もう異世界編(1)が面倒になった。異世界編(2)にしたい。
会合予定の士官食堂に
「角松2佐、他4名、入ります。」
ドアから声がすると、ドアが開き、角松2佐、菊池3佐(みらい)、尾栗3佐(みらい)、柳1曹(みらい)、佐竹1尉(みらい)が入室してきた。
「俺がもう1人・・・。」
「ヒュー。雅行、あれはどう見ても俺だよな・・・。」
「もう1人の俺・・・。」
「違う俺もパイロットだったか・・・。向こうに森は居るのかな・・・。」
士官食堂に入室した5人(角松を除く)が少し混乱しながらも座席に座った。。
「そういえば、舞風艦長。貴女は何歳なんですか?どう見ても中学生以下にしか見えないのですが・・・。」
角松2佐が舞風艦長に聞いた。
「私はこれでも53歳だよ。」
「艦長、嘘はやめてく「「「敵の自衛官を発見!!!」」」誰だ!!!」
机の下から「あおば」のクルー達が数人出てきた。
「お前らどっから湧いた!!!」
舞風艦長が「あおば」のクルー達に言った。
「舞風ちゃんが危険な目にあったらどこでも湧いて来ますよ。」
「なにそれこわい。・・・。とりあえず、「あおば」に戻って・・・。」
「了解!!!舞風ちゃん!!!」
そして「あおば」クルー達は机下に潜って行った。角松が直ぐに机の下を覗いたら、そこに「あおば」のクルー達は居なかった。
「もういないだと・・・。」
「すみません。うちのクルー達が迷惑をかけて・・・。」
「いえいえ、艦長とクルーの仲がいいことは艦内環境もさぞかし良いでしょう。」
舞風艦長と梅津艦長が話し始めた。
「梅津艦長が温厚の様に見えるので、みらいも艦内環境は良いのでは?」
「そうですね。「みらい」は」コンコンコン「ん!?誰だ?」
士官食堂と廊下が繋がっているドアからノックが聞こえた。
「海軍少佐、草加だが?」
「「「「!?」」」」
士官食堂に衝撃が走る(特に「みらい」クルー)
「草加・・・。今は取り込み中だ。30分後にまた来てくれ。」
角松がドア越しに草加に言った。
「分かった。30分後にまた来る。」
そして草加の足音は遠ざかっていった。
「え、ええ。それでは、会議を始めましょう。」
梅津艦長が誤魔化しながら言った。。
「まず最初に我々、「みらい」とクルー達が来た世界、「あおば」や、それ以外の護衛艦、そしてそのクルー達が来た世界、そしてこの世界について話し合いたいと思います。まず、護衛艦「あおば」や、そのクルー達が来た世界について説明してください。」
角松2佐が舞風艦長の方を見ながら言った。
「分かりました。明人3佐。」
「はっ!」
青葉(明人)が椅子から立ち、ホワイトボードの前に行き、ノートパソコンをプロジェクターに繋いだ。
「まず、私達の世界について説明します。私達が来た世界は2016年の日本です。護衛艦については角松2佐達が来た2004年と違う点について説明します。まず、ゆきなみ型イージス護衛艦は存在しません。ネームシップである「ゆきなみ」の〝180〟という番号はあたご型イージス護衛艦4番鑑「あおば」としてあります。形は主砲を除き、ほぼ変わりません。しかし、2番鑑、「あすか」はこちらの世界では姿も名前も大きく違います。こちらの世界ではDDH-181「ひゅうが」になっています。写真をご覧下さい。」
青葉(明人)はプロジェクターで護衛艦「ひゅうが」の写真を表示した。
「見ての通り、どう見ても空母です。はい。
しかし、「ひゅうが」はヘリ甲板の長さが短いので戦闘機等の運用は出来なく、哨戒機のみ運用可能です。なので護衛艦です。誰がなんと言おうと護衛艦です。なお、ゆきなみ型イージス護衛艦3番鑑「みらい」はこの世界では「ひゅうが」型ヘリコプター搭載護衛艦2番鑑、「いせ」となっています。後、深海棲艦と言う謎の人類の敵がいる事です。」
青葉(明人)がそう言うと「みらい」側のクルー達はざわざわし始めた。
「深海棲艦と言う敵が現れたのは、1999年3月です。最初は自衛隊が深海棲艦と防衛戦をしていましたが、1999年9月頃から、我々、艦娘が現れました。艦娘は、我々の世界では適正のある人を覚醒させて太平洋戦争に参加した軍艦の艦魂(深雪は除く)を1部憑依させ、深海棲艦と戦います。記憶や性格に対する憑依率は2%から80%といったです。今現在、深海棲艦との防衛戦での殉職者は無しです。なお、艦娘にはいくつかの種類があります。ちなみに私は重巡洋艦、「青葉」の艦魂が数パーセントだけ憑依しています。舞風艦長には大体75%くらい憑依しています。なお、姿は艦魂によって違います。写真をご覧下さい。右から空母「赤城」、「加賀」、「蒼龍」、「飛龍」です。」
青葉(明人)はページを変え、空母の艦娘の写真を見せた。
「赤城が、加賀が、蒼龍が、飛龍が・・・、萌えている・・・。」
柳1曹(みらい)が呟いた。
「私達の説明は終わりです。何か質問はありますか?」
青葉(明人)が「みらい」クルーに尋ねると、菊池(みらい)が挙手をした。
「何故、明人3佐は我々の事を話していない事まで知っているのですか?」
「それは、私達の世界で、貴方方が過去に行ったときの行動のほとんどは漫画になっています。」
また「みらい」のクルー達がざわつき始めた。
「しかし、今は漫画とは全く違う順路を辿っています。なので、安心してください。」
青葉(明人)はジパングの1巻を見せた。
「他にありますか?」
誰も手を挙げなかった。
「梅津艦長、舞風艦長。終わりました。」
「分かった。「あおば」乗員たちは我々の事は知っているな?」
「「「はい!!!」」」
全員が答えた。
「それでは、会合を終える。」
梅津艦長が言うと皆はリラックスし始めた。
ー同刻ー
ー護衛艦「あおば」、「さざなみ」消失地点ー
「しっかし、群司令も人使いが荒いな・・・。」
「そうですね。「あおば」と同じ護衛隊群に所属予定だったから探せ。とか無理ですよ。この世界には居ないんですから・・・。」
1隻の護衛艦の艦橋で艦長と副長が話していた。
「前方に海霧発生!全体に広がっていきます!!!」
見張り員の声が聞こえる。
「霧?どうしてだ。」
副長が言った瞬間の事だった。
『艦橋、CIC、水上レーダー、「あけぼの」以外の僚艦を捉えることが出来ません、「あけぼの」以外の僚艦をロスト!』
「レーダーが効かないのか!?通信は!」
『はるさめとの交信不能、いなずま、ゆうだち、共に返信なし!全交信周波数、完全に沈黙!』
「今も4000先のあけぼのを確認している!衛星はどうなんだ!」
『JSAT、捕捉できません。』
「衛星追尾アンテナ、チェックせよ。」
『故障ではありません、「あけぼの」を除いた全艦から応答ありません!』
CICからの報告に副長は怒鳴る。
「何がどうなっているんだ!!!この艦は1週間前に就役したばかりだぞ!!!」
「このまま進むしかない。」
艦長は言った。そして、2隻護衛艦は深い海霧の中を航海していった。
ー同刻ー
ーシンガポールー
「たった30秒で30ノットに達する巡洋艦?更には、我軍の戦闘機さえ凌ぐオートジャイロねぇ・・・。夢のような話だな。しかも日の丸を掲げていたそうではないか。一体誰が見たんだ。」
1人の将校がイラストを見て、窓際に立っている1人の将校に聞いた。
「小笠原配備の二式水戦の搭乗員、並びに山本五十六連合艦隊総司令長官です。小笠原に現れ、南下したと考えるとこのシンガポール海域に達する可能性があります。
後、個人的な事柄ですが、生死を確認したい将校がいます。」