【完結】ワレアオバ!?   作:しがみの

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どうもー!Aobaですぅ!!!

第5章最終話です。次話から第6章となります。


第110話 元の時代へ

1943年4月23日、護衛艦隊と給糧艦「間宮」とその護衛の駆逐艦、ラエに向かった輸送船団の一部と駆逐艦朝潮、荒潮の計20隻程の大輸送船団が横須賀に向けて出港した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出港7日目の4月30日となった。ちょうどサイパン沖となった時、雲行きが怪しくなってきた。

 

 

 

「ねえ、明石、今ある軍艦の破片はどのくらい?」

 

簡易工廠にいた工廠長の明石3佐に青葉(明人)が尋ねてみた。

 

「えーっとねぇ・・・。今あるのは駆逐艦潮、春雨、朝潮、荒潮、朝雲、白雪、時津風、雪風、村雨、夕張、青葉、衣笠、大和の計13つね。でも、しばらくは建造しない。いつ資材が確保出来るかわからないからね。」

 

 

『荒天準備!!!移動物の固縛を厳となせ。』

 

青葉(明人)と明石が話していると、スピーカーから中島の声が聞こえた。

 

「もうすぐだね・・・。」

 

「うん・・・。」

 

青葉(明人)と明石は頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピカッ・・・ドッシャァァァァァァァァン!!!

 

 

その時、護衛艦隊の護衛艦6隻全てが轟音とともに光に包まれた。

 

中島はすぐさま艦内電話を取る。

 

「応急指揮所!艦内各部の損傷を報告せよ!」

 

『電気系統、機能正常、艦内各部、異常なし。』

 

「そうか・・・。」

 

『艦橋、CIC、水上レーダー、護衛艦以外の僚艦を捉えることが出来なくなりました!!!護衛艦以外の僚艦をロスト!!!』

 

「衛星はどうだ!」

 

中島は焦り気味にCICに連絡していた。

 

『JSAT、捕捉してません。』

 

「副長、焦っちゃダメ。」

 

舞風艦長(司令)が少し中島に強めに言った。

 

「すみません・・・。」

 

中島が謝ると、艦橋はしばらく沈黙につつまれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「来ました!!!各種計器に異常発生!!!制御不能です!!!」

 

自衛官からの報告を聞き、舞風艦長は時計を見た。

 

「よし!!!進んでる!!!」

 

舞風艦長の時計の短針、長針は時計回りでぐるぐる回っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

護衛艦隊が雨雲を抜けると、水上レーダーが何かを探知した。

 

「水上レーダー、目標探知。60度、6マイルに4隻、80度、8マイルに4隻、150度、14マイルに6隻、210度、5マイルに2隻!!!一部を除き、重巡クラスです!!!」

 

青梅の報告で、艦隊内に緊張が走る。深海棲艦の艦隊である可能性も高いからだ。もし、人類に友好的な深海棲艦では無かったらどうなるだろう・・・。

ここにいる護衛艦は深海棲艦が発生した後に起工したので装甲が軽巡以上あるが、深海棲艦のいない世界から来た「みらい」は紙装甲なので1発食らっただけで沈んでしまうだろう。

つくば(DDH-145)」がいい例だ。「つくば」は「かわぎり(DD-159)」と「はるさめ(DD-102)」が出動した時に太平洋上で演習を行っていた。その時に深海棲艦に襲撃され、たった1発の軽巡の砲弾で沈没してしまった。この事件から後に起工された護衛艦は軽巡〜重巡の装甲を持っている。しかし、「みらい」にはない。自衛官らは「つくば」のように「みらい」がたった1発で沈んでしまうことを1番恐れているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「!!!これは護衛隊群です!!!水上目標は第1護衛隊群と第4護衛隊群です!!!」

 

その瞬間、護衛艦隊計6隻の乗組員は全員大喜びした。大半の自衛官は泣いていたり、過呼吸になっていたりした。それもそうだ。やっと家族のいる世界に帰ってきたのだから・・・。

 




護衛艦「つくば」〝DDH-145〟

しらね型護衛艦の3番艦。艦名は茨城県の筑波山に因み、旧海軍の筑波型巡洋戦艦「筑波」に続き日本の艦艇としては3代目。

1999年1月14日に深海棲艦の軽巡1隻の砲弾で弾薬庫に誘爆し、爆沈。
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