米海軍の潜水艦S-44を撃退してから少し経った後、1人の自衛官が青葉(明人)の所に来た。
「高畑3佐、先程、水偵から本艦にこれが落とされたんですけど・・・。」
その自衛官は鉄製の入れ物を出した。それには「艦娘、青葉へ」と書かれていた。青葉(明人)はそれを受け取り、中を見た。
「これは・・・、重巡鳥海の破片だ・・・。三川少将からだ・・・。」
青葉(明人)は呟くと、入れ物を持って来た自衛官に尋ねた。
「そういえば、救出した米軍兵はどうなった?」
「2人ともまだ救護室で寝ています。しかし、まだ目覚めていません。」
「そう・・・。」
青葉(明人)はそう言うと筒を簡易工廠に置いて救護室に向かった。
「馬込1曹、2人の様子はどうですか?」
青葉(明人)は青がかかった黒髪の衛生長、
「そうですね・・・、まだ目覚めていないですが、回復に向かっています。」
「そうな・・・・・・!!!」
青葉(明人)はベッドを見ると驚いた顔をした。
「明人3佐、どうしたん・・・!?」
馬込1曹もベッドを見ると驚いた顔をした。それは2人の米兵の1人が目を開けたからだ。
「ハ、Hello・・・。」
青葉(明人)は一応、英語で話しかけてみた。
「いや、日本語で大丈夫だ。」
そのアメリカ人は日本語で話していた。
「そう。これからそうさせてもらう。で、貴方の名前は?」
「ピリーズ・ダムド大尉。貴女は?」
「この艦に搭乗している高畑 明人3等海佐。」
「3等海佐!?佐官クラス!?」
「まあ、そうだね。」
「我々をどうするのか?」
ピリーズ大尉が青葉(明人)に聞いてきた。
「アメリカ海軍の病院船に移す。それまでここの救護室にいて欲しい。」
「分かった。」
青葉(明人)はピリーズ大尉からの返事を聞くと、救護室を出て、簡易工廠に向った。
「あ、明人さん!!!例の物は?」
簡易工廠に入ると明石が声を掛けてきたので、青葉(明人)は答えながら明石に入れ物を渡した。
「はい。これ。中に鳥海と加古、衣笠の破片が入ってる。」
「分かりました。そういえば、今日、急遽伝えられたんだけど、カビエンに着いたら弾薬補給なしで横須賀に向かうらしいよ。」
そういいながら明石は鳥海の破片を建造装置No.1に、加古の破片を建造装置No.2に入れた。すると、No.1は1:25、No.2は1:00と言う表示が出た。それを見た青葉(明人)と明石は簡易工廠から出て行った。
同刻 アメリカ パール・ハーバー
「あ、少佐、少しいいですか?」
「何だ。」
1人の米兵が少佐を呼び止めた。
「トラック発の日本海軍の電文でCXに関する事が・・・。」
米兵は少佐に紙を渡した。
「「8月13日8時00分にカビエンから横須賀に向けて出航する。到着は8月25日である。」です。」
「フッ。電文がただ漏れならこちらの作戦も有利になる・・・。今から少将に伝えてくる!!!」
少佐はそう言うと、電文が書かれた紙を持って走って行った。
挿絵のアンケート
描いて欲しい挿絵はありますか?あったら活動報告の方にお願いします。話の中のワンシーンでも大丈夫です。描く気力で描くかどうか決めます。期限?ありません。