インフィニット・ストラトス 宝石と宙   作:在原昴

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夏と異世界帰還

前期期末試験が終わり、夏休みに入った

IS学園の生徒達はそれぞれ実家に帰ったりして、夏休みを謳歌しようとしていた

勿論、異界から来たレック達も同じことである

ナツキ達は束との待ち合わせ場所である喫茶店に来ていた

そして、変装はしているが、束が見えたため、そこに向かった

 

ナツキ「束さん、お待たせしました」

束「遅いよナツ君、女の子を待たせちゃだめだよ?」

ナツキ「すいません、レックが色々と行くもので…」

レック「あはは、だってあの学園以外から滅多に来ないから、目新しくて」

アラン「全く…君と言う男は…」

レック「でも、アランだって人のこと言えないよね?」

 

アランは片手にたこ焼きを持ち、それを食べながらレックに説教していたため、説得力が無かった

 

束「あっ君、レッ君…」

アラン「そんな目で見ないでもらいたい…」

レック「タバネ? いい加減にしないとロランにクロエの事を話すよ?」

束「え?」

レック「あれ、言っていなかったっけ?クロエの妹、ラウラはロランの養子になった、あとはわかるね?」

 

レックが笑顔で言うと、束の頭がオーバーヒートを起こし始め、倒れそうになった

 

レック「あはは、タバネは弄りやすいね」

束「レッ君、酷くない!?」

アラン「お前がやった無意味で無責任なことに比べればましだろう?」

束「ウグッ」

 

束はしばらく、レック達に弄り倒されていた

そして、時間が経ち、異世界の扉が目の前に現れ、レック達は中に入って行った

 

 

異世界のユキの屋敷に戻ると、ナツキは荷物を降ろし、これからの予定を考えていた

 

ナツキ「結構この世界も旅したなぁ…これからどうしようか…」

レック「うん…これから皆に君たちの文化を伝えながら歩いて行かなきゃいけないし…でも、それだけだと刺激が無い…」

アラン「…なら、私に任せて貰おう」

 

アランはそう言うと、死霊を放ち、一定区域を調べさせた

そして、一体が戻って来た

 

アラン「新たに遺跡が発見された…年代から言って数千年も前に立てられたものだろう」

レック「へぇ~…そんなところがあるだなんてね…」

ナツキ「どうせ暇だしな…行ってみるか…」

箒「だが、魔物の巣屈になっている可能性もあるな」

鈴音「そうね…準備をしてから行くのが良いかもね」

簪「そう言えば、この前の教師はどうなったの?」

 

それを聞かれたレックの目は泳いでいた

 

セシリア「え? 何かあったのですか?」

レック「えっと…IS最強って言ってたから…少し考えさせようと思って…ISを壊した後…アランの使い魔とランデブーさせてるけど…?」

鈴音「それ、殺しに行っているわよね!?」

 

鈴音はアランの使い魔の元に送られた教師三人のご冥福を祈り、同情していた

そんな事を気にする様子もなく、レックは後ろに向かって針を投げた

 

レック「誰かな? さっきからこそこそと付いて来たのは? こっちに来なよ」

 

レックがそう言い終えると、外からIS学園の制服を着た本音が入って来た

 

ナツキ「のほほんさん!?」

アラン「成程…大方レックの後を付けてきてここに来たというわけか…」

本音「あはは~…ばれちゃった…」

楯無「本音ちゃん、貴方まで…」

 

楯無は頭を押さえて溜息を付いてしまい、どこか遠くを見ていた

 

本音「ねえ、ここどこ~?」

レック「…ここは異世界かな…それしか言いようがないよ…」

 

レックは苦笑いしつつ、この世界のことを説明し、本音がどんな状況かを話した

 

本音「へぇ~…レクレクってすごい冒険をして生きていたんだ~」

レック「凄くなんかないよ…僕は自由に旅をしただけさ」

本音「でも、まるで物語の中みたいだよ」

 

本音は目を輝かせ、楽しそうにしていた

レックはそんな本音を見て少し複雑そうな顔をしていた

 

セシリア「ところで、布仏さんはどうなるのですか? 私達は戦う術をユキちゃんに教えていただきましたが…」

ナツキ「…簪、護衛を頼めるか…?」

簪「わかった…本音、出かける時は私に声をかけてね?」

本音「わかった~」

 

本音は簪の言った言葉を理解し、いつも通りののほほんとした感じを醸し出していて、レック達の緊張感が抜けていた

 

レック「それじゃあ、本音がこの世界になじんでから遺跡の調査に向かうとしますか!」

ナツキ「異議無しだぜ」

アラン「私は一度屋敷に戻る…」

セシリア「あ、あの…私もご一緒してもよろしいでしょうか?」

アラン「…別に構わない」

 

アランはそう言うと、席を立ち、部屋から出て行き、セシリアもその後に続いた

それを見送った後、レック達はこれからの事を話し始めた

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