やっと10話ですよ!
明人は交差点の前に立っていた。交差点の周りにはパトカーや救急車、レスキュー車が止まっていた。
乗用車は信号機の柱に激突して大破しており、交差点の真ん中には原型を留めていない自転車が倒れている。
一人の女の子が担架に乗せられ、救急車の中に入って行く。
明人はその様子をただ呆然と立ち尽くして見ていた。しばらく経ち、明人が小声で呟いた
「守れなかった・・・」
明人は泣き出した
「守れなかった!・・・を!」
明人は叫んだが、名前の部分だけ聞こえなかった。
「うわぁァ!」
青葉(明人)は叫びながら飛び起きた。
「はあっ、はあっ、夢か・・・。」
時計を見ると06:12というデジタル文字が映し出されていた。
総員起こしは6時30分である。まだ、18分時間がある。
同室の青葉は外に出てる様だ。ついさっきまで寝ていた様だ。シーツと毛布が生暖かい。
青葉(明人)は制服に部屋着から着替えた。普通の青葉の制服だったが、既に1人青葉がいるので、区別する為にリボンがオレンジ色ではなく、青になっていた。
『総員起こしです!!』
部屋についているスピーカーから声が聞こえた。声からすると、秋月らしい。
1階の食堂に行くと既に15人以上の艦娘がいた。
食券売り場で『日替わり和食朝食セットA』のボタンを押した。
調理員に食券を渡した。聞いたことがある声だったが、帽子やマスクで分からなかった。名札には『小貫』と書いてあるが、多分、最上だろう。5分ぐらい待ち、厨房の調理員(最上?)から朝食を受け取った。
真ん中辺りのテーブルに座って朝食を取っていると話しかけられた。
「おっはよー。ここいい?」
「はよー。ここ?別にいいけど・・・」
話しかけてきたのは鈴谷だった。鈴谷はいつもの制服ではなく、近所の私立高校の制服だった。
「いーなー。アキは。」
「なんで?」
「アキは公立で、今日は学寮検査日じゃん。」
「それが?何?」
「今日休みじゃん!」
「そーゆーこと。」
青葉(明人)は思い出したように言った。
「そう言えば、鈴谷、艦娘って解体されるとどうなるの?」
「解体はね、装備が解体されるだけだよ。」
「それって、姿は?そのまま?」
「そのまま。今、厨房にいる小貫さんがいい例。小貫さんは元々横須賀鎮守府にいたは最上姉ちゃんだったんだけどね。衝突し過ぎて、横鎮の提督を困らせてたんだって。そして、1年前に解体処分を受けたんだって」
「へー。でも、衝突だけで解体なんて・・・」
「最上姉ちゃんは1回ね、間違えて実弾入った艤装を持っていた時に横鎮の足柄と衝突しちゃってね、間違えて、艤装のトリガー引いちゃったんだよ・・・。」
「えっ?それって、足柄はどうなったの?」
「運良く、左腕が吹っ飛んだだけで済んだんだよ。」
「その後は・・・」
「足柄の両親が裁判を起こそうとしたんだけどね、足柄はそれを止めたんだって。」
「へー。」
「止めた理由は分からないけどね。」
「そうなんだ。 おっと、もう行かなくちゃ。じゃあ、また。」
「バイバーイ」
青葉(明人)はカラになった食器を小貫さんに渡した。
青葉(明人)は司令室の扉を3回ノックした。
『入れ』
六田提督の声がした。
「失礼します。」
「来たな。君には今日、秘書艦の仕事をしてもらう。」
「え?」
「ここの鎮守府の秘書艦は交代制でね、筆頭秘書艦と高校生以上の艦娘にやらせているんだ。」
「へー。筆頭秘書艦は誰なんですか?」
「電だ。」
「やっぱりそうですよね。」
「ああ見えて、電は20歳越してるからな。」
「そうなんですか。それで、何をすれば・・・」
「まずは建造してもらおう」
「建造ですね。レシピは?」
「オール30で。」
「分かりました。」
青葉(明人)は司令室を出て工廠に行った。
「あ、おはよーございまーす!」
「明石さん、おはようございます。」
「建造ですか?」
「そうです。レシピはオール30です。」
明石はつまらなそうな顔をして、機械を指さした
「どうせ、デイリー任務でしょ。適当にやっちゃっていいよ。」
「分かりました。」
青葉(明人)は『建造』のボタンを押した。
10分だった。
「え?10分って聞いたことないよ!」
明石もビックリしていた。
青葉(明人)は六田を直ぐに呼んだ。
六田が電と走ってきた
「10分だと?まるゆでも17分なのに!どういう事だ!」
「さあ、オール30でやったらこんな事に・・・」
「なんだ?イージス艦でも来るのか?」
「もしかして、輸送船だったりね!」
六田や明石の希望は当たらなかった。青葉(明人)は嫌な予感がしたが、的中した。悪い意味で・・・。
中途半端の7駆の小説書かなくちゃいけないな・・・。