バケツが無くなった・・・。
ーとある米海軍基地の酒場ー
「奇遇だなぁ。ここで貴様と会うとは。ずっと潜水艦勤務でパール・ハーバーかと思ったが。」
その男性はポーカーしながらクリスを見た。
「急にこっちの司令部からお呼びが掛かってな。」
「ほう。俺も休暇で陸に上がったと思ったら帰って来いってよ。ついてない。まだ2日休暇が残っていてカミさんと意味深のことを思う存分しようと思ったらワスプにのれと。空母とどうやって意味深のことをするんだクリス。( ゚∀゚)ウァハハ八八ノヽノヽノヽノ \」
クリスとポーカーをしていた男性は笑い出した。
「それはついてないはハットン。」
そう言いながらクリスはコインを賭けた。
「そういえば、お前の任務はなんだ。クリス。」
クリスとポーカーをしている男性、いや、空母「ワスプ」所属、VB-6航空隊隊長、サミュエル・D・ハットンはクリスに聞いた。
「報告だ。」
「報告?どんな。」
「8月上旬、日本の重巡艦隊と、新鋭艦、新兵器と遭遇した。」
「ほう。」
「新兵器は小さな少女が武器を持っていた。」
「俺はソイツの左舷3600まで詰め、魚雷を6発撃った。絶対に外せない射線。最初の2本でも十分な距離だ。
・・・だが、逃げられた。半速からたった30秒も経たずにソイツは30ノットを超えた速度で回避しやがった。しかもソイツが撃ってきたのは爆雷ではなく、魚雷、いや、見たことも無いやつだ。しかも大きさはとても小さく、威力は強そうには見えなかった。空中を飛翔し、探信音を放ち、追尾してきた後に、不思議な事に100手前で自爆した。その小さな物体は実弾と同じ威力を持っている。そして、ソイツは同じ新兵器を持った女性と新鋭艦の中に消えて行った。」
「どうやらツキが回ってきたようだ。日本の機動部隊相手じゃないてんで、部下達も腐っていたが、俺のターゲットはその化物の乗艦している艦らしい。今までにお前さんから巻き上げた金額だ。」
そう言いながらハットンは袋から山ほどのコインを出した。
「良かろう。貴様にツキがあるか、占ってやる。」
「Showdown」
「kingのペアだ。」
「フッ。Aのペアだ。」
クリスが出したトランプを見て、ハットンは笑いながら自分のトランプを出した。
ー同刻ー
護衛艦「あおば」は米軍の病院船に接舷して停船していた。
「治療までしていただき、有難うございました。」
ピリーズ大尉は青葉(明人)に深々と頭を下げた。
「頭を上げてください!!!ピリーズ大尉、終戦まで生き残ってくださいね。」
「はい!!!それでは。」
そう言いながらピリーズ大尉は病院船に乗り移り、艦と船を繋いでいる橋が「あおば」に収容され、第2戦速で航海を再開した。
梨田死亡ルート確定。大丈夫です。生き返りますよ。だって第5章の冒頭で護衛艦のクルーは誰も死なないって言いましたもん。
挿絵のアンケート
描いて欲しい挿絵はありますか?あったら活動報告の方にお願いします。話の中のワンシーンでも大丈夫です。描く気力で描くかどうか決めます。期限?ありません。