姉の車の運転は怖い。
潜水艦からの魚雷攻撃に遭ってから2日が経った。
「見えました!!!横須賀です!!!」
見張りの自衛官が叫んだ瞬間、「あおば」艦内は歓喜に包まれた。
「横須賀に帰って来れた!!!」
「異世界の横須賀だが、帰って来た!!!」
等と自衛官達が艦内で叫ん出いた。
「念のため、横須賀鎮守府に打電してくれ。」
舞風艦長は自衛官に言った。
ー同刻ー
ー横須賀鎮守府ー
「提督、不明船から入電です。」
「読み上げろ」
横須賀鎮守府提督は大淀に言った。
「はい。読み上げます。『本艦は海上自衛隊横須賀基地所属、護衛艦「あおば」。本艦に敵対の意思は無い。横須賀鎮守府入港の許可を求む。尚、本艦には横須賀鎮守府所属の艦娘、阿武隈以下5名を保護している。』です。」
「そうか・・・。阿武隈達が艦内に居るのか・・・。」
「阿武隈達を人質にする可能性が高いですよ?」
「しかし、普通、人質にするのに艤装なんて直すか?」
「それもそうですね。」
提督と大淀は暫く考えていた。
「よし、「あおば」に駆逐艦達の監視を着けろ!!!そしてから打電してくれ。」
ー同刻ー
ー護衛艦「あおば」ー
「連絡、来ないですね。」
護衛艦「あおば」は浦賀水道手前で停船していた。
「!横須賀鎮守府より入電です!!!」
「読み上げて」
「了解しました。読み上げます。『こちらは横須賀鎮守府。只今から会合を行いたい。貴艦の責任者と阿武隈達を引き連れ、2時間後までに横須賀鎮守府埠頭に小型船で来て欲しい。』以上です。」
「向こうの膝元に行くのか・・・。私と副長、望月2尉、鈴谷1尉、艦娘達から六田2佐、青葉3佐を連れていく。」
舞風艦長は副長に言った。
「分かりました。内火艇を出します。どうかご無事で・・・。」
内火艇に12人を乗せ、トコトコ動き出した。周りには艦娘達が監視なのか、こちらを見ていた。
内火艇は最高速度が時速13kmだった為、ゆっくり進んでいく。
浦賀水道を越えるとレンガ造りの建物が見えた。
「艦長、横須賀鎮守府です。」
「そうか・・・。」
内火艇はゆっくり木製の桟橋にに横付けた。そこには艦娘が立っていた。
「貴方達が「あおば」の責任者達ですね。あ、艦娘もいるんですか!?」
桟橋にいた艦娘、大淀さんは驚いていた。
ー横須賀鎮守府会議室ー
ドアを3回ノックする。
「大淀です。「あおば」乗組員を連れてきました。」
『入れ。』
「失礼します。」
大淀が入室した。
それに続き、舞風艦長達も中に入った。
「「あおば」艦長の舞風一郎1等海佐です。」
「「あおば」副長の中島大弛2等海佐です。」
「「あおば」砲雷科所属、望月博正2等海尉です。」
「同じ砲雷科所属、鈴谷優馬1等海尉です。」
「大甕鎮守府司令、六田隆2等海佐です。艦娘名は「天津風」です。」
「大甕鎮守府第7艦隊旗艦、高畑明人3等海佐です。艦娘名は「青葉」です。」
「そちらの世界にも艦娘はいるんですか・・・。」
横須賀鎮守府提督は言った。
「そうです。上層部は海軍ではなく、海上自衛隊ですがね。」
舞風艦長は答えた。
「そうか・・・。(海上自衛隊ってなんだ?)それでは、交渉を始めよう。」
「はい。」
全員は席に座った。
次回は交渉回です。