side ジェイル
現在、リヴァイヴプロジェクトに対する我が開発チームの中間報告会を行っている。会議室にはオレを含めて各班のチーフが円卓に座っている。
「現在の進捗状況を各部署ごとに報告してくれ」
まず最初に黒髪の男が立ち上がる。
「機体班のユウダイだ。とりあえず仮組みを始めている所だ。終わり次第パーツの再調整を終わらせて本組みを始める。全体行程で言うと約7割が終了した所だ」
ユウダイが座り、今度はその隣の金髪の優男が立ち上がる。
「ソフト班のラウだけど、こっちの方はイメージ・インターフェイス以外は完成してデバック作業中だね。イメージ・インターフェイスの方は全く進んでないよ。というか曖昧過ぎて分からないから全員に意見を聞きたいんだ」
「それに関しては、このあと時間を取ろう。次だ」
ラウが座り、今度はその隣の眼鏡をかけた赤毛の少女が立ち上がる。
「武装班のイルヴァ。基本武装の方の設計とかは終わってる。第3世代の特殊武装はまだ。イメージ・インターフェイスが分からない。製造が終わったのは試射中。それだけ」
そう言ってイルヴァが席に着く。頭が痛くなる。自分で集めておいてなんだが、バカの集まりだ。
「一つだけ言わせてもらいたい。なんで製作を始めて一週間でここまで出来上がってるんだよ。世の中にケンカ売ってるのかお前らは?」
「ケンカ売ってるのはジェイルの方だろう。あんな物を作ろうとしてるんだから。そっちの方の設計はどうなってるんだ?」
ユウダイがそう答え、残りの二人も興味が既にそちらに向かっている。溜息をついてから空間投影型モニターに設計図を展開して三人に投げ渡す。
「最低限の設計は既に済んでいる。各々の意見は?」
しばらく眺めてからユウダイが答える。
「ISコアが無ければこれが限界って所なのか。それにしてもISに比べるとデカイし装甲も厚いな。パワードスーツよりロボットと言った方が良いか。あと、背面のハードポイントが気になるんだけど」
「火器管制とかはISのを流用出来そうだけど、姿勢制御はこのままじゃ大変そうだね。設計図を見る限り、出来るだけISの要素を排除しているみたいだけど、エネルギーシールド位は積んだ方がスマートな仕上がりになるね」
「サイズアップすればISのを流用できる。こっちの方が強力なビーム兵器とか使えそう。楽しみ」
「こいつの売りは幾つか考えている。一つ目はISと違い普通に量産出来る事。二つ目にユウダイが気にしている背面のハードポイントだが、こんな物を考えている」
新しいモニターに設計図を展開して先程の様に三人に投げ渡す。
「できるだけISとの差別化を図る為にこいつには拡張領域は存在していない。それを補う為に身体をあちこちに武装を取り付けようと思ったんだが、空気抵抗を考えると得策ではなかったのでな。背面に武装を格納したコンテナを担ごうかと考えている。サブアームも取り付けてフルバーストも可能だ。コンテナ自体にスラスターを付ける事によってPICへの負荷も減らしてある。被弾して誘爆なんて眼も当てられないから装甲もかなり厚くなっている。中には武装以外にバッテリーも積もうと考えているんだがどう思う?」
「気になったんだけどさ。こいつって単騎での運用を考えて無いよな。多少は出来るだろうけど、少なくとも一対一では考えて無い」
ユウダイの言葉に、ラウとイルヴァがもう一度設計図を見直し始める。
「戦闘継続時間の予想が意外と短い。ISの半分位なんて、いや、近くに拠点か母艦があれば背中のコンテナを交換すればいいのか」
「予備の弾丸が少ない。使い捨て?コンテナが開いて盾、違う、壁?陸戦も可能」
「最後にこいつだ」
最後の設計図を展開して三たび投げ渡す。
「装備や資材を満載した上で36機を搭載可能な空中母艦か。コストが馬鹿にならないな。武装が若干頼りないし、あくまで現場までの足と補給がメインか」
「おもしろくない」
「技術的には可能だね。ISは数が少ないから必要無いものだけど、兵器として産み出されるこれには必要になってくるね。というよりまだ名前は決まらないのかい?ハッキリ言って、これとかこいつ、あいつって言い難いんだけど」
まあそうなんだが、中々これと言って良い名前が思いつかないんだよな。それでも無い才能を振り絞って考えてはある。
「一応考えてはある」
「気になる」
「アンジュ・デシュ、ADだ」
「堕天使か。ISを天使と見立てて、その技術を利用して世界から追い出そうとするこいつを堕天使と見立てるのか。皮肉だな」
「総称はそれで良いとして個体名はどうする?実際の堕天使の名前でも持ってくるのかい?それなら僕はサマエルを押させてもらうよ」
「特にこれと言って決めていない。ユウダイとイヴァルは何かあるか?」
「無いな」
「おなじく」
決まりだな。
「現時点を持って総称をアンジュ・デシュ、個体名をサマエルにする」
「「「了解」」」
「話を戻すがADは母艦か拠点との連携が基本になっている。性能ではISに劣るために運用法としては部隊を組むのが普通だ。基本は四機で一個小隊、三個小隊で一個中隊、三個中隊で一個大隊、一個大隊で母艦を一隻と考えている」
「そこら辺は軍が考えるだろう。それよりもこのコンテナなんだが、あまりにも大きすぎる。もう少しコンパクトにできないのか?それか、全体に広げる様にできないのか?」
「どういう事だ?」
「つまり素体を用意して、それに追加の装甲やスラスターを換装するとか。その場合は素体の身体の至る所にはハードポイントを用意しておく必要があるが、その方が運用の幅が広がると思うんだが」
「確かにその通りだが、コストがヤバい。ワンオフならともかく、量産機にそんな物を用意すれば、すぐに破産するだろう」
「あ~、確かにそうだな。出来るとしたら専用武装とそれを扱う為の補助装置位か」
「コンパクトにするとバッテリーを積めなくなる。そうすると稼働時間半分以下になり、補給の時間が倍以上になる。それ位なら多少ウェイトを増やしてでもこの大きさを保つ必要がある。最悪、パージすればデッドウェイトにはならん。コンテナ自体はイルヴァが言った様に陣地を形成する為の壁にもなる。空から攻められればそれまでと言いたいだろうがこのコンテナは繋げる事が出来るのも特徴の一つだ。やろうと思えば、家だって作れる仕様だ」
「本当だね。それどころか母艦の応急修理にも使えるようだね。おそろしく多目的に作られてる」
「無駄が嫌いだからな。その分コストがかかる。ADを装備一式揃えるとISの2割増と言った所だな。それでも真っ正面から戦車や戦闘機に圧勝でき、戦場を選ばず、ISとも戦えるのなら、需要は今なら絶対にある」
表面上は女尊男卑だが会社や軍、政府のトップは未だに男が着いている。簡単な話、いきなり素人がトップになれば共倒れになるからだ。それでも少しずつではあるが女性が占め始めている。それに焦り始めている所にADが登場すれば、食い付くのが眼に見える。
「まあ、未だにパーツ一つ製作していないから時間がかかる。この話は横に退けてイメージ・インターフェイスに付いて話そう」
「それについてはオレの祖国である日本が製作した素晴らしい参考資料がある。それをオレなりに編集した物を用意してきた」
「「「参考資料?」」」
何故そんな物が存在する?というよりユウダイの言い方では普通に配布されている様に聞こえる。少し不安になってきた。ラウはまたか、といった顔をしている。何か知っているのだろうか?イルヴァは不安より期待の方が上回っているようだ。オレはイルヴァの逆だな。
「まあ百聞は一見にしかず。とりあえず見てくれ。ちなみに三十分程だけど時間の方は大丈夫か?」
「オレは問題ない」
「僕もだけど、また見せられるのかい?」
「アレとは別だ。今回は本当に参考資料になりそうなのをまとめてきた」
以前にもあったのか。余計に不安になってきたが予定よりも時間は確保出来ている中、三十分なら捨てても構わないと判断する。
「早くして」
イルヴァは子供の様にそわそわしている。
「それじゃあ、再生するぞ」
先程まで設計図が移っていたモニターに映像が流れ始める。その映像とはカラフルな色のロボットが戦闘を行なっているアニメだった。
「ユウダイ、これは?」
「こいつは日本にあるロボットアニメの中でも結構な歴史を持つ奴でな。あっ、このあとに注目して」
とりあえず疑問を置いておき、映像に集中する。
「これは!?」
白い機体の背部に取り付けられていた板が機体から離れてコの字型に変形し、自由自在に飛び回りながらビームを吐き出す。
「BT兵器、コックピット内にパイロットの脳波を増大させる装置を取り付けてあって、増大された脳波でコントロールを行なう兵器だ。再現出来ればイメージ・インターフェイス搭載機と言っても言いだろう」
「ラウ」
「少し難しいかな。そもそも僕は脳科学については完全に専門外だ。ユウダイもそうだろうから脳波を増大させる装置を作るのも無理だ」
「イルヴァ」
「これ自体を作るのは出来る。でも、動けるかは分からない」
「そうか」
「一応、区分が少し違う物もある。こっちの方はパイロットとの神経接続によって操作している」
「そっちの方が現実的だね。最も時間はかかるだろうけど」
「どれ位かかりそうだ?」
「搭乗者に負荷がかかる様な真似はしたくないからね。最低でも1年は欲しい」
「なら保留だな。ユウダイ、一番現実的なのはどれだ?」
「たぶんこいつだろうな」
ユウダイが端末を触ると戦闘機が宇宙を飛んでいる映像に切り替わる。その戦闘機が人型に変形し、追加装甲と思われる部分から大量のマイクロミサイルが顔を出す。そして、パイロットの男の視線に合わせてロックオンしていく。次の瞬間、全てのマイクロミサイルが一斉に発射されていく。
「マルチロックか。確かに現実的だ」
「だろう。こいつならラウとイルヴァの仕事が増えるだけでオレ達はADの製作に取り掛かれる」
「ラウとイルヴァは」
「少し大変だけど、これ位ならやれるよ。デバックに時間がかかるかもしれないけど2、3ヶ月あればやってみせるよ」
「ミサイルの小型化に時間がかかる。でも2、3ヶ月でやる」
「決まりだな。ラウとイルヴァは最優先でこのマルチロックの再現を頼む。ユウダイは半分をISに回しつつ、もう半分でADを再設計してくれ。外見等は気にしないが、性能とコンテナだけは変更するな」
「「「了解」」」
「オレは面倒だが社長と共に色々と顔を出さなければならなくなった。現場の指揮は全て任せる。何かあればコチラから連絡する。気をつけろ。もしかしたら社長はADの事に気付いているかもしれない。でなければ急にあちこちのパーティにオレを連れて行く意味が分からん。機密重視だ。絶対に漏らすな」
「任せとけ」
「頼む。オレの味方はお前達だけだ」
それだけを告げて会議室から出る。自室でシャワーを浴び、ラフな格好から正装に着替える。軽く香水を振って鏡の前に立つ。それが終わると携帯端末でアレクシアを呼び出す。2分程で執事服に着替えたアレクシアが部屋にやってくる。その後、二人でパーティ会場へと向かう。今日のパーティはデュノア社と提携している会社の令嬢の誕生パーティで、今日が社交界デビューだそうだ。そういうオレも今日が社交界デビューだったりする。緊張は全く無い。
「それにしても私まで参加するとは思ってもいなかったわ」
「社長命令だから仕方ない。一応はオレの付き人として振る舞えだとさ」
「ある程度のマナーしか知らないわよ」
「それで十分だ。問題を起こさなければ良いだけだからな」
「ジェイルは、大変そうね。作り笑顔に従順な振りまでするのだから」
「それも今だけだ。ああ、アレの名前が決まったぞ。アンジュ・デシュ、ADだ」
「堕天使ね。良い名前じゃない」
「そう言ってくれるとありがたい」
それで会話が終わり、パーティ会場に到着する。ロビーで親父を待ち、共に会場へと足を運ぶ。そのまま親父に連れられて挨拶回りをする。ここで顔を売っておけば後々の有利に繋がるので覚えてもらえる様に動く。似た様な事が数日続く事を考えると少し鬱になる。会う女性、会う女性のほとんどが傲慢と言うか高飛車と言うかそんな感じばかりだ。もう少し、現実を見ている女性は居ないものかな?大体の挨拶が終わり、疲れたから端の方にいると親父に一言だけ告げて壁際に移動する。そこにアレクシアが飲み物を持って現れる。
「お疲れさま」
渡されるオレンジジュースを飲み干して、グラスをテーブルに置く。
「予想以上に気疲れする」
壁に身体を預けて視線を上に向ける。そこで奇妙な物を見つける。照明のいくつかに何かが貼付けられている。
「アレクシア、何か変な物を見つけてしまった」
オレの視線を追ってアレクシアもそれを見つける。
「C4じゃない!!」
驚いたアレクシアが叫び、その数秒後に起爆された。天井が崩れて降り注ぐ中、会場のほとんどの者が出口に向かって走りだしている。オレは爆発と同時にアレクシアに押し倒されていて身動きが取れないでいた。
「落ち着いて。相手の目的が分からない以上、迂闊には動けないわ」
「最もだが、見えているのか」
照明は全て壊れ、ほとんど何も見えない状態である。
「ある程度は見えているわ」
その言葉と同時に耳元で何かの音が聞こえた。
「アレクシア。今何をした」
「安全装置を解除したのよ」
安全装置。ということは
「銃を持っていたのか」
「護身用よ。予備の弾薬も何も無いから撃ち切ったらそれまで」
しばらくの間、じっとしていると周りの動きは無くなったようだ。眼の方も慣れてきたのか、うっすらとだが見えてきた。
「とりあえず、私達が目的ではなかったようね」
そのようだな。何故なら目の前で何者かが誰かを攫おうとしているのだから。救助しようとしているのなら、あんなに暴れたりはしないはずだ。この暗闇で相手の顔は分からないがおそらくパーティに来ていた令嬢の誰かだろう。
「やれるか?」
「攫われようとしているのが邪魔ね」
「オレが奇襲をかける。あとは任せるぞ」
「了解」
気付かれない様に這って進み、ある程度の距離を詰めてから立ち上がり攫おうとしている影に体当たりする。相手が体勢を崩した所で攫おうとしている誰かを抱えて横に飛ぶ。それと同時に発砲音が聞こえ、先程の影が倒れる。それを見届けてからアレクシアがこちらにやってくる。
「他にも居るかもしれないわ。早くここから離れましょう」
「ああ。立てるか?」
腕の中に居る誰かに問いかける。
「む、無理」
オレの服をしっかりと握り、震えながらそう答える。声からして女の子、それもオレと同い年位だろう。
「なら少し我慢しろ」
右手を肩に回し、左手を膝裏に回して抱きかかえる。所謂お姫様抱っこだ。
「アレクシア、先導してくれ」
「こっちよ」
アレクシアの影に付いていきながら移動していると、何かを踏んだ。気になったので、幾つか蹴りあげて左手で握りポケットに入れておく。
普通の入り口とは別の裏口に当る扉から通路に出る。ここは非常灯が点いていたので歩き易くなる。
「居たぞ!!こっちだ」
「走って」
背後から声が聞こえると同時に走る。アレクシアは背後に銃を撃ちながら舌打をする。どうやら弾切れの様だ。通路を曲がると先程まで居た空間に銃弾が走る。
「不味いわね。せめて武器があれば」
「アレクシア、こいつは使えるか」
一度抱えていた子を降ろしてポケットから先程拾った物を取り出す。
「フォークにナイフ。十分よ」
アレクシアはオレの手からフォークとナイフを奪い取り、通路を曲がってきた男の喉を切り裂き、腰のホルスターから拳銃を奪い取って眉間に銃弾を叩き込む。そのまま追っ手に向かって牽制射撃を始める。
「使い方は知っているわね」
弾が切れた拳銃をオレに渡しながら、マシンガンを拾い上げ牽制射撃を続ける。
「使った事は無い」
「十分よ。良い、絶対に躊躇わない事。躊躇えば、貴方とその子の命は無いわ。狙いは頭じゃなくて足を撃ちなさい。防弾ベストを着ているから胸に撃っても効果的ではないわ。足なら殺さなくても済むわ」
話しながらも死体から弾を奪い取って渡してくる。
「貴方もここからは立ちなさい。死にたくなければね」
オレが抱えていた子は泣きそうになりながらも頷く。
「アレクシア、死ぬなよ」
「それはこっちの台詞よ。また、あとで会いましょう」
そう言って角から飛び出して行ってしまう。
「行くぞ。ゆっくりでも良いから、前に進むんだ」
弾倉を入れ替えた銃を右手に持って、左手で彼女の手を握って歩き出す。今、オレは人生の中で二番目に緊張している。一番は二年前のあの日、親父にオレは親父に取って何なのかを問うた時。今は人の命を奪うかもしれない現実に緊張している。地図を思い出しながら非常階段までの道のりを描く。最短コースで行ければ普通に歩いてでも3分とかからない。警戒しながらでも10分もかからないはずだ。一秒が何分にも感じられる時間が流れる。
最短コースの中でも最も危険な場所がある。それは非常階段前の角だ。角を曲がってすぐの場所に非常階段がある。オレならそこに見張りを置いておく。逸る鼓動を意思で押さえつけながら件の角に近づく。角に着いたら、そこで一度深呼吸をしよう。それまで頑張れと心の中で思いながら歩く。
そこで角から現れる人影を見て、思考が一瞬止まる。
向こうもこちらに気付いたのか銃を向けようとしているのがゆっくりと分かる。撃っても間に合わない。そう感じると同時に彼女を押し倒して自分も床に伏せる。頭上を弾丸が過ぎて行くのを感じながら、言われた通りに足に向かって引き金を引く。予想以上の反動に驚きながらも人影が倒れるのを見て安心しようとして、相手が取り落とした銃を拾おうと動いているのを見て、もう一度引き金を引いた。何処に当ったのかは分からない。いや、分かっているはずだが理解を拒んでいる。引き金を引いた瞬間、相手の身体が少し跳ねて、それから一向に動きが見えない。
おそらく、頭部に当たった。
それを理解してしまった頭が、身体が震え始める。
「あ、あああ、ああああああああああ」
そのまま何度も引き金を引き続ける。
人を殺した。
それなのにこの手に何も感じない。これが、これが現代の兵器。オレは、オレはこれを産み出そうとしている。
こんな物を手に持ち、スポーツとして扱っているIS。彼女達は理解しているのだろうか。こんな、旧世代の兵器でも簡単に人を殺せる。最新鋭の兵器をスポーツの道具と勘違いしているこの世界は、歪んでいる。
壊す必要がある。そんな常識を。
そして、作り直す必要がある。現実を。
その為ならオレは、世界を闘争に導く。
弾が切れた拳銃を投げ捨てて立ち上がり、オレが殺した男からマシンガンを奪い取る。防弾ベストも剥ぎ取りそれを身に付ける。血が付こうが関係ない。
オレの何処かで覚悟が決まったのだろう。もう後戻りは出来ない。なら何処までも突き進もう。世界をあるべき姿に導く為に。その為に
「オレは死ねない」
side out
名前を決めるのって面倒ですよね。中々良いのが出てこない。
もう安直で良いやと堕天使をフランス語にしただけのアンジュ・デシュに。
性能に関してはまだ秘密という事で。一応単騎では、余程のことが無い限りISに勝てないという設定です。大きさが逆ですけどKMFがMSに立ち向かう位。絶対防御は無いので普通に死にますし。
とりあえず殺人処女を捨てちゃいました。初期の予定ではもう少し後だったのですが、急にやりたくなってしまいました。名前が出ていない彼女、ちょい役にするかレギュラー化するかちょっとだけ悩んでます。
原作キャラが、というかシャルが出てくるまで後2話です。