インフィニット・ストラトス 宝石と宙   作:在原昴

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白銀の舞

ナツキ達が戦っている間

レックは紅雪で三尾に斬りかかったが、三尾は狐の尾で攻撃を防ぎ、そのまま攻撃を狐の尾を叩きつけた

レックは地面は口から血を吐きながら吹き飛ばされた

 

三尾「見栄を張ってその姿で戦うのですか?」

レック「…やっぱり…仕方が無いか…シロシバ!!」

 

その瞬間、レックの姿が妖怪のような姿になり、辺りを凍らせた

 

レック「第二幕、開演…」

三尾「いいえ、これで終幕でありんす」

 

レックは凍った大地を滑走しながらダイヤモンドの扇を構え、斬りかかった

そこからは互角で、互いに攻撃を避けたり喰らったりの繰り返しだった

 

三尾「やりますな、化物」

レック「僕は人間だ、君達とは違う!!」

三尾「ならば、何故怖がられるのでありんす?」

レック「!?」

 

レックは一瞬目を見開き、動きが遅れ、吹き飛ばされた

レックは空中で何とか体勢を立て直し、地面に着地した

 

三尾「所詮、あんたもわっち達と同じ穴の狢、化物の仲間でありんす」

レック「ち、ちが…」

三尾「あんたがどんなに人のふりをしていたとしても、化物には変わらないのでありんす」

 

それを聞いたレックは完全に戦意を失い、膝を付いた

 

レック「僕は…僕は…」

三尾「これが白銀の夜叉…随分とあっけないでありんすが、殺しておかねば後々面倒事になりそうでありんす」

 

三尾は止めを刺そうと、狐の尾を、振り上げた

その時、銃弾が尻尾に当たり、起動が反れた

三尾が銃弾が飛んできた方向を見ると、シャルロットと、本音がいた

 

三尾「まだ仲間がいましたね…でも、こいつは化物、それを退治しているところでありんす」

シャル「違う!!レックは化物なんかじゃない、仮に化物だとしても、レックは人を無意味に襲わない!!笑顔のために戦うんだ!!」

三尾「なら、あんたはどう思います?」

 

三尾は本音の方を見た

 

本音「私は…」

三尾「この世界ではないはずの力、姿を変える力、血に塗れて戦う…化け物以外の何物ではない、そうではありませんか?」

本音「私は…レクレクは化物なんかじゃない!!私には神様みたいに見える程神々しいよ!!」

 

それを聞いたレックは本音の方を見た

 

本音「ありがとうを言えなかった…助けてもらったのに…これじゃあ、私の方が化物だよ…利用するだけ利用するだけの…」

レック「…」

 

泣きじゃくっている本音を見て、レックは言葉を失っていた

三尾はそんな本音を見て笑っていた

 

三尾「何を言っているのでありんす? 化物は化物でありんす、それが理解できないなら地獄に行きりゃんせ!!」

 

三尾は狐の尾を本音に向け、叩き付けようとしていた

シャルロットは急いで、本音を庇おうとした、だが、狐の尾が大きく、二人とも押しつぶされそうだった

 

レック「ハウディングヴァイト!!」

 

突如、尻尾が何かで切り刻まれたため、本音達に当たることはなかった

 

レック「…化物じゃない……か……まだこの世界も捨てた物じゃないかもしれないね」

 

レックは戦意を取り戻し、立ち上がった

 

レック「さあ、舞い踊ろうか…」

 

レックは扇を構えなおし、舞い始めた

三尾は狐の姿となり、レックに襲い掛かったが、激情しているのか、動きが単調で、レックは簡単にいなしながら、扇による連撃を浴びせていた

 

三尾「地獄に落ちろ!!」

レック「化けの皮が剥がれてきたね…」

 

レックはそう言いながら、透明な針を投げつけ、脚を拘束し、三尾は逃れようともがいていた

そこに、レックは両手を天に掲げた

 

レック「これでお終いだよ…」

三尾「クッ!! ならばせめてこれだけでも!!」

 

三尾は口から先ほどから眺めていた黒い石を空にめがけて吐き出し、その石は姿を消した

レックはそれを気にせず、巨大なダイヤモンドの剣を創りだした

 

レック「…ダイヤモンドエクスカリバー!!」

 

レックは巨大なダイヤモンドの剣を三尾めがけて振り下ろし、三尾は避ける暇なく、一刀両断され、氷漬けにされた後、体から黒い宝石が出てきた

レックはそれを氷の中に封じ込め、さらにダイヤモンドで閉じ込めた

 

レック「…受け入れろ…これが運命(さだめ)だ…」

 

レックの姿が元に戻り、倒れた

シャルロットと本音は急いでレックの元に駆け寄った

 

レック「あはは…少し無茶しすぎたね…」

シャル「馬鹿…心配したんだよ!?」

レック「あはは…ごめん…それじゃあ、立たないと…」

 

レックはシャルロットの助力を借りて、何とか立ち上がった

その時、本音がレックの頬にキスをした

 

本音「あの時助けてくれたお礼だよ~♪」

レック「え?」

 

レックの思考が一瞬停止し、頬を撫でた

隣から途轍もない殺気を感じ、振り向くと、スタンガンを持ったシャルロットが笑顔で立っていた

 

レック「え…えっと…」

シャル「レック…ちょっとOHANASIしようか?」

レック「いや、僕も訳が分からな…あぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

シャルロットは平然とレックにスタンガンを当て、レックは痺れた後、暫くシャルロットのOHANASIにつきあわされたらしい

 

 

 

 

 

 

 

旅館に戻る途中、ナツキ達と合流し、旅館に到着すると麻耶が出迎えた

 

麻耶「皆さん、よくぞご無事で!!」

ナツキ「ええ…なんとか…」

アラン「多少、無茶がありましたが…」

簪「そう言えば、あの時の頭痛の正体っていったい何だったの?」

鈴音「一応、知識はあったんだけど…超音波が原因ね…あたしだったから聞こえたけど…ラウラは相棒が守っていたから見たいね」

ラウラ「ナッツ、お前…」

 

ラウラは何時の間にか現れていたナッツの喉を撫でていた

 

箒「それにしてもレック…一体何があった?」

レック「いや…色々と…」

 

レックは着ていた制服をかなり着崩し、色々とやつれていた

 

麻耶「えっと…あの黒い狐は?」

レック「ああ…これの事ですか?」

 

レックはそう言って先ほど凍らせてダイヤモンドの中に閉じ込めた黒い宝石を見せた

 

麻耶「え?それが黒い狐ですか?」

レック「はい、でも…所詮一時凌ぎですし…一週間もすれば逃げ出す恐れがあるので…」

麻耶「そうですか…えっと…黒い狐って何なんですか?」

レック「…ナツのシラコ、僕のシロシバと同じ存在…」

麻耶「つまり、ISのコアと同じ存在…と言う事でしょうか?」

アラン「今はそうとっても構いません…」

 

そう言うと、レックとアランは部屋に戻って行った

 

麻耶「あ、待ってください!!」

ナツキ「何でしょうか?」

麻耶「貴方達は一体…」

ナツキ「…そうでしたね…では、この林間学校が終わり次第、学園長と貴女だけにお話しします…」

 

ナツキはそう言うと、旅館の一室に戻った

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