【完結】ワレアオバ!?   作:しがみの

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どうもー!Aobaですー。あー、何か何もやる気がでなーい。


第97話 トマホーク、発射

「艦長、トマホークでのワスプ撃沈を具申します。」

 

青葉(明人)が舞風艦長にそう言ったのをCICに来たい航海長代理の青葉が聞いていた。

 

「撃沈だと!?アキ、撃沈しなくてもハープーンで飛行甲板を使用不能にすれば・・・」

 

「いや、駄目だ。珊瑚海海戦で日本軍の攻撃を受けたヨークタウンを米軍は僅か3時間で修復している。」

 

「3時間もあれば戦闘は回避できる!!!撃沈してしまえば死傷者は千人規模だ!!!いくら自衛の為だとしてもそれだけの命を奪う事にためらいは無いのか・・・。アキ、お前らしくない!!!冷静さを欠いているぞ!!!」

 

青葉は青葉(明人)を冷静に判断していないと判断し、必死に呼び掛けていた。

 

「冷静になってこその決断だ。我々は既に手負いの状態。弾薬の補給までの戦闘全てを防戦で防ぐことは出来ない!!!」

 

青葉(明人)に言われ、青葉は言い返せなくなった。

 

「今回はっきりとわかったことがある。彼らたちに生半可な威嚇は通用しない、ここCICに籠って我々は日本海軍じゃない自衛隊なんだと唱え続けても、この世界は理解してくれない。日本海軍に編入した時、いやそもそもこの世界に現れた時から連合軍にとって明確な味方でない我々は明らかに敵だった!!!そのことを認めなければ我々は自らを守れない!!!私の判断の甘さがこの被害を招いた。砲雷長代理としてこれ以上の人命と艦の安全が脅かされる状況を、放っておくわけにはいかない・・・。」

 

青葉(明人)は青葉にそう言うと、椅子に座っている舞風艦長の方を向いた。

 

「艦長、250マイル先の洋上にいるワスプまでトマホークが到達するまで30分かかります、一刻も猶予は・・・。」

 

「どんな状況に置いても思考停止・・・いや、敵味方の二元論で行動する事だけは避けたいところだ。まず米艦隊の状況把握のためシーホークを飛ばし、撤退確認後、負傷者の収容に移る。」

 

「了解しました。」

 

青葉は舞風艦長の言ったことを了承した。

 

「船務士、通信機器は生きているな。」

 

「はっ。」

 

「ワスプに警告を打つ。」

 

舞風艦長は船務士にそう言うと、青葉(明人)の方を向いた。

 

「砲雷長代理、第2次攻撃を断念した時点でトマホークは自爆だ。」

 

「了解しました。」

 

 

そして数分後、米艦隊の状況把握の為、「あおば」からSH-60K(シーホーク)が飛び立って行った。

 

「思っていたよりヒドイですね・・・。」

 

林原3尉は艦橋左弦が炎上している「あおば」をSH-60K(シーホーク)から見つめていた。

 

「戦況を左右するのは兵器では無いって事よ。一瞬の油断が命取りになる。私達の艦は身を以て知ったのよ。取り返しのつかない代償を払ってね・・・。」

 

矢矧3佐は林原3尉の言ったことに答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(あのハットン隊がたった1隻のクルザーに、2分で・・・。敵の防空火力は想像以上だったという事か・・・。やはりヤツはガダルカナルの・・・。)」

 

グレイはエレベーターで飛行甲板に上げられている第2次攻撃隊を見ながら思っていた。

 

「艦長。」

 

「ん?」

 

グレイは1人の米兵に話しかけられた。

 

「第2次攻撃隊、後、30分で発艦準備完了します。」

 

「うむ。整備ミスの無いようにな。」

 

 

ちょうどその頃、「あおば」では、「あおば」にリンクしている青葉(明人)の艤装の1セルのハッチがゆっくりと開き始めた。

 

「トマホーク、攻撃始め!!!」

 

青葉(明人)がそう叫ぶと、青葉(明人)の艤装からトマホークが発射され、直ぐに通常の大きさに変わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

約10分後、ワスプに帰艦中の艦載機の真下をトマホークが通り過ぎていった。

 

「アオバワレェ、シーホーク。トマホークは高度200ヤードで巡航中。目標まで93マイル。帰艦する米軍機を今追い越しました。目標到達まで7分。」

 

矢矧3佐は無線で、あおばに今のトマホークの状況を連絡した。

 

「矢矧3佐、ワスプが警告を受け入れるとはとても思えません。我々が納得するためのお題目、いやアリバイに過ぎないんじゃないですか?」

 

「林原、そいつを無くしたら私達はどうなる?」

 

「我々は何の為に、何を守るためにここにいるのでしょう・・・。」

 

その言葉を聞いた矢矧3佐はワスプが攻撃を中止する事だけを願っていた。

 

「矢矧3佐!!!」

 

「ん?」

 

矢矧3佐は柿崎の一言でレーダーを見た。

 

「レーダーに反応!!!」

 

「馬鹿野郎ぉ!!!」

 

矢矧3佐はSH-60K(シーホーク)の中で叫んでいた。




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