「あおば」にリンクしている青葉(明人)の艤装の1セルのハッチがゆっくりと開き始めた。
「トマホーク、攻撃始め!!!」
CICで青葉(明人)がそう叫ぶと、青葉(明人)の艤装からトマホークが発射され、直ぐに通常の大きさに変わった。
青葉(明人)は、ワスプから第2次攻撃隊が発艦したのを
「着弾まで1分・・・。」
そして、トマホークは寸分の狂いも無く、ワスプの格納庫に命中した。ワスプの飛行甲板には発艦途中の艦載機が多数あり、その艦載機に搭載されていた魚雷や爆弾に誘爆し、ワスプは瞬く間に炎に包まれた。ワスプ艦内の被害拡大は止まらず、機関停止、弾薬庫での誘爆多発など、どんどん拡大していき、破口からの浸水が拡大していった。
そして、約30分後、ワスプは爆発し、海中に沈んでいった。
「ワスプ、消えました・・・。」
青梅1曹が水上レーダーを見ながら言った。
CICは静寂に包まれていた。
曙はゆっくりと、青葉(明人)の方を見た。
「
「引き返した様ですね・・・。」
モニターには航空機反応が米艦隊方面に戻って行ったのが表示されていた。
「探知圏内に近づく対空、対水上目標なし。」
「対空戦闘用具収め。」
『対空戦闘用具収めー。』
舞風艦長が指示を出した。
「
『各部、対空戦闘用具収め良し!!!』
「付近を捜索、米軍機の生存者を発見し次第、膨張式救命筏を投下せよ!!!」
舞風艦長が指示を出し終わると、青葉(明人)はインカムを取った。
「砲術長、顔を洗ってくる。3分ほど頼む・・・。」
「はっ。」
青葉(明人)が言うと、砲術長の鈴谷は答えた。それを見ていた舞風艦長は少し微笑み、曙の方を見た。
「水雷長。」
『艦内哨戒第3配備。第3直哨戒員残れ。』
放送が艦内全箇所に聞こえた。
「(アキ・・・。)」
青葉は羅針盤を両手で掴みながら思っていた。その時、青葉のインカムに何かが聞こえた。
「はっ。」
青葉はそう答えると、曙に呼びかけられた。
「青葉。変わるわよ。」
「うん。」
その時、青葉(明人)は洗面台で顔を洗っていた。そこに青葉が近づいてきた。
「信じられる?1万5千トン級の空母が、30分で・・・、たった30分で沈没した・・・。私が・・・、手を下したんだ・・・。」
青葉(明人)は青葉に話し始めた。
「恐らく、総員離艦もそこそこに・・・。だとすれば一体、幾つの命が海中に没した・・・。数百?いや、もっとか・・・?歴史の英雄何かじゃない、私の様な人類の敵の深海棲艦しか倒したことの無い艦娘や、普通の人間が・・・、この手でそれだけの命を奪ったらどうなると思う?」
青葉は静かに青葉(明人)を見つめていた。
「きっと正気じゃいられない・・・。だが、蚊を殺した実感もなく、こうして立っていられる
青葉(明人)は青葉の胸ぐらを掴み、泣き始めた。
10分後、青葉と、気分が落ち着いた青葉(明人)は所定の持ち場に戻って行った。
そして、「あおば」は横須賀への航海を再開した。
アンケートを実施します。
死んだ梨田を艦娘にします。なって欲しい艦娘はいますか?期限は5月10日です。意見は活動報告の方にお願いします。
挿絵のアンケート
描いて欲しい挿絵はありますか?あったら活動報告の方にお願いします。話の中のワンシーンでも大丈夫です。描く気力で描くかどうか決めます。期限?ありません。