選び出されるは新たなる御使い   作:甲虫

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どうも甲虫です。

初投稿です。

つたない文章に加え誤字など多く読みにくいとは思いますがどうかご容赦ください。


第1章 始まり
第0席 新たなる御使い選ばれるのこと


「はぁ、  はぁ、  はぁ、

 はぁ、 くっそ、 はぁ、

 いったい、 何処まで、 追ってくるつもりだ。」

 

彼は息も絶え絶えにすっかり暗くなった通学路を激走していた。

その様子はとても騒々しく周囲の家々に対し多大なる迷惑をかけていることは間違いない。

しかし彼の事情を知っていれば彼を非難する者はいないだろう。

なぜなら・・・

 

「むぁって~、ダァ~リィ~ン」

 

そのセリフだけ聞けば甘々しくもあるが実際にはそのセリフは野太い声によって発せられていた。

 

「誰が、 待つか、 この筋肉だるま! むしろなんで追って来る!」

 

こうなる少し前に彼は学校からの帰り道で突然自分の目の前に現れた。

三つ編みでピンクのビキニパンツのマッチョに真剣な顔で「あなたの人生に関わる重大な話がある」

などと言われ、その異様な圧力に思わず逃げ出してしまいそれからひたすらに逃げて続けているが、

いっこうに引き離すことができず日も暮れかけていた。

 

そして目の前には壁。

 

 

「おやおや、こっちは行き止まりですよ」

 

突然掛けられた声に顔を上げると壁の上に一人の男がいた。

 

「あんたはいったい!」

 

「余所見などしていていんですか。」

 

「え」

 

「ダ~リ~ン をぅ キャッチ アンド ボッシュート」

 

「えっ、 のぁ~~~~~~~~~~~~~~~~ 」

 

男の声に気をとられてる間にマッチョに追いつかれた彼は突如足元の地面にできた穴に落ちていった。

 

「大丈夫だったんですか、あれで」

 

「大丈~夫よん、キャッチしたときにしっかり触ってもらったから」

 

「それでは私は例の世界での役割に就くとしますか」

 

「がんばってね于吉ちゃん」

 

「貂蝉、あなたもモブを頑張ってください」

 

「それはいっちゃだめよ~ん」

 

かつて北郷一刀が銅鏡に触れたことで作られた外史。

そして後に北郷一刀が生み出した数々の可能性の一つ()()()()()()()()()()という外史。

外史が外史を生み出し近いが異なる世界が多く存在するにつれ安定性を失いつつある世界を再び安定させるため彼が選ばれ送り込まれたのだということを彼が知らされるのはまだ先の話である。

 

 

 

 

 

 

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