【完結】ワレアオバ!?   作:しがみの

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どうもー!恐縮です!Aobaですぅ!


題名が思いつかない。


第15話

青葉(明人)はゆっくりと身体を起き上がらせた。青葉(明人)は自室のベッドに寝かされていたようだ。

 

服装等はそのままだったが、額には冷えピタがしてあり、ヘアゴムとリボンは取られて、枕元に置いてあった。枕元の時計は06:45を映していた。どうやら、1日ずっと寝ていたようだ。

 

「あ、起きたね。」

 

目の前にいたのはマスクを着けていた電だった。

 

「電、なのですが口調は?」

 

「あんなのめんどくさいから司令官と新入りの前以外では使ってないよ?」

 

「そうなんだ。」

 

「しかし、無理したね。倒れた時、熱が40度くらいあったんだから。1日ずっと寝てたよ。暫く第7艦隊の出撃、演習、遠征無しにするんだって。」

 

「何で?」

 

「第7艦隊のメンバー全員はインフルに感染したから。」

 

「はぁ。」

 

電は席を立ち、ドアに向かって歩き始めた。

 

「じゃあ、暫く安静に。私は出かける用事があるから、これで。」

 

「どこに行くの?」

 

「ちょっと、横須賀鎮守府までね。あと、部屋着に着替えなよー。」

 

電はそう言いながら部屋から出て行った。

 

部屋は、入ってすぐにベッドが壁際に1つずつあり、一番奥には机が窓側に2つある。

 

青葉(明人)が反対側のベッドを見てみると、同室の青葉が寝ていた。青葉は壁側を向いていた為、表情は分からなかった。

 

青葉(明人)は起き上がると、ベッドの下の収納を開けた。中から部屋着を取り出し、着替えた。

 

着替え終わり、制服をハンガーに掛け、ベッドに戻った。

 

「アキ、ちょっといい?」

 

ベッドに潜り込み、寝ようとした時声をかけられた。

 

「何?青葉。」

 

気が付くと青葉はこっちを向いていた。

 

「私のこと、覚えてる?」

 

「分かりそうなのに分からない。」

 

「私はちゃんと覚えてるよ。貴方の事。貴方はいつも優しかったよね。みんなに平等で、一人ぼっちだった私にも声を掛けてくれた。私はね、それが嬉しかったんだ。でも、途中で事故に遭っちゃってねぇ・・・。」

 

「それって、もしかして・・・、あなたの本当の名前は・・・」

 

コンコンコン

 

青葉(明人)が名前を言おうとした時、ドアの方からノック音が聞こえた。

 

がチャリととドアが開き、1人の女性が中に入ってきた。

 

「2人共、ちゃんと起きてたね。」

 

入ってきたのは厨房の調理員だった。その調理員の胸元にある名札には『小貫』と書かれていた。いつも着けている帽子は無く、普通の最上の髪型だった。

 

「朝食、持ってきたよ。」

 

小貫さんはどちらにもお粥を食べさせてくれた。

 

「有難うございます。小貫さん。」

 

小貫さんは照れてながら言った。

 

「あはは。やっぱり、『小貫さん』って呼ばれるのはまだ慣れないや。僕は、ずっと『最上』って呼ばれてたからね。」

 

「そうなんですか。」

 

小貫さん(最上)はカラになった容器をトレイに載せて、立ち上がった。

 

部屋から出ていく時、小貫さん(最上)はこっちを向き、言った。

 

「早く治してね。」

 

その時の小貫さんの表情はマスクを着けていたため、よくわからなかったが、笑顔の様に見えた。

 

 

 

ー1時間後ー

ー横須賀鎮守府ー

 

 

 

「提督、話とはなんだ。」

 

「武蔵、お前に会いたい人がいるんだ。」

 

「ほぅ。強い奴か?」

 

「会ってみれば分かる。入って下さい。」

 

横須賀鎮守府の司令室の扉を開けて入ってきたのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電だった。

 

 

「大甕鎮守府所属の電です。」

 

「ほぅ。電、この武蔵に何の用だ。」

 

「実は、この前の銚子近海での演習の件なのですけど・・・」

 

「途中で中止になったアレか。アレがどうした。」

 

「インフルエンザに感染した陽炎を連れ出したんですよね?」

 

「そうだ。それが何か?」

 

「貴女が連れ出したせいで、第7艦隊全員がインフルエンザに感染したんですよ!」

 

それを聞いた武蔵は笑った

 

「インフルエンザなんて、身体が弱いから感染するのだ!私のように毎日鍛えてる奴には感染しないのだ!」

 

「これは何を言ってもダメなのです。司令官さん、ちょっと、武蔵を借りますね。」

 

「あ、ああ、分かった。」

 

電は武蔵の首根っこを掴んだ。

 

「なんだ?私に勝てると思っているのか?」

 

「そうだが?」

 

横須賀鎮守府の提督は気づいた。電から禍々しいオーラが出ていたことを。

 

そして、武蔵は電に引きずられていた。武蔵は最初、抵抗したが、全く敵わなかったため、諦めていた。その日の横須賀鎮守府では、戦艦が駆逐艦1人に引きずられていた珍しい光景があったという。

 

 

武蔵は電に引きずられ、インフルエンザに感染した艦娘達のいる部屋に連れ込まれた。

 

その後、武蔵はインフルエンザに感染した。その時の武蔵はとても恥ずかしそうにしていたらしい。

 

その事を聞いた電は笑いながら

 

「ざwまwあwみwろw」

 

と言っていたらしい。多分、横須賀鎮守府の武蔵は一生忘れられない思い出になっただろう。

 

ちなみに、インフルエンザに感染していても、トイレに行く時はマスクを着ける事を条件に、部屋の外に出ていた。青葉(明人)がトイレに行く時、髪留めをしてなかったので、髪留めをしていないロングヘアの青葉として、写真を撮られ(同室の青葉ではない)、鎮守府内で流通したらしい。




勝田車両センター祭りに部活のせいで行けなかった。ちゃんと当選したのに・・・。初めて顧問の先生を呪おうかと思った。
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