-体育の授業中-
(いや、うん狙われるのは分かってたよ、でもこれはちょっと)
「紅葉君、あれ」
「気にするな」
「いや、でも」
「気にするな、気にしたら負けだ、それとも汚話・・・する?」
「気にしません」
(イリーナ先生、ハァハァしない方が良いと思う、ロヴロさんはその目でこっち見ないでなんか怖いから)
「今日は、これで終わる、解散」
「紅葉、飲み物持って来たわ、はいどーぞ」
(絶対何か入ってる)←E組一同
「渚君ごめんイリーナ先生の飲み物持ってきて」
「えっ、飲むの?」
「飲むよ」ゴクン
「何飲んだの?はい」
「僕が一から作った薬」
「おい、ほんとに飲むのか?紅葉」
「飲むよ、いただきます」
(イリーナ先生、目が点ですよ、あっさり受けとると思ってなかったのかな)
ゴクゴク
(イリーナ先生、嬉しそうだなー)
「イリーナ先生、ありがとうございました、美味しかったですよ」
「・・・即効性のしびれ薬的なの入れたんだけど」
「薬盛られるの日常茶飯事なんで」
「いつも、効果(被害)あったじゃない」
「対策として、作っていた薬が思ったより時間かかって」
「それが、さっき飲んだ薬?」
「そうですよ」
「聞くけど、どんな薬?」
「薬の効果全てが効かなくなる薬」
「・・・」(゜ロ゜)
「いやー、実際に使うと良い薬だわー、これで猫耳生えたりしなくて済む」
(・・・今日中に殺れるのかしら)
「じゃあね、イリーナ先生着替えないといけないんで」
-休み時間-
(ナイフの気配・・・ロヴロさんかな)
「ロヴロさん、廊下に立ってないで教室に入ったらどうです?」
「じゃあ、そうさせてもらおうか」ガラッ
(走ってくる、とりあえず立って防御を)
ガタッ
(へっ?・・・細工されてたよ、椅子引きにくいように)
(もらった)
スカッ
細工あたりを軸に椅子と一緒に後ろに倒れて、避けて
ゲシッ
足(つまさきあたり)をロヴロさんの顎にヒットさせて
バタッ
気絶?かなんかして
「ロヴロさん、大丈夫ですか?」
「・・・」
ロヴロさん撃退
(ちょっとやり過ぎたかな、ナイフは一応ボッシュートです)
「殺せんせー、ロヴロさん一応保健室に運んで」
「はい、聞きますけど、生きてますよね?」
「生きてるよ・・・多分」
「多分って大丈夫何ですか」
「大丈夫だよ・・・多分」
-保健室-
「相手の力量を見誤ったうえ、この始末とは」
「ロヴロさん頑張って下さい」フレーフレー
(紅葉君がここまで耐えると思って無かった)
「なんで、応援してるのよこのタコ」
「ささ、イリーナ先生も頑張って下さい」フレーフレー
「言われなくとも分かってるわよ」
「少なくとも、私は今日中に殺れる気がしない、それは経験から分かるものだ、引くときは素直に引く、これも優れた殺し屋の条件だ、この勝負引き分けだろうな」
「そうですか、あなたが諦めたのは分かりました、でもイリーナ先生を最後まで見て下さい、勝負は何があるか分かりませんから」
「フン、好きにするといい」
-昼休み-
「渚君、今日は一人でお弁当食べるよ」
「うん、わかった」
-木の下-
「次になんの薬つくろう?」
(正面から、ナイフの気配、イリーナ先生だね)
「ねえ、紅葉、私はこの教室に残りたいの分かる?」
「本心だから分かる」
「じゃあ、見返りにいいことしてあげるから、殺されてくれる?」
「それ、本人に聞きます?」
(いいことは嘘だね、ナイフ奪って終わらそう)
「それもそうね、じゃそっちいくわよ」
「どうぞどうぞ」
(イリーナ先生の持ってるナイフに気をつければ、にしても嬉しそうだなー)
ビンッ
「ふぇ?」
(罠?喋りながら木の後ろに移動していたのはこのためか、しかも、絶対に感知できない足止め系だし・・・これヤバイわ)
「ハァ、ハァ」
(上取られた、でも)
ヒュ
ガシッ
「息を整える暇があるなら当てなきゃ」
「・・・当てたいの、駄目?」
「実際、息を整え無かったら当てれてましたよ」
「・・・」
「まあ、僕をここまで追いつめたので、敬意を払い」
トスッ
「あっ、当たった、というか紅葉、何故諦めたの」
「あの状態、ロヴロさんだったら、多分殺られてました、それより残留決定おめでとうございます」
(良い経験になったしね)
「そう、とりあえずやった、やったわ」