ジパング回は残り10話くらいです。
「長安丸」が潜水艦から攻撃を受けている地点に海鳥が到着した。
「アオバワレェ、シーフォール。潜水艦を発見、発砲する所です!!!」
『シーフォール、発砲を許可する。』
「了解。バルカン砲アイリンクシステム接続。」
佐竹1尉がコントローラを動かすと、その方向に3連装バルカン砲の銃口が向いた。
「接続確認!!!」
「潜水艦1隻をロックオン。FIRE!!!」
佐竹はバルカン砲が動作したのを確認すると、直ぐに潜水艦をロックオンし、それと同時に佐竹1尉は射撃ボタンを押した。
ダダダダと言う音と共に3連装バルカン砲から弾丸が吐き出される。潜水艦も海鳥を撃ち墜とそうと数人の銃手が機銃を向けてきたが、技術の差は凄まじく、海鳥に傷一つつけられずに機銃は直ぐに破壊され、銃手は直ぐに頭や腕を機銃の弾丸によって体から分断された。さらに潜水艦の装甲は通常の軍艦よりも薄いので直ぐに艦内に機銃の弾丸が降り注いだ。
『アオバワレェ、シーフォール。機銃を全て破壊しました。ターゲットに攻撃力無し。』
「海鳥にRTB、負傷者の捜索と収容の為に今すぐSH60‐KとSH60‐Jを飛ばせ!!!」
佐竹1尉からの報告を聞いた舞風艦長(司令)は間髪入れずに哨戒機を飛ばすように命令し、4機のSH60‐K/Jが飛び立って行った。米海軍ガトー級潜水艦が浮上攻撃を行ったこの事件での死亡者は24人、負傷者は182人だった。なお、米海軍の潜水艦の乗組員は全滅。長安丸からの漂流者を救助後、米兵を
(「我々は自衛官だ。しかし、今は戦時中。殺らなければ殺られる・・・。これは仕方ない事なんだ・・・。」)
舞風艦長(司令)はそう思いながら敬礼を沈みゆく潜水艦にしていた。
その後、民間人や、軍属から多数の死傷者を出したこの事件は軍により救助した軍艦名は公表されず、〝駆逐艦2隻〟と艦級しか公表されなかった。まあ、救助したのは護衛艦2隻だったので駆逐艦2隻と言うのはあながち間違っていないが・・・。まあ、気にしてはいけない。
現在、1942年12月30日。元の世界に戻る可能性のある日まで残り4ヶ月を切った。自衛官達はその日を待ち望んでいる。戦争に介入し、人を殺してしまっている悲しみと共に・・・。