鼻痛い。
『艦橋、CIC!前方右30度に艦娘6人を発見!深海棲艦と交戦中の模様!艦娘の状況は大破3、中破1、小破1の模様!!!』
「何だと!?距離と敵は!」
中島がマイクに叫んでいる。
『艦橋、CIC。計6人の艦娘は前方右30度、15マイルに居ます。敵の深海棲艦は前方左43度、距離は19マイルです。』
「敵の数と種類は!?」
『軽母ヌ級1体、軽巡ホ級2体、駆逐イ級が3体です!』
「対水上、対空戦闘用意!!!」
中島がマイクに叫んだ。
『対水上、対空戦闘用意!!!』カーンカーンカーン
艦内に放送が鳴る。
ー艦娘寝室1ー
『出撃命令!!!青葉(明人)、吹雪、曙(アスロックの方)、木曾、古鷹、不知火の計6人は今すぐ艤装を装備し、後部飛行甲板下のカタパルトで待機せよ!!』
スピーカーから声が聞こえる。
青葉(明人)は直ぐに艤装を装備し、後部飛行甲板の下にあるカタパルトに乗った。
『副長の中島だ。準備はいいか?』
スピーカーから中島副長の声が聞こえる。
「はい!」
青葉(明人)は言った。
『それでは青葉(明人)達、6人には攻撃を受けている艦娘達を救助して欲しい。大丈夫か?』
「「「「「「はい!」」」」」」
青葉(明人)を含め、全員が答えた。
『出撃だ!』
中島副長が叫ぶとカタパルトが前に動いた。
「青葉(明人)、出撃します!!!」
ギュンと動き、海上に放出された。そして、吹雪、曙(アスロックの方)、木曾、古鷹、不知火が次々に放出された。
「行くよぉ!!!」
青葉(明人)は皆に叫んだ。
ー「あおば」から前方右30度、15マイル地点ー
そこには、旗艦、阿武隈とその僚艦の電、雷、曙、潮、陽炎がいた。
「もう、無理ね・・・。」
阿武隈は呟いた。阿武隈の状態は大破。電、曙、潮も阿武隈同様大破状態。陽炎は中破。雷は当たり所が良く、小破だった。
しかし、目の前には深海棲艦の艦載機が25機。全部艦爆機と雷撃機だ。深海棲艦らはこの6人を沈めるつもりらしい。雷に退却する様に促したが、聞き入れてくれなかった。横須賀からここに来るのには最低3日かかる。応援も間に合わない。
阿武隈はゆっくりと目を閉ようとした。
その時であった。後方から棒状の物が飛んできて艦載機に当たったのである。それに、1発ではない。何発も何発も深海棲艦の艦載機を追い、そして、命中した。
「誰・・・?」
阿武隈が後方を見るとそこには艦娘達の姿があった。
「青葉さんに、古鷹さん、木曾さんに、吹雪ちゃん、不知火ちゃん、あと、曙ちゃん!?」
「2人いる!?ドッペルゲンガー!?」
曙(阿武隈の方)が動揺し始めた。
「青葉さんに、吹雪ちゃん、曙は見た事無い装備をしてる・・・。」
雷が呟いた。
「と、とりあえず、助けてくれてありがとう。悪いけど、横須賀まで曳航出来る?私達、主機やられちゃって・・・。」
青葉(明人)は笑顔で答えた。
「大丈夫ですよ。燃料は無いですが、私達が乗っていた艦に修理設備があります。どうしますか?来ますか?」
阿武隈は暫く考えていた。が、私達の為・・・。と考え、決断した。
「分かりました。行きます。乗艦します!」
え?深海棲艦どうなったって?トマホークとハープーンで沈めました、