PXZ2にアニメ作品が参戦したら   作:coko

5 / 6
3話 「スケット、ツッコミ、家族、逆転」②

共闘をするハメになった三島一家の奮闘により、敵はドンドンと減っていった。

 

クルツ

「やるなぁ、三島一家! 一致団結すりゃ、怖いものなしじゃねぇの?」

「貴様、そんなこと二度というな」

クルツ

「な、なんだよ……?」

 

ただでさえ共闘すること自体嫌がっている仁は、クルツが言った言葉が相当イラッと来たようだ。

 

零児

「クルツ、これ以上事態をややこしくするな」

マオ

「そうよ、クルツ」

クルツ

「は、はい……すみません……」

 

クルツは、仕方なく謝るのだった……

 

 

―――――――

 

 

モリガン

「あら、なんか騒がしいと思ったら……これはどういう状況かしら?」

デミトリ

「む……? 見たことがある奴らもおるが……?」

 

モリガンの城へと続く道から、デミトリとモリガンが現れた。

 

マオ

「な、何!? マッチョと凄い格好の女が現れたけど……!?」

零児

「あいつらは……デミトリにモリガンか?」

宗介

「あの二人……この世界の住人と見るべきか?」

クリス

「まさしく正解だ、宗介」

ジル

「マッチョの方は吸血鬼のデミトリ、凄い格好の女はサキュバスのモリガン。魔界の住民であるダークストーカ―よ」」

クルツ

「さ、サキュバスぅ!?」

小牟

「そういえば、向こうに見える城はモリガンの城じゃったのゥ」

 

デミトリとモリガンの再会も束の間、そんな状況ではなかった為、宗介はすぐに彼らからかなめ達のことを訊く。

 

宗介

「デミトリとモリガン……だったな。俺達よりも先にここに逃げ込んだ人たちを探してるんだが……見てないか?」

モリガン

「もしかして……これ?」

 

デミトリとモリガンの後から、かなめ達が追いついてきた。

 

かなめ

「ソースケ! 無事だったのね!」

宗介

「当たり前だ。俺はそう簡単にくたばらんぞ」

平八

「成歩堂も無事じゃったか。……まぁ、ワシの弁護をするんじゃ。そう簡単にくたばらんか」

ナルホド

「生き残ったのは奇跡みたいなもんですけど……」

マヨイ

「奇跡も運の内だよ! ナルホド君!」

真島

「ヒメコちゃん達も無事やな!」

ボッスン

「おかげ様で……」

ヒメコ

「というか、この人達と知り合いやったん?」

零児

「まぁな、まさか……魔界に繋がっているとは思ってもみなかったが」

スイッチ

『確かに、マンホールが入り口だったとはな』

ボッスン

「スイッチ、お前冷静だな……」

クリス

「まぁ、とりあえず全員無事なのはよかった。後は、この場を乗り切るだけだな」

 

一同が残りの敵を片付けようとした瞬間、別の場所からゾンビとは違う化け物と赤ずきんの女の子が現れた。

 

???

「見つけた~! 私の獲物~!」

ヒメコ

「な、なんや!? ……赤ずきん?」

マオ

「もしかして、あの子も魔界の住民……?」

かなめ

「いや、魔界に赤ずきんって、絶対に合わない組み合わせよ……?」

スイッチ

『それより、彼女は“獲物”と言ったが……?』

???

「そうよ~、私の獲物よ~……だから、私の為に死になぁ! そこの青い奴!」

 

赤ずきんが言う獲物とは――ナルホドのことであった!

 

ナルホド

「えええっ!?」

クルツ

「何だ、あの娘!? のほほんとした性格かと思ったら、とんでもなく腹黒いぞ!」

デミトリ

「あの小娘……見たことあるな」

桐生

「何だ、知り合いか?」

デミトリ

「賞金目当てにダークストーカーを狙っていたダークストーカ―、バレッタちゃんよ」

宗介

「ダークストーカ―を狩るダークストーカ―だと?」

ボッスン

「共食いみたいなことしてたってのか?」

「そんな女が、また懲りもせずにお前達を狙いに来たのか?」

かなめ

「だけどあの娘、成歩堂弁護士を狙いに来たって言ってるわよ?」

バレッタ

「そうよ~。今は、ダークストーカーを狩る時代じゃなくなったから、もう狙わないわ。……青い奴以外はなぁ!」

成歩堂

「そ、そんなぁ! 誰が僕の始末なんて頼んだんだ!」

ジル

「……シャドル―じゃないの?」

カズヤ

「何……?」

 

“シャドル―”という言葉にカズヤは反応する。

バレッタは図星だったのか、腹黒い方に態度を変える。

 

バレッタ

「なにカマかけてんだ、オラァ!」

真島

「なんや、えらい図星みたいやけど……根拠はあるんか?」

クリス

「あるさ。彼女が連れているクリーチャーだ」

スイッチ

『あの化け物達のことか』

クリス

「あのクリーチャー……シャドルーが使っているという情報がつい最近入ったんだ」

ヒメコ

「そいつらが成歩堂弁護士を消そうっちゅうわけかいな」

桐生

「だが、そいつらがどうしてカタギである成歩堂を消す必要があるんだ?」

平八

「……ワシを潰す為じゃろうな」

宗介

「何だと……?」

かなめ

「そういえば……成歩堂弁護士って、確か平八さんを弁護するために神室町にきたんですよね?」

小牟

「つまり、平八より凄く弱い成歩堂を消そうとしてるわけじゃな。……災難じゃのゥ」

ナルホド

「災難どころの話じゃないですよ……」

 

いざ戦闘開始……の前に新たな問題が発生した。

それは、戦えない者達の護衛である。

安全な場所に避難させようとしても、そこを付け込まれたら一巻の終わりでもあるため、どうしようかと悩む一行だったが、モリガンがある提案を出した。

 

モリガン

「とりあえず、自分の身を守れるだけの力があればいいのよね」

ボッスン

「まぁ、そうですけど……何か提案があるんですか?」

ヒメコ

「まさか、『自分で戦え!』なんて言うんやないか?」

ナルホド

「いやいや! 格闘とか無理だよ!」

モリガン

「違うわよ。マヨイちゃん……だったかしら?」

マヨイ

「え? あ、アタシですか!?」

デミトリ

「モリガン、もしや……小娘の首飾りのことか?」

かなめ

「首飾りって……勾玉のこと?」

モリガン

「ええ。それに魔力を吹き込んであげるわ」

スイッチ

『魔力……? 魔法が使えるようになるということか?』

クルツ

「マジで!? ファンタジーだな!」

モリガン

「残念だけどハズレ。魔法は使えないけど、戦える程度の力を蓄えることができるわ」

ナルホド

「マヨイちゃんの従妹の春美(はるみ)ちゃんに霊力を吹き込んでもらった時と似てるな……」

マヨイ

「で、でも、どうやって吹き込むんですか?」

モリガン

「簡単よ。強い力を得られるように念じるのよ」

マヨイ

「は、はい!」

マオ

「でも、それやって本当に強くなれるの?」

零児

「わからんが、試してみる価値があるだろう」

ヒメコ

「せやったら、マヨイさん。アタシ達にも、強くなるように念じてくれへんか?」

ボッスン

「お! そりゃいいな!」

スイッチ

『せっかくだから、かなめもそうするか?』

かなめ

「え!? い、いや、アタシは遠慮するわよ!」

宗介

「俺は賛成だ。俺が不在になった時、最低限の護身術を身につけた方がいい」

かなめ

「絶対に護身術じゃないからね!」

ヒメコ

「ええやないか。こんなこと、滅多にないで!」

かなめ

「あ、あのね……」

宗介

「マヨイさん、すみませんが、千鳥には千鳥のツッコミ技術で敵をなぎ倒せるように念じてくれませんか?」

マヨイ

「りょーかい! かなめちゃん、いくよ!」

かなめ

「マヨイさん!? すんなりと引き受けないでください! あと、なんでツッコミ技術!?」

 

結局、ナルホドやマヨイだけでなく、スケット団やかなめも魔力の吹き込みを貰うことになる。

 

マヨイ

「えーっと……トノサマンやヒメサマンみたいに強くなれますように!」

かなめ

「なんで特撮!? 確かに作中では強いけど!」

マヨイ

「ナルホド君は“異議あり!”で敵をなぎ倒せますように!」

ヒメコ

「法廷特有の言葉やなぁ」

真島

「せやけど、センセの“異議あり!”は迫力があったで」

ナルホド

「それで敵をなぎ倒せるのかなぁ……」

かなめ

「スケット団はそれぞれの特技で敵を倒せますように!」

ボッスン

「お、俺達だな」

ヒメコ

「向かってくる奴は、死にさらしたるでぇ!」

スイッチ

『もはや悪だな』

マヨイ

「かなめちゃんはツッコミで敵をなぎ倒せますように!」

かなめ

「もう、本当にどうにでもなれ……」

モリガン

「じゃあ、はい」

 

モリガンがマヨイに近づき、マヨイの勾玉に魔力を吹き込む。

すると、勾玉と一緒にマヨイの体も光り、すぐにその光は消えた。

 

マヨイ

「い、今のって……?」

クルツ

「勾玉が光ったな。マヨイちゃんの体も一緒に」

桐生

「成功したってことか?」

クリス

「そうらしいな」

零児

「正確には、霊力の増幅だな」

スイッチ

『……これで戦えるようになったのか?』

モリガン

「一応はね」

ボッスン

「よっしゃあ! すぐに試そうぜ!」

小牟

「これこれ、そう急ぐんでない」

デミトリ

「ふん、モリガン……貴様も物好きだな」

ジル

「そういうデミトリも、笑ってるわよ」

バレッタ

「それじゃあ、逃げないってことでいいの?」

宗介

「その通りだ。甘く見ると、痛い目に遭うぞ」

バレッタ

「へぇ~。……そんじゃ、試してみようじゃねぇか!」

真島

「来るで! センセ、行けるな?」

ナルホド

「そ、そうみたいです」

クリス

「学生組も行けるな?」

ボッスン

「任しといてください!」

ヒメコ

「ウチのサイクロンの餌食にしたるわ!」

スイッチ

『俺も出来る限りの分析でサポートする』

かなめ

「……このハリセンでも倒せるのかなぁ?」

カズヤ

「ふん、こんな奴らに任せて、本当に大丈夫なのか?」

平八

「ハッハッハ! 大丈夫じゃろう。ワシの弁護をする男なのだからな」

真島

「それに、鬼姫と恐れられとる女もおるからのぅ」

「恐れられているのはともかく、弁護は関係ないが……」

マオ

「この際どうでもいいわ。早く片づけちゃいましょ」

ナルホド

「マヨイちゃん、僕から離れないで」

マヨイ

「うん! でも、アタシだってナルホド君を守ってあげるんだから……!」

 

スケット団(スケット)かなめ(ツッコミ)三島一家(家族)弁護士(逆転)……意外な戦力が加わり、ナルホドを守るための戦いが火蓋を切る!

 

 

―――――――

 

 

バレッタ

「痛~い! この強さ、普通の弁護士じゃなーい!」

ナルホド

「僕はそんなつもりはないんだけど……」

バレッタ

「テメェらの顔、覚えたからな! 首洗って待ってろよ、弁護士!」

 

そう言い残し、バレッタは撤退していった。

 

ボッスン

「お、追っ払えた……」

真島

「なんや、凄い嬢ちゃんやったなぁ」

かなめ

「ホントですね……」

スイッチ

『成歩堂弁護士、あの赤ずきん……次に現れた時、またあなたを狙いに来るでしょうね』

ナルホド

「勘弁してほしいなぁ……」

零児

「こうなってしまった以上、成歩堂弁護士は森羅で監視した方がいいな」

宗介

「それがいいでしょうね」

 

 

―――――――

 

 

戦闘が終わった一行は裏嶋と合流し、これからをどうするか相談し始める。

 

マヨイ

「ありがとうございました、モリガンさん!」

ボッスン

「本当にあの化け物達倒せるぐらい強くなっちゃった……」

ヒメコ

「ホンマにビックリやで。もの凄い吹き飛んでいったで」

スイッチ

『あそこまでとは……予想外だった』

かなめ

「一番ビックリしたのはアタシよ。ハリセンで本当にどうにかなっちゃった……」

宗介

「おめでとう、千鳥。これで君も人間卒業だ」

かなめ

「そんな卒業したくないわ!」

 

かなめがハリセンで宗介を吹っ飛ばす。

 

マオ

「うわ~……凄い飛んで行ってるね」

小牟

「ソースケの奴、大丈夫かの?」

クルツ

「多分、大丈夫じゃないか?」

クリス

「だが、これで一般市民を戦わせることになってしまったか……」

ジル

「そうね……」

ボッスン

「ああ、気にしないでください。喧嘩は日常茶飯事みたいなもんですから」

ヒメコ

「いや、今回は相手が違うからな、ボッスン」

モリガン

「あと、弁護士さん。あのダークストーカ―には気をつけてね」

デミトリ

「うむ。あの小娘、しつこいからな」

ナルホド

「うう、先が思いやられるなぁ……」

零児

「とにかく、これで成歩堂弁護士達の無事は確認できたな」

真島

「それはええけど、これからどないするんや?」

裏嶋

「そうね。まずは調べるべきよね。金の鎖」

桐生

「この金の鎖、一体どういうものなんだ?」

クリス

「さっぱりわからないんだ。逢魔が関わってることには間違いないんだが……」

宗介

「では、調べがつくまで、ここで待機ということですか?」

ジル

「そうなるわね。調べは組織の人間である私達がするから、他の皆は休憩してて」

マオ

「宗介、アンタはかなめ達を見ててね」

宗介

「了解だ」

小牟

「仁、お主もちょっと付き合ってくれんか? さっき言ってた目撃情報を詳しく話してもらえんかのぅ?」

「……いいだろう」

カズヤ

「ふふふ……俺がいない間に、面白くなってきてるようだな」

平八

「これはまた、面白いことになってきおったのぅ。ククク……」

桐生

「明らかにヤバい奴らがいるが……大丈夫なのか?」

零児

「……いつものことだ」

かなめ

「いやね。それ……」

 

こうして、彼らには調査と一時の休息が訪れる……




次回は番外編を書こうと思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。