短いけど、兄弟子から見た零のお話
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いや、すぐ死にそうってか「もう死んでんじゃねーのかコイツ」っても思ったな。
ソイツは
目は意思が灯ってない、作り物のガラス玉みたいで、表情もまるで人形みてぇに一切動かない。俺が何を話かけても全ッ然、反応無し。動く死体かっての!
んで、師匠はソイツをどっか別の施設に預けるとかじゃなく、引き取って弟子にするって言い出した。
それ聞いた時は思わず、
「え、マジですか?本気で言ってます?」
って割とマジで本気か疑った。まぁ、師匠は冗談なんて言うタイプじゃねぇから本気なんだろうが。
その頃のアイツは散々な環境にいた所為か、肌は血の気がなくて、背もちっこくてひょろっとしてて、到底師匠の
あの時の俺は、見た目の弱々しさに騙されて、気づいていなかった。
───あのガラス玉のような瞳の奥に光る、死の光に。
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師匠からこの弟弟子に、最初に渡された
武器やクスリの密売が主らしいが、まぁそれなりに経験がありそうな傭兵さんがひーふーみー……コソコソしてるくせにそれなりの人数雇ってんなぁ。
俺は兄弟子としてお目付け役として同行してこいと言われた。俺は基本手を出すなと念を押された。チッ……つまんねぇ。
アイツひとりじゃせいぜい、2・3人殺るので限界だと思ってんだけど……
「…………へぇ?」
「……」
……ついさっきまでは、本気でそう思ってた。
だが、
優に10は超えていた屈強な男共をあっさりと血の海に沈めた姿を見て、その印象はあっさり覆された。
その小さな体、その細腕のどこにそんな力があるのか。
銃弾の雨を搔い潜って一人ひとりに対し、あの扱いにくそうな大物を一閃。確実に首を撥ね飛ばしていた。相手を所構わず斬り刻む俺とは違って、アイツの周りには随分ときれいな死体が積み重なっていく。
初めての仕事とは思えない、ただターゲットを殺す、そのためにだけ動いているかのように、無駄のない動き。
まるで師匠が遠くから動かしてる
まあ、うん。
正直見ててめっちゃテンション上がったわけで。ただでさえお預け食らってるような状態でこんなん見せられたら、じっとしてられる訳がないだろって話で。
その後、師匠の指令をクリアして一息ついてたアイツに俺は、ちょっとノリで
そんときゃまぁまぁ気を抜きそうなタイミングを見計らったつもりだったんだが……
「ッはは!やるじゃねぇか」
「……なに」
俺の剣は平然と受け止められるし、
受け止めたと思ったら割と重い蹴り喰らって、
俺がちょっとよろめいたらノータイムで急所狙いの一閃。
間一髪で避けなかったら首飛んでた攻撃。容赦ねぇ!!
けどまぁせっかくだ……
昂りに昂って収まらねぇこの熱、ここで発散させてもらわねぇとなぁ!!!
そっから多分、マフィア殲滅よりもけっこう長い時間殺りあってたんじゃなかったかなぁ……。
師匠に見つかってお互い拳骨喰らうまで、死体が転がる中で延々と。
あれ以来、アイツと俺は同じ師匠の弟子として、大体の仕事はいっしょに行動することになった。
まあ、口きいてもらえるまでは結構かかったけどな。
長年更新止まってて、大変申し訳ございません!
生きてはいます。これからも本作はちょっとずつ書き続けようと思ってます。
ただおそらくまだまだ大変時間はかかると思います……気長に待っていただけたら幸いです。