その翌日の事だった
女子達がナツキ達の元に集まって来ていた
理由は学年別タッグトーナメントであり、ナツキ達に近づけるチャンスの機会である
だが、既に彼らは決めていたので無意味である
レック「僕はもう本音と組んでいるから」
ナツキ「俺は簪とだ…」
アラン「私は今回、別件で参加はしない…」
それを聞いた女子達は落ち込んでいた
春人もいたらしく、春人は箒とシャルロットに声をかけたが、断られた
ナツキ「まあ、シャルロットとラウラが組むなんて珍しいな…」
シャル「うん、ラウラに誘われた時は驚いたよ」
箒「私は相川と気があったのでな…一緒に練習している…前のようなことが無いように最善を尽くす…」
レック「じゃあ、ここにいるみんなはライバル同士ってところかな?」
ラウラ「そうだな…だが、私は貴様等の試合のデータを見させてもらった…いまだ不明なところがあるが…だが、これでは不公平だ、私の専用機のトライアルをシャルロットと行う予定だ…見に来い…」
ラウラはそれだけ言うと、口笛を吹きながら歩いて行った
レック「ラウラって子、今まで以上に強いかも…ナツ、四尾以上は出せるようにならないと相手するのはきついかもしれないよ…?」
ナツキ「ああ、まだ三尾…絶対九尾にまで上り詰めて、レック…お前を超える」
レック「アハハ…でも、そう簡単には越えられないからね…」
そう言いながら、レック達は食堂に向かい、食事をとった
放課後、ラウラとシャルロットはそれぞれの専用機を纏っていた
シャルロットの機体はバーミリオン色の機体で両手に銃を持ち、ラウラの機体は黒く、右肩には大型の超電磁砲が備え付けられ、胸部には何かを隠したかのような装甲があった
シャル「それがラウラの機体なんだね」
ラウラ「ああ、だがこの姿は仮初だ…」
ラウラはそう言いながら、二門の超電磁砲で的を撃ち抜き、シャルロットも二丁の拳銃で撃ち抜いた
ラウラ「ふぅ…こんなものか…では…見せてやろう…本来の姿を…」
ラウラはそう言って、電子キーボードを叩いた
そして、機械音声が鳴った
『Mode Monat』
胸部の装甲が書き変わり、獅子の顎のような装甲になり、左肩にも超電磁砲を装備し獅子のような頭部装甲を纏った
ラウラ「これが私の専用機…『
シャル「凄いね、僕も負けてられないかも…」
シャルロットもラウラと同じ操作を行い、装甲が変わった
色は変わらないが、重厚な装甲に身を包み、二振りのガンブレードを構えていた
シャル「
そして、シャルロットとラウラは互いに獲物を構え、互いに斬り合い始めた
そして、大方の斬り合いが終わると、地面に降り立ち、互いに握手していた
レック達は拍手していた
レック「凄い戦いだね…二人とも」
ラウラ「私の見立ては間違ってはいなかった事が分かった…」
シャル「ラウラ…君ってすごいね…」
そんな会話を邪魔するかのように誰かが声をかけてきた
春人「ねえ、僕にも付き合ってよ」
ラウラ「…断る…貴様はただ力を誇示したいだけだろう?」
春人「それは君だってそうじゃないか!!」
ラウラ「…昔はそうだったな…力さえあればなんでもできる…そう思っていた…だが、父上に教えられた…力は誇示するものではない、力とは己の信念を付き通す時のの付属品でしかないと…」
ラウラはそう言ってピットに戻ろうとしていた
春人は顔を歪めながらラウラに斬りかかった
ラウラは目を合わせることなく、何をするわけでもなくピットまで歩き始めた
ラウラに雪片弐型が当たる寸前で止まった、いや、春人自体が動けなくなっていた
春人「う…動けない…」
ラウラ「…貴様如きに使うまでもないが…『
ラウラがそう叫ぶと、春人の方角めがけて轟音とも呼べる音が鳴り響き、あまりの音に発生した衝撃波が春人を襲った
それを正面からくらった春人は吹き飛び、痙攣を起こしていた
ラウラ「…受け入れろ、それが貴様の
ナツキ「な!?俺とレックの台詞を言われた!?」
レック「ラウラ…ロランの娘を名乗るだけの事はあるね…」
セシリア「ラウラさん…あそこまでお強いとは…」
簪「ううん…まだ本気を出していない…」
アラン「ああ…恐らくオニキス共通の能力…炎熱の力が無い…」
箒「だが、彼奴の相棒の能力はこれで分かった…」
鈴音「炎熱と音を操る力…それが専用機に反映されているとしたら…音が強敵になりそうかも…」
色々と口々に言った後、アリーナから出て行った
シャルロットも同じく出て行った
レックは一人、外を歩いていると、何かの気配を感じたのかその場でとどまり、茂みの方を見た
レック「覗き見なんて良い趣味してるね…」
?「気付かれちゃった…?」
その声と共に、様々な色を持つ髪の少女が茂みの陰から現れた
レック「…君と会った時の感覚が体に染みついているからね…気付けない方がおかしいよ…ねえ…創造神カーヴァンクル…それとも、調和神のルル―って言った方が良いかな…?」
ルルーと呼ばれた少女は悲しげな顔でレックを見ていた
ルルー「相変わらず真っ直ぐで儚いわね…」
レック「そうだね…」
ルルー「私はあなたと一緒に居たかった…」
レック「…僕は遠慮するよ…束縛癖の悪い神様と一緒なんてね」
ルルー「そう…私は諦めが悪いの…」
ルルーはそう言いながら、レックの右頬にキスをした
ルルー「それと、私があなたを手に入れるのはまだ先…それに、目的は果たしたもの…それじゃあね…」
レック「待て!!」
ルルーはそう言ってそのまま消えて行った
レックは追いかけようとしたが、既に消えた後だったので、レックは立ち尽くしていた