リリカル的な人生らしいの   作:ぺんぎん村長

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娘がいるのに、魔法少女っすか。ていう理由で始めてしまった。
あれ、窓にしr


それは運命?なのかもしれない

どこでもあって、どこでもない。いつでもあって、いつでもない。そんな場所に彼女はいた。いや、もしくは彼かもしれない。

 

「…………。」

 

特に何かを喋ることも無く、ただ自分の時間だけが進んでいく。周りに騒がしさは無く。ああ、これが静寂。心の中に言葉を残す。

 

「…………?」

 

静寂である、しかし、声を聞いた気がした、静寂なのに。無視するか、否か。考える、気になる、だから、耳を傾けて、それで終わり。

 

「…………。」

 

静寂では無かった。聞こえないのに聞こえる。周りに音がするものはない、静かだった。でも静寂ではない。ああ、また聞こえた。心地よく感じる騒がしさ、不快ではない、聞いていて飽きない。

 

「……てん、せい?」

 

点睛、天性、典正、いや、転生なのだろうか。もしくは天声。どうやら静かに寝ている事は出来ないらしい。自分が何なのかは知っている。自分が『 』に漂っている事も、知っていた。新しい誰かに生まれ変わる事は無く、自分が新しく生まれるらしい。

 

「創作の世界、か。」

 

世界は、想像出来る事は実現する事が出来る、なんて言葉があった気がするが、創作物の世界に生まれ落ちる事なんて実現できるのだろうか。いや、無意味な考えだろう。自分がそこに生まれる事は決まった事だから。

 

 

 

 

喧騒が無くならない、誰かの泣き声が、木霊する。

おぎゃあ、おぎゃあ。木霊する。喧騒は無くならない。

空が、自分を、私を、温かく見下ろしていた。

 

 

 

私は捨てられた。

 

 

 

どうやら、私は孤児から始めなければいけないらしい。孤児院らしき建物の前で、私はただただ泣きあげる事しか出来ないのだ。泣いて、泣いて、そして泣いて。いつの間にか、屋内にいてあやされていた。腕に抱きかかえられ、歌声らしきものを聞いて、私は安心した。ああ、これは人の温かさだ。

 

それが、恐らく最初の記憶。孤児院に迎えられた日のこと。

 

これは、ただの感傷なのだろう。なんということはない、私を引き取るなんて言った老婦人がいただけの話だ。正直離れるのは寂しい、それでもいつまでも孤児院に居れるわけではない。

 

私はベアトリーチェ、カスティリオーニ婦人の養子になるので、ベアトリーチェ・カスティリオーニとなる。

 

まあ、それが当時の話。5歳と8か月ぐらいだった。どうということはない、昔の思い出に浸っているだけにすぎないのだから。意味があるのか、と聞かれたならば、私にだけはある、と答えるだろう。誰かに似ていないか、と聞かれたならば、『 』を漂っていたからではないか、と返すだろう。モデルになる人物は必ず存在する、故に、私はそのモデルの要素を多分に取り入れているのだろう。

 

 

そろそろ始まるようだ、所謂プロローグというやつだな。




仕方がなかったんだ、魔法、傍観、テコ入れ、少女、で最初に出てきたのうみねこだったんだもの。
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