インフィニット・ストラトス 宝石と宙   作:在原昴

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臨海学校の終わり

ナツキはその日の夜、空を眺めていた

 

ナツキ「シロナ…シラコ…お前らのおかげでここまで来れた…」

 

ナツキは腕輪を空に掲げていた

 

ナツキ「さて、そろそろ戻るか…寒いしな…」

 

ナツキが戻ろうとしたとき、背中に誰かに抱き付かれる感触がした

ナツキは後ろを見ようとしたが、すぐに誰なのかわかり、しばらくそのままにしていた

後ろから抱き付いていた人物、箒はどこか嬉しそうだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、レック達は臨海学校の最終日を満喫していた

ただし、レックは二人の少女に挟まれていた

 

本音「レクレク~、一緒に遊ぼ~」

シャル「本音、人の彼氏に何しているのかな?」

レック「ヘルプ!!ヘルプ!!」

アラン「哀れ…友よ…」

ナツキ「草食系男子ってこんなものなのか?」

アラン「…私に聞くな」

 

ナツキ達は溜息を付きながら、レックの様子を見ていた

 

ナツキ「そう言えば、俺もレックの事を何にも知らなかったな…そして、俺自身の事も…」

アラン「そうだったな…だが、今は今を楽しもう…自分が何者かを考えるのはその後でも出来る…」

 

アランはそう言うと、何処からか買って来たたこ焼きを食べた

ナツキはそれを見て苦笑し、箒達の方に向かって行った

 

ナツキ「待たせて悪かったな」

箒「別に問題はない、それよりもセシリアが私に相談事があると言っていたのだが…何だろうか?」

ナツキ「分からんな…だが今は愉しむことを優先だ」

箒「そうだな…」

鈴音「ああ!!箒あんたまた抜け駆けして!!」

簪「いい度胸じゃねぇか」

 

そして、少女達による一人の男を巡った争い事が勃発し、周りの人達も何故か混ざり、色々と収拾がつかなくなり、収まったのはラウラが取り出したエアガンの音が聞こえた時だったと言う

 

しばらくして、ナツキ達は麻耶の指導の元、IS訓練を行っていた

だが、レック達は異世界で何度も戦ってきた事があり、ほとんどレック達異世界組だけで訓練を行っていた

麻耶はその光景に苦笑いすることしかできなかった

そして、訓練が終わり、レックはISを解除して地面に降り立ち、シロシバを頭に乗せてナツキ達の元に向かった

麻耶にはレックの姿が狼のような姿に見えた

 

麻耶「皆さん凄いですね、このままいけばモンド・グロッソで活躍できますよ」

レック「あはは…僕達は誰も見たことが無い宇宙を目指していますので、何かで一番になりたいって思っていません、それに例えモンド・グロッソで優勝したとしても僕達は勝手な妄想に縛られて自由ではなくなります…それだけではなく、僕の周りにいる大切な人にも被害が行きますので…」

麻耶「あ…すみませんでした、変なことを言って」

レック「気にしてないですよ、そう言われるのも無理はありませんから、そう言えば…織斑はどうなっていますか?」

 

レックは気になっていたことを麻耶に尋ね、麻耶は難しそうな顔をしていた

 

麻耶「他言無用なのですが…織斑君は夏休みの間謹慎処分となりました」

レック「人を殺しかけておいてそれって…」

麻耶「ブリュンヒルデの弟ということで罰したらIS委員会や織斑先生のファンたちが一斉に抗議してくることを危惧してこの判決になりました…」

 

レックは苦虫を噛んだ顔をして、その場を去って行った

 

 

 

 

 

 

そのころ、春人は壁を殴りつけて喚き散らしていた

 

春人「なんでだ!!俺はオリ主だぞ!! なのになんだこれは!!俺の思い通りにいかねぇ!!なんであいつが生きているんだ!!あの出来損ないが!! それにあのレックとかと言うやろうとアランもだ!!気に入らねぇ、俺の物語を勝手に介入してきやがって!!」

 

春人がそう言っていると、白式の待機状態が眼に入った

 

春人「大体、こんな、弱い機体を寄越しやがって!! お前のせいだぞ!!」

 

春人は白式の待機状態を外し、地面に叩き付け、何度も踏みつけた

 

ルルー「哀れね…」

 

その声に春人が振り向くとそこにはルルーがいた

 

春人「お、お前は何者だ!?」

ルルー「私はルルー…人間でいう所の調和神…神様と言ったところかしら?」

春人「神だと…だったら話は早い!! 俺様に力を寄越せ!!」

ルルー「無理ね…貴方は皆…特にレックが嫌なことをするから…」

春人「また彼奴か!! あの野郎!!」

ルルー「哀れね…もうその子は壊れてしまった…もう治せない…貴方の専用機はもういない…」

 

それを聞いた春人は茫然としていた

ルルーは春人を冷たく見つめた後、姿を消した

そして、春人はようやくどんな現状なのかを理解し、悲鳴を上げた

 

その間にも時間が過ぎ、臨海学校は終わり、生徒達は学園に戻った

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