男勝りで、負けん気が強くて、けれども誰よりも恥ずかしがり屋で、誰よりも女の子っぽい。
そんな彼女と、ぼくの、よくあるようで、少し特別な一日。
{①}
朝九時半、休日の朝とでも呼ぶべき、そんな早いけれども遅い時間、予定の三十分ほど前に、ぼくは待ち合わせの場所に到着していた。
人によっては十分早いくらいの時間だったのだけれど、どうやら待ち合わせの相手は、ぼくよりもよっぽどせっかちで、行動の早い人だったらしい。
――らしい、というには、ぼくは彼女のことを知りすぎているのだけど。
そうやって彼女の事を少し遠目に観察しながら、そっと彼女のもとへ近づくと、どうやら向こうもこちらが来たことに気がついたらしい。
両手を上げて、なんだか猫が威嚇でもするかのように、大声を張り上げた。
「あー! おそいわ! 三十分も待たされたで!」
耳に快く残っていく快活なハスキーボイス、白のワンピースは、どことなく彼女らしくないというか、だからこそ彼女を引き立てるというか……まぁ、すごく可愛いんですけれども。
――彼女の名前は江口セーラ、千里山女子というえらく麻雀の強い高校に通う三年生である。
というか、さすがに一時間待つのは無理だと思います。
「アホ、そこは何かボケるとこやろ!」
何かって、結局自分も思いついてないのは、突っ込むべきか突っ込まざるべきか。……あぁ、そこまでボケなのか。
それにしても……ふむ、三十分前にはもう着てたのか。
「せやなー、三十分以上まってるとなんか落ち着かないねん、どや、ぴったし三十分やで」
つまり、三十分もすると待ち合わせをしてる自分が照れくさくなって、そわそわしだすらしい。……これは少し惜しかったな。もう少し遅れて照れるセーラを見てみたかった。
なんていうのは、言ったら小突かれるので黙秘、黙秘。
――さて、そんなことよりも。
えらく珍しい服のチョイスだね、誰かの入れ知恵?
「まぁ、いつもの通りやで」
……あぁ、膝枕コンビの眠り姫か。たしかに割りとノリノリでそういう事しそうなタイプだよね、病弱なのに。
「……で、その、えっと、どや?」
ん? (わかってないふり)
「に、似合ってるか、って聞いとるねん! はずかしいんやからあんまいわすなや!」
赤面して、必死にこっちへ指をふるセーラ、慣れないことをしているせいか、その必死さがひしひしとこっちまで伝わってくる。
あはは。そうだね、似合ってるよ、すっごく。ベリーベストだ。
「い、いやでもその、普段はこんなん着ないし、オレってこう、ガーってして、バーってなるタイプやん? せやから、こういうひらひらってのは、あんまりにあわないんじゃないかなーって」
いやいや、そんなことはないさ。シンプルなワンピースだけど、少しひらひらが飾ってて、すごく素敵だ。とっても女の子っぽい。
「せ、せやか。いや、うん、そ、それやったら偶にならこういうの着ても、ええで?」
ホント? いやぁ嬉しいな!
「アホゥ! 騒ぎすぎや!」
……なんだか、バカップルのイチャイチャみたいになっていたみたいだ。周囲の目が痛い。それにセーラも気がついたのか、すぐさまぼくの手をとった。
――って、えぇ?
「あぁ……もう! さっさと行くで、ついてこい!」
いや、あの、ちょっと、そんな勢い良く引っ張らないでくださいよ――!
{②}
移動中、ぼくらは歓談に励んでいた。話題は普段の事、今はセーラがぼくに、ぼくとは関係のない場所での半荘について語ってくれている所だ。
「……でな、言ってやったねん。“今この瞬間、この半荘は東風戦に変わった! この対局に、南場はもう訪れない!”ってな」
おぉ、かっこいい! セーラみたいに実力がある人が言うと、本当に心の底からそう思える。とはいえ、まさかオチも付けずにセーラがそんなことを語るわけがない。恐る恐るぼくはセーラに問いかける。
……で、結果は?
「オーラスで怜に直撃もろてまくられた」
ぐすん、と泣き真似をしながらそんな風にセーラは締めくくった。どうやらそれで終わりらしい。
残念だな、ここからセーラの怒涛の連続和了が始まると思ったのに。
「うっ、怜が悪いねん、オレの牌が浮いてるのわかっとるのに、そこで待っとったんやから」
まぁ、さすがにダマで警戒できるたぐいのものでもないか。無理ない無理ない。
「やろ!? ほんまによー解っとる、オマエと話してるとちょー話しやすいわ、なんやろな、天才聞き手ってやつ?」
商売できるかな?
「できるやろー、できてまうやろー」
よし、決めた! ぼく、悩んでる人の相談を聞く職業につこう! そうなったら、常連さんになってくれてもいいんだよ?
「アホ! オレは別に悩み事とかないし、それやとオレが気軽に話せんやろ、もっとこう、ラフな感じでええんや!」
……あれ? それだと何か、ぼくがクラブのママみたいになっちゃうじゃないか。そんなのやだよ、あんまり顔に自信ないし。
「いやいや、十分やろ、っつかクラブのママて」
いやうん、解ってるけどさ。
――と、どうやら話題が切れてしまったようだ。……うん、そろそろ頃合いだろう。
ところでさ、
「ん?」
何時まで繋いでるの?
「ふぇ?」
――手。
「…………あ」
……そうなのだ、今の今までぼくらは待ち合わせ場所を飛び出してからずっと、手を繋いだままだったのだ。それこそまるで恋人のように。
そんなこと、全く意識すらしていなかったのだろう、セーラは急に顔をゆでダコの如く燃え上がらせると、ぱっとつないでいた手を離してしまった。
わかってたけど、残念だ。
「何が残念やねん! 気づいとったならはよゆえや。恥ずかしいやろ!」
いやいや、セーラの右手の感触は新鮮なんだ。一日中麻雀打ってるはずなのに、豆一つなくて、運動とか得意で、しょっちゅうからだ動かしてるはずなのに、手が子どもみたいに柔らかくてさ、綺麗でさ。
「そんな詳細に語らなくてもええねん! ってか堪能しすぎやろ、もっとオレの事気遣ってや!」
いやー、楽しそうだからさ、それになんだかセーラと手をつないでると幸せになれる気がしてね。……というか、手をつないでる時点でもう、幸せの絶頂みたいなもんなんだけどね!
「……………………そか」
……ん?
「…………あ、いや、なんでもないで、ちょっと嬉しそうな顔見れて、こっちも何かうれしいな~とか、いやいやいや、でも……まぁ、うん」
――ふと、セーラは道行く足を、止めていた。隣にいたはずの彼女の姿が、あっという間に見えなくなったために、ぼくはすぐさま後ろを振り向く。
そこには、先ほどまで浮かべていたはずの、ただ気恥ずかしさをこらえるような顔は、もうなかった。
笑っている。
すこしだけ朱の差した頬で、照れくさそうに、けれどもそうして居る事自体に、うれしさを感じているような、そんな柔らかくて、素直な笑顔で、セーラは笑っているのだ。
「――――えぇよ」
手を、差し伸べて。
数歩もない、ぼくとセーラの距離を、彼女の右手が橋渡しする。ぼくはそんなセーラの姿を、ただ立ち止まって、眺めている。
――いや、見惚れているのだ。
「もう一度、手、つないでも……えぇよ」
言葉が、ぼくの耳を貫いて。
はい、と言う端的で、もっともわかりやすい返答を返すのにも、ぼくはえらく苦労することになるのだった。
{③}
それから、たどり着いたのは幅広いジャンルの女性向け衣類を扱う専門店だ。普段であれば一日中どちらかの家に入り浸ってゲームをするか、ノーレートの雀荘で麻雀漬けの僕らからすれば、かなり建設的なデートの内容と言える。
……まぁ、それで恋人でないというのだから、不思議なものだけど。
「でな、今度の夏祭りには、新しい浴衣おろそう思うねん。というわけで、普段ならこういうとこ依らへんのやけど、来ることにしたんや」
――という説明は、すでに昨日のうちに受けているのだけど、セーラは改めて、と言った様子でそんな風に語ってくれた。
まぁ実際、こんな場所一人でくるのは度胸いるからね。
「せやろ? ……って何言わせんねん!」
あはは、図星じゃないか。
「言っていいことと悪いことがあるやろ! それに今日は特別なんやで、色々と」
……まぁ、解ってる。別に深い意味が無いことも、単純にその場のノリでそんな風に行っていることも、全部解ってる。
ぼくとしては、本当に今日は特別のつもりなんだけどね。
「……どしたん?」
なんでもないよ。さ、行こうか。場所分かってる?
「何言う取るねん、ここはりゅーかのススメで来とるんや、全部リサーチ済みにきまっとるやろ」
膝枕国の国主様が、全部ね。……なんか、下調べとかしようとして、入り口まで来たまではいいものの、結局気恥ずかしくなってそのままとんぼ返りしそうだもんね、セーラの場合。
「――な、な、なななななっ!」
おっと、再びセーラの顔に火がついてしまった。まぁ、図星なのは知ってる。どうせ膝枕の貴公子辺りにそそのかされて、一度は行く気になったんだろう。
元々は、ぼくに対しても同伴を求めるのではなく、夏祭り当日にお披露目、という手筈だったのかもしれない。
――で、すでに一人で買いに行ったことになっているセーラは、仕方なくそういう話を聞いていなかったぼくに、白羽の矢を立てたわけだ。
……別に邪推というわけではないけれど、どこか自分勝手な推量に浸りつつ、セーラとぼくは、セーラの先導で着物売り場まで辿り着くのだった。
ちなみに手はつないだままで。
「……と、早速選んでくるわ、ちょいと待っててーな」
なんて、セーラは入り口までたどり着くとぼくの手をすんなり離して、売り物の中へと飛び込んでいってしまった。
――が、こういうお店でひとりきりというのはやっぱり気まずい、ぼくも当然後へと続く。
「なんやねん、ついてくるんかいな」
まぁね、やっぱり一人で暇してるのもなんかあれだし。
「そ、そか」
……緊張してるの?
「し、してへんしてへん!」
わかりやすいなぁ、もう。
――と、言葉を交わしながらも、別に着物を選ぶ手を止めたわけではない。軽く一つ一つに目を通しながら、
っと、これなんかどうかな?
「ん? どやろ、派手やない?」
いや、セーラの場合、見た目からして派手だから、地味な着物だと、着物がセーラの美貌に負けちゃうよ。全体が派手な方が、バランス取れてていいと思うだけど。
「ふぅん。……って、なにさり気なく美貌とか言ってんねん! びっくりするやろ!」
あはは、バレちゃったか。
……まぁいいや、折角だしさ、試着してみなよ。確か着付けできたよね。
「あぁ、うん。竜華と一緒に怜の着付け手伝ってたらいつの間にか……」
よし、じゃあ早速着てみない? セーラの着物姿、早く見てみたいな。
「お、おう。……あ、じゃあこれなんかも一緒に」
いいんじゃない? だからはやく、はやく!
「急かすなや! あぁもう、じゃあ行ってくる!」
バッとかけ出して、セーラは試着室の中へと消えていった。……まさしくあの中身はブラックボックス。でもセーラの場合、普通にシャツとか来たまま着物着そうだな。
まぁでも、それはそれで何かエロいかも……じゅるり。
――っと行けないいけない。こんな場所で邪念を吐き出してたら、通報されても文句言えないな。
と、そうやって考えを巡らせていたら、試着室の幕の端から、セーラが顔を出しているのが見えた。
……終わった?
問いかけると、コクンと頷いて肯定する。小動物のような所作だ。
「ん、んん! じゃあ、行くで」
咳払いをして、顔を引っ込ませると、一拍。――更に一拍。そして、一拍。……何時まで経っても出てくる気配がない。
これは、――開けてもいいよね?
ガバっと、勢い良くカーテンをスライドさせる。――びっくりしたように、セーラがぼくの事を見ていた。
「……あ、えっと…………いやーん」
元気のない声で、それでも精一杯ボケたのだろう。盛大な拍手をセーラに送りたい。とはいえまぁ、ぼくとしてはやるべきことはただひとつ。
……姉御?
――と、軽くセーラに問いかける事だった。
「…………、」
プシューと機能不全に至っていたセーラが、そんな言葉に反応して、ようやくこちらがわに帰還する。そうしてみるみるうちに、羞恥の紅が、怒りのモノへと変質していった。
「ちゃいわ! オレは普通の高校生で、そもそもさほどオレら年変わらんやろ!」
まぁ、そうだけども。
――別にボケ返すためにセーラにそんなことを言ったわけではない。単純に、セーラのことを冗談めかして褒める必要があっただけだ。
そうすることで、セーラは完全に、意識を漫才に向けて行くことになる。油断が生じるわけだ。
あとは、そこを――
――いやぁ、よく似あってると、特にその華の簪、なんて言うか、色気があるって感じだ。
「え? ――あ。ぅ?」
言葉を飲み込むのに、多少の時間を要したのだろう。セーラの顔が一人百面相を繰り広げることとなる。
やがて、ついにセーラの羞恥心はオーバーフローに至ったのだろう。もはや声を荒げるようなこともなく、顔を伏せてしまった。
それから。
「――アホゥ」
そうやってポツリと漏らした言葉を、ぼくは聞き逃すことはなかったのだった。
{④}
昼食にファミレス、というのもなんだか芸がないけれど、ぼくたちはよくこのファミレスを利用している。今日もそんな一日の延長線上にあったわけだから、態々奇を衒った昼食の選択は必要ない。
あくまで自然体に、だ。特にセーラは、今日の買い物を特に意識しているわけではないのだから。
「じゃじゃーん」
……って、なにそれ。
「ドリンクバー・オブ・ミックスジュース」
――素直にゲテモノ、って言えないの?
「そーとも言うで」
……で、どうするつもりさ。まさか捨てるとか言わないよね。
「――うぇ?」
あぁうん、何も考えてないことくらい解った。
「って、そうやん! 折角持ってきてもうたけど、どうないしよ」
…………
「なぁなぁ、どうすればええと思う? マズイで、ウェイトレスのねーちゃんに怒られるで」
…………あー、
「ん? どしたんどしたん?」
セーラの、ちょっといいとこ見てみたい!
「…………ハァ!?」
ここはセーラが責任をもって、その可哀想なドリンクらしき何かを、処理するべきだと思うんだ。こう、ぐいっと。
「あ、え、あの、えっと」
ほらー、ほらー。
「あー、うー……」
――どうやら悩みだしたようだ。正直なところ、こんなもの何処かにぶち撒けるわけにも行かないから、セーラに責任をとってもらうか、見捨ててそのまま二人で帰るかするしかない。……が、後者は気まずくて今後このファミレスを利用できないから、実質セーラが責任をもって処分する他にない。
まぁ、セーラも覚悟のうえだろう。
「えぇいままよ!」
と、えらくかっこいい掛け声とともに、セーラはぐいっと、得体のしれないジュースらしき何かを煽った。……どんな味がするのだろう、と疑問がわくが、セーラの余りにも悲惨な表情から、直ぐにそれは消えてなくなった。
……いっき! いっき! (心のなかで)
「――――プハァ! まずい! もう一杯!」
って、割と余裕そうだね、じゃあ折角だから、もう一周言ってみようか。
「ドアホウ! んなことしたら死んでまうわ!」
ですよねー。
「……なんやったら、自分、いってみる?」
――そうだね、セーラだけにいい格好させられない。……行こうか!
「ってチョイ待ち! ホンマに行こうとすんなや。あーもう、無茶やー!」
……まぁ、普通にウーロン茶をお代わりしに行くだけなんだけどね。――帰ってきて軽く叩かれたのは、ちょっとだけ理不尽を奏上したいところである。
{⑤}
それから、じゃあ昼食後はどうするかという話になり、セーラはいつものごとく麻雀! と元気よく提案したことにより、午後はいつもどおり麻雀漬けの形になった。
まぁ、そのために雀荘に一番近いファミレスで昼食を摂ったわけなんだけど。
「いやー、楽しかったわ。なんやオマエも、十分ええところまで行けたやん」
セーラにはかなわなかったけどね。喰らいつくだけで精一杯だよ。
「全国区のエースに、食らいつけるってそれ十分インハイでもやってけるで?」
そうかな、少し自身もっちゃうよ。
「ええねんええねん。麻雀は強いって思い込んでる奴が、一番強いねん、実際オレかてそうやしな」
だねぇ、セーラってばホント、麻雀に関してだけは退かず顧みずの自信家なんだから。
あはは、と二人で笑い合って、夕日の沈む帰り道を歩く。周囲に人はいない。なんだか二人っきりの世界にいるみたいだ。
ほんと、セーラと一緒にいるのは楽しい。
毎日が疾風みたいに過ぎ去っていって、いつの間にか、今年も半分が終わってる。一年って、こんなに短かったかな。
一日って、こんなに一瞬だったかな。
――だから、決めたんだ。
そうやって思うから、一日を惜しく思うから、ぼくは決めたんだ。
――ねぇ、セーラ。
「……? なんや」
ぼくはね、昔からセーラに言いたかったことがあるんだ。
「ほんまに? なんなん? 聞きたいわ」
うん、じゃあ、言うね?
――出来る限り率直に、大切だと思うから、何かを着せるようなものじゃなく、自分の言葉を、思いとして伝えたい。
そうやって、素直なセーラが――
――ぼくは、セーラが好きなんだ。愛してる。
「…………あ」
――恥ずかしがり屋で、それでもやっぱり、誰よりも負けん気の強い人。そして真っ直ぐで、どこまでも一緒に居たいと、思える人。
いつもだったら、こんな時、セーラは呆けた顔をするのに、それから照れて顔を赤面させるのに。
その時のセーラは、少し違った。
セーラだからこそ、こんな時、ただうろたえるだけじゃあ無いんだろうな、と。昔から考えていたとおりに、セーラは少しだけ戸惑ったようにしながらも、それでもはっきりした声で、ぼくに返事をくれるのだ。
「――こんな俺でも良ければ、喜んで」
そうやって、セーラはニッと八重歯を見せて、朗らかに笑った。頬の赤みは、多分隠してはいないのだろう。
――豪胆で男らしい、でも人一倍照れ屋で女の子らしい。そんな江口セーラを、ぼくは最愛なのだと、心の底から、そう思うのだ。
某所で振袖をきたセーラの絵を見かけました。
すごく可愛らしくて、なんだか色々捗ってしまいました。後悔はしていませんが、なんだか少し投下することが気恥ずかしい内容になりました。
ちなみに主人公は特にキャラ付けは麻雀がそれなりに巧い、以外はありません。
男の子か女の子か、すらも決まっていないので、皆さんの思い描いたイメージをそっくり当てていただければ幸いです。
また、牌画像を麻雀以外にも利用するという試みも行なっています。
なかなか麻雀を題材とした作品の短編っぽくていいと思うのですが、どうでしょう。