四章はかなり長くなりそうです。長い!遅い!分かり難い?!
第35話 「あおば」出港
2009年5月21日
『只今、防衛大臣によって、新型ミサイル護衛艦、「あたご型護衛艦」の4番艦の名称は「あおば」に決定致しました!』
アナウンサーがテレビに向かって喋っていた。
2016年4月21日
ー大甕鎮守府ー
ー第1小会議室ー
「先日、米海軍が艦娘を正式に採用すると発表した。それで、艦娘を最初に導入した我が国に指導をして欲しい事だ。出発は4月25日。横須賀基地で1日準備をし、出航日は4月26日だ。我が鎮守府からは「俺と青葉、明人、秋月、曙、吹雪、木曽」の計7人だ。なお、乗船する護衛艦は最新鋭のイージス護衛艦、「あおば」だ。あたご型護衛艦の3番艦として誕生したが、格納出来るヘリの数は2機になっており、全長があたご型の「あたご」よりも2m長い事く、VLSがこんごう型と同じになっており、セルが計110セルあることから「あおば」型や「改あたご型」等と呼ばれている。それに、艦娘との共同運用が出来るようにヘリ甲板の下に艦娘射出機が設置されている。ここにいる全員はこの艦に乗船することになる。皆、自衛官に失礼のないように。」
「「「「「「はっ!」」」」」」
2016年4月25日
ー海上自衛隊、横須賀基地ー
ー埠頭ー
「これが配属になった最新鋭イージス護衛艦、「あおば」か・・・。」
埠頭には艦首に180と書かれた艦が停泊していた。その前には4人の自衛官が立っていた。
「まさか、同じ艦に配属になるなんてすごい奇跡だな。」
「ああ。そうだな・・・。」
「おはようございます。」
青葉(明人)達はそこに立っていた4人の自衛官に挨拶をした。
「おっ、来たか。私は護衛艦「あおば」艦長、舞風一郎1等海佐だ。」
舞風艦長は他3人の自衛官よりも若々しく見えた。
「私は副長兼船務長の中島大弛2等海佐だ。」
「俺は護衛艦「あおば」の航海長、尾栗康平3等海佐だ。」
「俺は砲雷長の菊池雅之3等海佐。」
自衛官は青葉(明人)達に挨拶をした。
「乗艦する六田提督は何処に居る?」
舞風艦長が青葉(明人)に聞いた。
「提督ならここに。」
青葉(明人)は天津風(六田)の方を見た。
「天津風か・・・。そうか。ここの提督は艦娘なのだな。」
舞風艦長は制帽を取った。舞風艦長の髪の毛は50歳を超えているのにも関わらず、全く老けてなく、白髪が一本もなく、抜け毛の部分も無かった。そして、舞風艦長の髪の毛の色が黄色だった事だ。
「「「「「「「!?」」」」」」」
「艦娘の君達なら分かるでしょう。私の正体を・・・。」
「駆逐艦、舞風ですか?」
「ああ。君達は六田提督の正体を聞きましたか?」
「聞くも何も提督がずっとこの姿で居るので、こちらの姿の方が何か落ち着きます。」
「そうですか・・・。それでは、艦内を紹介しますね。」
「ありがとうございます。」
天津風(六田)達は艦内に入って行った。
青葉(明人)は一回、艦の外見を観て一言つぶやき、中に入って行った。
「護衛艦「あおば」か・・・。」
ー2016年4月26日10時15分ー
(以下台本形式)
中島「6番離せ。」
舞風艦長「出港用意。」
パッパパーパパパパー『出港よーい』
「本日、海上自衛隊、横須賀基地より艦娘計18人を乗せた最新鋭イージス護衛艦「あおば」はパール・ハーバーで行われる艦娘指導講習の指導の為に、今、横須賀を出港します!僚艦は「きりしま」「てるづき」「いかづち」「ゆうぎり」です。」
男性アナウンサーがテレビカメラに叫んでいる。
中島「3番離せ。」
中島の合図で艦がゴゴゴと動く。
中島「前後部、曳索離せ」
舞風艦長「両舷前進微速。」
航海士「両舷前進微速!!!」
『護衛艦隊司令官に敬礼する。左、気をー付け!!!』
放送が鳴る
舞風艦長「左帽振れ。」
『左帽振れー!』
艦に乗艦している自衛官らと天津風(六田)は制帽を振っている。艦娘らは敬礼をしている。
舞風艦長「両舷前進半速」
こうして護衛艦「あおば」は横須賀港を出港して行った。
ー「あおば」横須賀港出航から2日目ー
ー護衛艦「あおば」艦内ー
ー会議室ー
「大湊警備府から派遣されました不知火です。」
「同じく大湊警備府から来ました阿武隈です。」
「大甕鎮守府、司令官の天津風です。」
「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
大甕鎮守府以外のメンバーは驚いていた。当然だ。
「つ、次いいですか?」
一応、青葉(明人)は皆に訪ねた。皆はポカーンとしていたが、コクっと頷いた。
「大甕鎮守府所属の青葉です。」
「同じく大甕鎮守府所属の青葉です。こちらのもう1人の青葉さんとはリボンの色で区別して下さい。私はのリボンは青です。(つまり明人)もう1人の青葉さんのリボンの色はオレンジです。」
「大甕鎮守府の吹雪です!よろしくお願いします!」
「大甕鎮守府所属の曙よ。」
「同じく秋月です。」
「木曾だ。」
「以上で大甕鎮守府は終わりです。」
一応、青葉(明人)が言う。
「堺鎮守府から来ました秋雲です。」
「同じく堺鎮守府所属の榛名です。」
「同じく堺鎮守府所属の霧島です。堺鎮守府は以上です。」
「私は呉鎮守府所属の曙よ。」
呉鎮守府の曙はこちらと違い、髪を縛っていなかった。
「呉鎮守府所属の瑞鶴よ!」
「柱島泊地所属、青葉(Aoba)ですぅ!」
「同じく柱島泊地所属の古鷹です。」
青葉(明人)は青葉(Aoba)に聞いた。
「すみません、ややこしくなってきたので、青葉(Aoba)さん、リボン変えてください。」
「分かりました。何色ですか?」
「赤でいいんじゃないですか?」
青葉(明人)は青葉(Aoba)に赤色のリボンを渡した。
「んで、そこにいるあと2人の青葉さんは?」
青葉(明人)は恐る恐る聞いた。
「博多鎮守府所属の青葉ですぅ!」
「リボン変えろ」
青葉(明人)は直ぐに緑のリボンを投げた。
「ちょ、扱い酷くないですか?」
「(∩゚д゚)アーアーきこえなーい。そこの青葉は?」
「私は横須賀鎮守府所属艦娘 兼、フリージャーナリストの片桐ですぅ!」
「青葉って言え。青葉って。」
青葉(明人)は呆れながら紫色のリボンを投げた。
現在の「あおば」艦内の艦娘
舞風×1
不知火×1
吹雪×1
天津風×1
木曾×1
秋月×1
秋雲×1
榛名×1
霧島×1
古鷹×1
瑞鶴×1
阿武隈×1
曙×2
青葉×5
ー「あおば」横須賀港出航から4日目ー
東経153度
北緯25度
南鳥島沖
「なんか雲行きが怪しいな・・・。」
航海長の尾栗が呟いた。それもその筈だ。どす黒い雲が「あおば」に向かってきているのだから。
「航海長、気象庁に気象情報を確認してくれ。」
舞風艦長が尾栗に言った。
「気象情報からの情報です。ミッドウェー島北西に低気圧あり、気圧965ヘクトパスカル、風速40メートル、なお勢いを増しているとのことです。」
「そうか。予報には無かったのだが・・・。シケに備え、荒天準備となせ。追艦距離4000ヤード、連絡を密にせよ。」
「了解!」
『荒天準備、移動物の固縛を厳となせ。』
「あおば」館内で放送が鳴る。自衛官らは持ち場があるため、忙しくしていたが、艦娘らは部屋でごろごろしていた。
ピカッ・・・ドッシャァァァァァァァァン!!!
その時、「あおば」に雷が落ちた。
「何だァ?雷が落ちたかぁ?」
副長の中島は艦内電話を取る。
「応急指揮所!艦内各部の損傷を報告せよ!」
『電気系統、機能正常、艦内各部、異常なし。』
「そうか・・・。」
中島は少し安心したが、CICから通信が聞こえた。CICからの通信はだけでなく、艦橋に居た自衛官全員が驚いた。
『艦橋、CIC、水上レーダー、僚艦を捉えられません、僚艦をロスト!』
「レーダーが効かないって事があるか!通信は!」
『てるづきとの交信不能、きりしま、ゆうぎり、いかづち、共に返信ありません!全交信周波数、完全に沈黙!』
「5分前まで4000先のてるづきを確認している!衛星はどうなんだ!」
「JSAT、捕捉できません。」
「衛星追尾アンテナ、チェックせよ。」
「故障ではありません、全艦から応答ありません!」
舞風艦長は恐怖で震えていた。「あおば」に1度雷が落ちた事があったが、その時、こんな事にはならなかった。舞風艦長は嫌な予感しかしなかった。
「何だあれは・・・。」
艦橋に居た1人の自衛官が叫んだ。
「どうした!!!柳一曹!!!」
尾栗が外を見ると水平線が輝いていた。
「なぜだ・・・。まだ19時なのに・・・。」
その時、「あおば」の計器が狂い始めた。アナログ時計は右左に針が動いており、デジタル時計は8888しか表示せず、モニターは砂嵐になっている。電話は艦内電話、衛星電話どちらもノイズが凄く、聞き取れなかった。
「うわぁ!」
「なんだァ!?」
「あおば」が光に包まれた。光が収まると時計は先程と同じ時間を表示していた。
「助かった・・・。」
舞風艦長がほっと一息つくと、CICから通信が聞こえた。どうやら通信機器等が元に戻ったようだ。しかし、何かが違った。
『艦橋、CIC!前方右30度に艦娘6人を発見!深海棲艦と交戦中の模様!』
護衛艦って描くの難しいですね。え?みらい?出て来ませんよ。多分。