ナツキ達は出撃準備をしていた
ナツキ「さて…シラコ、お前も頑張ってくれるか?」
シラコ「コーン…」
シラコは怯えているのか、震えていた
ナツキ「大丈夫だ、きっと巧く行く…それに、仲間がいるんだ、恐れることは何もない」
ナツキはシラコの頭を撫でて落ち着かせていた
シラコは嬉しそうに目を細めていた
ナツキ「さて、もうすぐ作戦開始時刻だ、行くぞ『
その声と共に、シラコは
その後、レックとアランと合流し、作戦地点に向かった
アラン「もうすぐで目的地だ」
レック「この感じ…奴はこの近くにいる!!」
レックは警戒しながら飛び、目の前に銀色の機体、
ナツキは挨拶代わりに玉藻で攻撃した
その時、レックは悪寒を感じ、下を見た
下を見ると、黒い狐が海上に立っていた
レック「見つけた!! ナツ!!」
ナツキ「ああ、ここは任せろ!!」
レックとアランは黒い狐の方に飛んで行った
ナツキ「さて…ここからは俺の一人舞台か…いや…」
ナツキは少しだけ動くと、後ろから紫色の砲弾が飛んできて、それが
ナツキ「俺達の舞台か…」
ナツキは不敵な笑みを浮かべ、玉藻を構えた
ある程度距離を保ち、全方位攻撃が来るタイミングでラウラ、鈴音、箒、簪、セシリアの援護射撃二より、攻撃をさせない
あと少しで倒せる段階に入り、ナツキは狐月を展開し、止めを刺そうと、エネルギーを集中させ始めた
だがその時、ナツキは背中を何かで刺される感覚がした
ナツキ「んな…!?」
春人「ごくろうさま、それじゃあね」
後ろから春人が零落白夜を発動した雪片弐型でナツキを突き刺していた
その隙に、ナツキは
春人「これで邪魔者がいなくなった、さあ、僕が華麗に…」
『DAITENGAN! NECROM OMEGAULOUD!』
その瞬間、春人は緑色のエネルギー弾に被弾し、浜辺まで打ち上げられた
アラン「外道が…レック!!一時撤退だ!!」
レック「仕方が無い…黒い狐もろとも凍れ!!」
レックは近くに居た黒い狐ごと
その際、レックは凍る前の黒い狐の尾が体を貫き、倒れそうになった所、シロシバが背負い、ナツキもシラコに背負い何とか逃げ延びた
黒い狐はその後、完全に凍りついた
旅館に戻ると、麻耶と会った、麻耶はレックとナツキの様子を見て顔色が青くなった
唯一無事だったアランから事情を聴いた
アラン「織斑春人が突如乱入し、ナツキを刺した後、
麻耶「わかりました…それで、織斑君は?」
アラン「先ほど、ロランが拘束しました」
麻耶「ロランさんが来ているんですか!?」
アラン「らしい…」
レック「ウグ…彼奴を…倒さないと…彼奴だけは…」
レックが気が付き、無理に体を動かそうとしたが、アランに止められた
アラン「その怪我では無理だ…今は休め…」
アランは何処からか札を取り出すと、それをレックの額に張り、レックはそのまま眠った
それと同時に、ロランが旅館に来た
ロラン「…アラン、こいつを捕まえたぞ…」
アラン「…貴様には借りが出来たがな…それで、皆は…」
ロラン「直に戻ってくるだろう…」
ロランはシロシバにアイコンタクトを送ると、シロシバは頷き、客室に運んだ
それと同時に、束が到着した
束「ナツ君!!」
アラン「束…ナツキが重傷だ…応急処置を頼めるか?」
束「任せて!!」
千冬「何をしている…貴様等…!!」
束がナツキを乗せたシラコを客室に連れて行こうとした時、千冬が邪魔をした
束「何か用かな?」
千冬「束、貴様には医師免許が無いはずだ、なのになぜ手当てしようとする、それとヴォ―デビッヒ、私が出撃許可を出した織斑の拘束を解け」
ロラン「…貴様…こいつが何をしたのか知っているのか? こいつはナツキを殺そうとした」
千冬「それは
束「これを見ても言えるの…?」
束は先ほどの映像を見せた、春人も気が付き、その映像を見てしまった
千冬は信じたくないというような顔をしていた
そして、アランは千冬を冷たく、鋭い目で睨んだ
アラン「貴様は無断で織斑を出撃させ、友の命を蔑ろにし、今更ルールがどうこう言う…とことん呆れ果てた…」
アランはそう言い終わると、その場を去った
二人の応急処置が終わり、箒たちが大慌てで来た
箒「ナツキ!!」
束「箒ちゃん、大丈夫、何とか応急処置で一命をとりとめたんだけど…眼が醒めなくて…」
簪「そんな…」
鈴音「ナツキ…」
レック「うぅ…」
レックが目を覚ますと、シャルロットはレックに抱き付いた
シャル「レック!!」
レック「シャル…ごめんね…負けちゃった」
シャル「そんなことどうでも良いよ!レックが無事なら」
レック「そうだ…彼奴を…」
レックは無理して起き上がろうとしたが、痛みで動けなかった
レック「一応、凍らせたんだけど…持って三十分…早く何とかしないと…」
鈴音「…任せてくれるかしら?」
レック「駄目だ…まだ黒い狐も残っているんだ…だから…」
ソフィ「…大丈夫…私達がやるから…今は休んでて」
レックは大人しく、布団で眠った
箒「私達で仇を取りに行く」
鈴音「ええ!!」
ラウラ「私も腹が立っている…行かせて貰おう…」
セシリア「私は…」
簪「無理に行かなくても良い、行くのも自由、行かなくても誰も咎めたりしない」
そう言うと、箒、鈴音、簪、ラウラ、アランは出撃の準備をしだした
麻耶「待ってください!!まだ指示が…」
アラン「申し訳ありません、ですがこうしている間に友が稼いだ時間が無駄になってしまいます…」
麻耶「わかりました、お願いします」
そう言い終わると、五人は出て行った
麻耶「…はぁ…」
ロラン「済まないな、家の義娘とその仲間が迷惑をかけて…」
麻耶「いえ、そんなことは…」
ロラン「何かあれば俺が何とかしよう…まあ、黒い狐に至っては退ける程度までなら…」
麻耶「あの…黒い狐って何なんですか…?」
麻耶は気になっていたことをロランに訊ねた
ロラン「レックにとって、友達の仇のような存在だ」
ロランはそれだけ言うと、客室の外に出た
その様子を遠くから何かが見つめていた