【完結】ワレアオバ!?   作:しがみの

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どうもー!恐縮です!Aobaですぅ!

完全にジパングだわこれ。


第70話 補給作戦

3隻が霧を抜けると、レーダーに反応があった。

 

「!?な、護衛艦「あけぼの」、そして、正体不明のDD-119と表示された護衛艦を探知!!!」

 

青梅1曹がリンク16を見ながら言った。

 

「DD-119か・・・。柳1曹、最新鋭汎用護衛艦の就役は大体何日頃だったか?」

 

舞風艦長に聞かれたので、柳1曹は答えた。

 

「はっ!大体、5月30日くらいに就役予定です。」

 

「名前は分かるか?」

 

「はっ!DD-119は「おぼろ」型護衛艦のネームシップ「おぼろ」だと思われます。」

 

「今何年だ。」

 

菊池がそこら辺にいる自衛官に聞いた。

 

「1943年6月10日です!!!」

 

「また過去だ・・・。しかも戦時中だ・・・。」

 

舞風艦長が頭を抱えた。

 

「あ、「おぼろ」らしき護衛艦からヘリが来ました!!!あれはSH‐60K(シーホーク)です!!!」

 

「!?まさか、矢矧が!?矢矧3佐が帰ってきたの!?」

 

舞風艦長が叫ぶように言った。

 

『アオバワレェ、シーホーク。着艦許可を願います。』

 

無線から矢矧3佐(軽巡矢矧)の声が聞こえる。

 

「シーホーク、着艦を許可する。」

 

中島が言った。

 

 

 

 

「矢矧っちぃー!!!」

 

SH‐60K(シーホーク)から降りてきた矢矧3佐に舞風艦長が飛びついた。

 

「艦長・・・。締まってます。締まってます。痛い痛い痛い痛い!!!離してください!!!」

 

「さみしかったよー!矢矧っちぃぃぃ!!!」

 

「舞風ちゃん!!!矢矧3佐の口から白い物が!!!」

 

舞風艦長が矢矧3佐を強く抱きしめていたので、矢矧3佐は口から白い魂のような物を出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「矢矧3佐が帰艦してきた良かった。」

 

舞風艦長は艦長室で矢矧3佐を見て言った。

 

「無事、帰艦しました。」

 

「ところで、矢矧3佐。ここに来るまでに何かの艦隊とすれ違った?」

 

「はい。写真も撮影済みです。」

 

「よし、柳1曹を呼べ!!!」

 

舞風艦長は矢矧3佐に言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この艦隊は南雲忠一中将率いる第一航空艦隊だと思われます。空母はミッドウェー海戦で沈没していた為、わかりずらいですが、第一航空艦隊に所属していた戦艦榛名、霧島、重巡利根、筑摩等がいます。もし、第一航空艦隊のどれかの艦が「あけぼの」、「おぼろ」を発見し、大本営にでも報告したら・・・。」

 

「間違いなく大本営は鹵獲するか沈めようとするでしょうね。」

 

「そうならない事を願うしかありませんね。」

 

「逃げ続けたいけれど、燃料はこのままだと1週間で尽きる。どうしよう・・・。」

 

舞風艦長はため息をついた。

 

「それならばお任せ下さい。」

 

「誰だ!?」

 

舞風艦長がドアの方を見ると、そこには草加少佐が立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー1時間後ー

ー「あおば」士官食堂ー

 

ホワイトボードの前に草加少佐が立っている。

 

「ここの5隻の艦の燃料は軽油です。軽油の産出量が一番多いのはスマトラ島のパレンバン油田です。スマトラ島は1942年に日本軍の支配下になっております。私が現地に向かい、「あおば」の印刷技術で印刷した軍票を使用すれば容易に5隻分の軽油、食料が手に入るでしょう。近くにシンガポール軍港があり、近藤中将指揮下の第2艦隊が所属していますが、先のミッドウェー作戦の影響で、軍艦に投錨しているのは軽巡と駆逐艦数隻のみで、本艦隊が補給活動をするのに最適な条件が揃っています。まず、本艦隊は軍港北東80海里のアナンバス諸島に停泊。本艦隊を隠蔽。そして、艦載機でスマトラ島メルシンに飛び、上陸。そして、陸路で南下。シンガポールで軍関係者と接触します。民間船舶を徴用してから食料、燃料を購入。そして、アナンバス諸島の本艦隊と接触し、補給します。これが本作戦の概要です。なお、作戦に使用する書類は本艦隊でも作成可能です。指示は私が出します。」

 

「そういえば、上陸は単独で?」

 

「おぼろ」艦長の高崎(たかさき)(さざなみ)(艦娘の漣)2等海佐が聞いた。

 

「ご心配なら2名から3名の同行者がいても構いません。

 

他にご質問は?」

 

菊池(みらい)が言い出した。

 

「少佐、貴方はミッドウェー沖で戦死、いや、行方不明扱いになっているが、貴方は帝国軍人。軍を欺く事になる。これはれっきとした軍規違反だ。それでも大丈夫か?」

 

「帝国軍人、草加拓海はあの海で死んだと思っております。本艦隊によって私が働くのは帝国海軍の為ではない。貴方方と同様、日本、そして、その未来の為なのです!!!」

 

 

 

そして、会議がおわり、3日後。

 

 

『哨戒機発艦』

 

SH‐60Kがヘリ格納庫からヘリ甲板にゆっくり動いていく。

 

『ベア・トラップ、リテイリングに到達確認。甲板作業員は退避!!!』

 

甲板にいた作業員がSH‐60Kから離れてヘリ格納庫に入って行く。

 

「草加少佐、角松2佐、中島2佐!!!ご武運を!!!」

 

青葉(明人)が3人に向かって言った。

 

「お前らも見つからないようにな!!!」

 

3人がSH‐60Kに乗り込むとSH‐60Kはマレー半島に向かって飛んで行った。

 

 

 

 

 

ー同刻ー

ーシンガポールー

 

「今度は艦首に108と119と書かれた艦ね・・・。しかも前に現れた不明艦に似ているとは・・・。」

 

1人の将校が机の上で頭を抱えた。

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