インフィニット・ストラトス 宝石と宙   作:在原昴

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乱入者

第二回戦、レックたちは連絡を取りながら不審な人物がいないかを確認しつつ、試合を観戦していた

 

ラウラ&シャルロットVSナツキ&簪

 

 

 

ナツキ「なかなかやるな…ラウラ!!」

ラウラ「貴様もな、ナツキ!!」

シャル「忘れて貰っちゃ困るね…」

簪「テメェもな」

 

試合は盛り上がりを見せ、観客達は試合にくぎ付けになっていた

その間に紳士服の男性が何やらこそこそとしていた

 

紳士「…何か御用ですか?」

アラン「貴様…何者だ…?」

紳士「はぁ…ワタシはただのしがない紳士ですよ?」

アラン「そうか…なら、何故そのしがない紳士が仕込み杖を持っているのだ?」

 

アランはネクロムアイコンを稼働させた

 

紳士「…はぁ…ったく、テメェは面倒だな、レック同様に!!」

 

紳士の口調が急に荒くなり、アランを睨みつけた

アランはレックの事を知っている人間を見て驚いていた

 

アラン「貴様、何故レックの名を!?」

紳士?「ああ、お前は知らなかったなぁ、俺様は…『天を亡くしたもの』の欠片…そうだなぁ…ノウンとでも名乗っておこうか…?」

アラン「…『天を亡くしたもの』…まさか貴様は!?」

ノウン「さぁて…ここからが本番だ…」

 

ノウンはそう言って指を鳴らした

その瞬間、ノウンの手元に受信機が現れた

 

アラン「な!?」

ノウン「この受信機はVTシステムがあるんだが…まあ、他にも機能があるんだ、例えば…」

 

ノウンが言葉をつづける前に、空から何かが降って来た

それは真黒な液体の塊だった

 

ノウン「それでは、また会いましょう」

アラン「待て!!」

 

ノウンは礼儀良くお辞儀をすると、その場から溶けるように消えた

アランは追おうとしたが、すでに逃げられ、舌を打った

液体は地面に落ちると、それは人の形をとり、さらに何かの機体のようにもなった

 

ナツキ「何だ!?あれは!?」

ラウラ「VTシステム…違う!!あれはISではないな…」

シャル「だとすると…人造スライムかな?」

 

そんな事を話していると、レックから連絡が入った

 

レック『みんな、聞こえる!? 避難路にも黒いドロドロの人形がいて今手が離せないんだ!!』

ナツキ「わかった、こっちは任せてもらうぜ! レック!!」

レック『うん、お願い!!』

 

通信を切ると、ナツキは玉藻を構え、撃ち抜きながら距離を取った

そして、観客の生徒達の避難を確認し、避難が終わり、ナツキは狐月を構えた

 

ラウラ「ほう…それが狐月か…」

ナツキ「良く知っているな…まあ、打ち倒す!!」

 

黒い液体は完全に形をとり、それは女性のような姿で、機体を纏っていた

何人かはそれに見覚えがあった

 

ラウラ「…暮桜か…」

 

ラウラは冷静に分析すると、両腕にプラズマ手刀ブレードを展開し、シャルロットはラビリオを二本構え、簪は杜若を振り回していた

ナツキが狐月で斬りかかろうとした時だった

 

春人「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

春人が白式を纏い、零落白夜を起動させた雪片弐型で斬りかかろうとした

もう一度問おう、ISではない物にISにしか効果が無いで攻撃すればどうなるのかわかるだろう…

意味は全く無く、黒い液体の異形は雪片弐型を飲み込み、それを吐き出して一撃で白式を再起不能にした

 

ナツキ「てめぇ…何していやがる…」

春人「邪魔すんな!!アイツは俺が倒すんだ!! これ以上原作を壊させてたまるか!!」

 

春人は無謀にも地面に突き刺さっている雪片弐型を引き抜こうとしたが、重量があるため、生身では引き抜くことはできない

黒い液体の異形は春人に向けて自身の体の一部を弾丸のように放った

ナツキは舌を打ち、狐月で防ごうとしたが、数が多く、攻撃を浴びてしまった

その攻撃は絶対防御を貫通し、ナツキは口から血を吐いた

 

ナツキ「カハッ…」

簪「ナツキ!!?」

ラウラ「絶対防御を貫通するのか…奴は…」

シャル「だとすると僕達のいたところと何も変わりそうにないかも」

 

三人は焦りながら、考察していた

ナツキは立ち上がり、狐月を構え、斬りかかった

黒い液体の異形と互角に戦っているように見えるがそれはサポートあってこそ成り立つのであり、ナツキ一人ではできない

それは他のみんなも同じである

簪は脚のバイクのマフラーのようなマシンガンから連続で銃弾を撃ち込んだが、液体には効かず、押されていた

 

ナツキ「(俺は負けたくない…守りたいものを守りたい!!)」

 

その思いが届いたのか、管狐の数が三から五に増えた

 

ナツキ「シラコ…サンキューな…あれ?」

 

ナツキの目の前に電子モニターが浮かび上がった

 

第二移行(セカンドシフト)を開始しますか?』

 

ナツキ「…それで守れるのなら…俺は悪魔にも魂を売る覚悟だ、乗ってやるよ!!」

 

ナツキは迷わず押した

すると、管狐から閃光が放たれた

それはうねり、まるで本物の狐の尾のようにも見えた

 

ナツキ「…これが五尾となった俺の力……ラウラ!! あのスライムモドキを消し飛ばすぞ!!」

ラウラ「ああ!!」

 

ナツキは狐月を天に掲げ、ラウラはワイヤーブレードを広げた

 

ラウラ「『シュバルツェア・クーニッヒ』!!」

ナツキ「『真・金剛村雨一閃』!!」

 

ラウラの機体の胸部装甲から黒い光が放たれ、管狐から立ち上った光が狐月に吸い込まれ、巨大な剣となった

それを上段で構えた後、それを振り下ろした

二つの攻撃は黒い液体の異形を飲み込み、一撃で消滅させた

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