ああああバケツくれぇぇ
↑妖怪バケツクレ
護衛艦「あおば」は横須賀にあと少しのところまでに近づいた。
「点滅する白灯1、左30度水平線、剣崎
「航海長代理!!!館山が見えます!!!」
柳が青葉に報告をした。
「浦賀水道まであと1時間で入る。強速に落とそう。」
「両舷前進強速!!!」
「対抗船に注意!!!」
舞風艦長の指示で艦の速度が落ちた。
「とうとう、帰ってきた・・・。」
青葉(明人)はCICで呟いていた。
「たとえ昭和17年の明かりでも、あれは、間違いなく横須賀の明かりです。」
中島は舞風艦長に言った。
「変針10分前になりました。次回変針予定時刻、2204、海鹿島
「あおば」は浦賀水道に向かって進んで行った。
「何だか・・・、まどろっこしいですね・・・。今すぐ飛んで行きたいですよ。」
森が矢矧に呟くように言った。
「慌てないで。日本は逃げはしないから・・・。いつの時代だって、そこにある。」
矢矧は横須賀のある方向を見ながら言った。
「どうしたんです。」
先任伍長の麻生はウイングにいる青葉(片桐)を見つけた。
「いやぁ・・・、ちょっと悩んでしまって・・・。この時代の記録を21世紀に持ち帰るのと、「あおば」の事を20世紀に公開するの、どっちがピューリッツァー賞に近いかなぁーって思いまして・・・。」
「なるほど。」
「さあ、今から妖精さんの所に行ってSDカードをたっぷり作ってもらいましょう!!!」
暫くすると、「あおば」に何かが近づいて来た。
「駆逐艦です。距離30!!!」
「こりゃぁ・・・、特型駆逐艦だ・・・。」
舞風艦長が柳1曹からの報告で、近づいて来た何かを見た時言った。
「特型駆逐艦から発光!!!〝猿島山頂から90度、170メートルの所に停泊中の艦に接舷し、入錨せよ。〟」
「猿島沖だと!?」
中島は青葉の報告を聞いて、驚いた様な声を出した。
「とりあえず、ここは従っておくべきだろう・・・。副長。来て。」
舞風艦長は艦長席から立ち上がると、艦橋の後部に歩いて行った。
舞風艦長は海図を出すと、台の上に広げ、青葉から入った報告にあった場所に印を書き込んだ。。
「なるほど・・・。考えたなぁ・・・。ここなら島陰にすっぽり隠れて陸からは見えない。」
「しかも、この時代、猿島には海軍の砲台が設置されているはずです。」
「要塞島に囲まれているか・・・。」
「我々は至近から砲撃される位置にいる事になります。」
「しかし、来たのが特型駆逐艦だったという事は、帝国海軍は本艦を軍艦だと認めている事になる。それに、発光信号であった〝艦に接舷せよ〟という事も気になるからね・・・。」
「錨地まで、2500メートルになりました。」
パパパ、パパパ、パパパパッパッパパー『入錨よーい』
「あおば」はゆっくりと錨地に向けて進んで行った。
「あ、あれは・・・。」
舞風艦長はそこに停泊中の艦艇を見ると、驚きの余り、言葉を失った。
そこには、護衛艦「みらい」、「さざなみ」、「あけぼの」、「おぼろ」と、あと1隻が停泊していた。
「あれは・・・。「かが」・・・。」
舞風艦長が見た先にはいずも型護衛艦「かが」が停泊していた。しかも、戦闘機が発艦できる様な改造をしてあって・・・。
挿絵のアンケート
描いて欲しい挿絵はありますか?あったら活動報告の方にお願いします。話の中のワンシーンでも大丈夫です。描く気力で描くかどうか決めます。期限?ありません。