来の年齢というか少なくとも一〇歳で無い事は教えている。

 

 この闘いで、集められた六体のデータウェポンと呼ばれる電子生体が、現在のユートが構築した電脳世界に棲まう彼らであったと云う。

 

 ベガとエリスはその後に彼方側の世界を出て、ユートに付いて行く事を決めたという訳だった。

 

 因みに、使われていたGEARとギアコマンダーは惑星アルクトスへの返還、地球への保管などせずベガと共に持ち逃げした形に成っている。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 ユートの仕事は多岐に亘った。

 

 連邦制に移行をして約一〇年が過ぎた地球にて連邦議会の取り纏め、財団法人【OGATA】のCEOとしての仕事、【聖域】の教皇、アシュリアーナ真皇国の真皇として国家運営などである。 

 

 今現在は【聖域】地球本部で新人の訓練も見ているのだから、普通の人間であればとっくの疾うに目を回して過労死が待った無しだろう。

 

 だけどユートはダイオラマ魔法球という魔導具を持った、しかも嘗てとある帝国の第三皇女から贈られた特注品で、正に“精神と時の部屋”と呼んでも差し支えが全く無いくらい倍率を誇る程。

 

 即ち、内部時間で一年が経過しても外部時間は僅か一日という。

 

 原典でもそうだが、再誕世界でも彼女が兄へと貸し出したダイオラマ魔法球は特製であるけど、外部時間の一日が内部時間で三〇日に引き延ばされるというタイプで、凡そ三六五倍から比べれば三〇倍というのは可愛らしい機能だ。

 

 因みに彼女は対外的には生涯を独身で身を慎ましやかに生きていき、帝国の為に尽力をしつつ豪胆な生き様を見せたと云われていたりするが、実際には処女では無かったし、二百数十年後には世界さえも捨ててユートの再誕世界から消えた。

 

 長命種であるからこそ成立した事なのだろう、勿論だけど彼女は再誕世界から消えたのは間違いないが、要するにユートと共に外の世界へと出て行ったに過ぎない。

 

 ただ、それだけの事だ。

 

 ユートは一日の休みが有れば三六五日の間は休める為、単純な意味では過労死をしたりはしないのだろうけれど、一人で全てを視る事など物理的に難しいから違う方法を以て色々と統べている。

 

 先ず【聖域】に関して教皇ではあるものの、抑々にしてその役職自体が女神アテナの代理人。

 

 ならば、その女神アテナ本神に【聖域】を総べて貰えば良い。

 

 【カンピオーネ!】世界の闇にして原初の女神とはいえアテナはアテナ、ならアテナの地上代行者の教皇など不要では無いが必須でもない。

 

 それこそ白銀星闘士(シルバーセイント)祭壇座(アルター)に、教皇の代行者として立って貰えば済む話ではなかろうか?

 

 代行者の代行者、だけど日本では古来よりそれが採用されてきた。

 

 とはいえど、ハルケギニア時代に祭壇座の聖衣を任せていたのは義妹のルイズであったが故に、暫くの間は祭壇座を任せる者が居ない状況。

 

 だから八年くらい前に、嘗ては真のアテナの下で彼女の目と成り働いたパルティータへ任せる。

 

 パルティータ・セルシウスとは、再誕世界で時間遡行をした際に【聖闘士星矢LC】の世界へ跳ばされてしまい、その時に出逢った杳馬の妻として天馬星座のテンマを産んだ母親にして、女神アテナに天界で仕えていたオウルの座に居た者だ。

 

 天魁星メフィストフェレスの杳馬として冥衣を纏った冥闘士にして、その魂は杳馬の肉体に縫い付けられて刻の裏側に封印され続けてきた刻の神であるカイロスであり、トリックスター気取りにて刻を思う様に操作してきた性格が最低の屑。

 

 こいつの暗躍が廻り巡って一巡目から二巡目、更に【聖闘士星矢ND】という三巡目が出来た。

 

 飽く迄もユートが認識しているという意味で。

 

 一巡目の世界は無くなって良かったのだろう、冥王軍が勝利を収めてアテナでさえ殺されてしまった世界、唯一の生存者たる牡羊座が時間遡行で【聖闘士星矢LC】の二百数十年前に跳ばされて、自らがその時代の牡羊座の黄金聖闘士として聖戦を闘い最初に死んだらしい。

 

 即ち【聖闘士星矢LC】は二巡目の世界である。

 

 平行世界である処か、実は平行異世界である筈のこの世界に何故か転生をしたパルティータは、イタリアの商家セルシウス家に生まれた。

 

 聖祥大附属小学校に転校をして来た彼女には、前世や前々世での記憶も持ち合わせていた様だ。

 

 なので、彼女が一二歳で中学生に進学した時点で祭壇座の白銀星闘士としてスカウトしている。

 

 ギリシアのアテネ郊外である聖域に居る訳では無くて、彼女は今も聖祥大学に通う大学生の身ではあるけど、祭壇座の白銀星聖衣を纏う教皇代行としての身分で、その商人としての辣腕を存分に揮ってもいた。

 

 財団法人【OGATA】のCEOに関して云えば最初から任せた人間が居て、基本的には彼女へと丸投げをしているに等しいから問題は無い。

 

 アシュリアーナ真皇国は、第一真皇妃リルベルト・ル・ビジュー・アシュリアーナが治めており、ユートは完全に彼女へ任せた侭である。

 

 地球連邦議会の総議長としては、発起人でもあるから必要に応じて各国首脳陣を召集していた。

 

 だからこそ忙しさはあるのだが、【聖域】地球本部に詰めている。

 

「さて、そろそろミッドチルダでレリックを巡る争いが起きるな。問題はゼストは向こう側に居るとして、ルーテシアが此方側だからな。どうやって動かしているのやら?」

 

 メガーヌだって確保が出来ていないのだから。

 

「連れて行くのは新人達。原典でも一応は彼らで何とか出来ていたし。それに、なのはにフェイトにはやてにヴォルケンリッター、機動六課の面子を矢っ張り集めるかな?」

 

 拠点は【聖域】ミッドチルダ支部を使えば良いだろうし、問題が有るとしたなら黄金聖衣持ちが複数人居るのだろう事、更に時空管理局だけでは無くて、スカリエッティ側にも一人居る事か。

 

「蠍座のエウラリア……か。沙織お嬢さんの後釜的な次代のアテナの代の蠍座だった。彼女が? それこそパルティータみたいに転生を?」

 

 彼女との縁は飽く迄も教皇と黄金聖闘士でしかなかったが、アテナの名の許に共に敵対者と闘った仲では間違いなくあったのだが……

 

「ガワだけの別人って可能性も高いんだけどな」

 

 情報源はいつもの通り狼摩白夜、どうやら彼女も原典というのを持つ黄金聖闘士だったらしい。

 

「兎に角、遣るっきゃないか」

 

 未だに判らない事も多々有るが、取り敢えずは遣るべき事を遣るしかないのだと開き直ったのだと云う。

 

 

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