インフィニット・ストラトス 宝石と宙   作:在原昴

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遺跡調査1

長い年月の経った城のような建造物が森の中に存在し、レック達はその前に立っていた

 

レック「到着」

ナツキ「なるほど…こりゃ古いな…」

アラン「ああ、そうだな…レック、良いな?」

レック「モチロン、準備はできてるよ」

シャル「僕も大丈夫だよ」

 

そんな事を言っているシャルロットは何故か着替え終えていた

動きやすいタイトミニスカートにレザージャケット、腰にはホルスターとポーチを付けていた

 

レック「まあ、一応戦闘があるわけだし、気を引き締めないとね…」

本音「あの~…私は~?」

ナツキ「おい、どうするんだ?」

アラン「…仕方があるまい、念のため持ってきた護身用の拳銃でも渡しておくか…」

 

アランはそう言って拳銃を本音に渡した

本音はポカンとした顔でアランを見た

 

アラン「一応持っておくと良い…ここでは何があってもおかしくはない…おっと、箒達が到着したようだ…」

 

その言葉と共にそれぞれ着替えた箒達が現れた

箒の服装は道着で下は紅い袴となっており、腰にホルスターと鞘に入っている日本刀を着けたベルトを巻いていた

 

箒「待たせたな、皆」

鈴音「でも、レック、貴方が急ぐだなんて意外ね、いつもなら適当なタイミングで行こうって言うはずなんだけど…?」

簪「それがレックらしいといえばレックらしいんだけど…」

楯無「でも、ナツキ君から聞いた話だと軍の奴らが来る前に調査しないと最悪、遺跡を壊されるみたいね」

 

不思議そうに思っている鈴音はデニムに赤いシャツを着て、腰にポーチを巻き、背中にはバイオリンケースを背負っていて、簪は改造した学ランを羽織り、黒い鎖を持ちち、楯無は魔女のような帽子と、黒い法衣を着て、右手に、青い宝石の付いた杖を持っていた

 

レック「さて、出発だ!」

 

そういって、遺跡の中に入っていった

 

 

 

 

 

 

遺跡を探索していると、魔物に襲われることもあったが、楯無が水を槍状にして放ったり、箒が赤い雷光を拳銃から撃ったり、鈴音が衝撃波を放ち、ナツキが拳銃で魔物を撃ち抜き、レックは針を魔物の眉間にめがけて投げつけ、仕留めていた

そして、現在、休憩を取っていた

 

本音「レクレクもかんちゃんもみんな強いね~」

レック「ううん、まだまださ」

 

レックは苦笑交じりにそう言って、先ほど仕留めた背中に水晶が生えたオオトカゲを解体していた

そして、その肉をナツキに渡し、ナツキはその肉を焼き始めた

割と手慣れた流れであり、セシリアは苦笑いしていた

肉が焼き上がり、串焼きの形でみんなに手渡した

 

ナツキ「クリスタリザードの串焼きだ、結構イケるぞ?」

本音「う、うわ~…」

セシリア「物凄く食べずらいですわね…」

レック「そんなこと言わないの、貴重な蛋白質だよ?」

 

そんな事を言っている異世界組は何の躊躇もなく食べていた

セシリアと本音も観念して、一口頬張った

食べてみるととてもおいしく、元の世界では味わえない程の柔らかさと、肉汁が口の中で溢れた

食事を終えると、レックは辺りを見回し、鈴音は耳を澄ましていた

 

本音「何しているの~」

ナツキ「何でも、食事後は魔物が匂いに釣られてやってくるかもしれないからああやって周りの警戒をしているらしい…」

 

そんな会話をしていると、レックが突然、鉄扇を取り出し、遠くを睨んでいた

鈴音も、腕のリングに手をかけた

 

セシリア「どうかしたのですか?」

鈴音「どうやら、来ちゃったみたいね…面倒な魔物が…」

 

その声と共に、何かの大群がこちらに向かってきている足音が聞こえてきた

その足音が聞こえてくると、異世界組は顔を青くしていた

 

箒「まさか…地底の葬列(・・・・・)か…?」

本音「え? 何その怖そうなの!?」

 

そして、足音がどんどん大きくなり、暗闇から一匹の生き物が現れ、セシリアと本音は驚いた顔をしていた

現れた生き物、背中に赤い木の実を背負った黒いヤマネだった

 

ヤマネ?「キュイ!」

セシリア「あら、可愛らしいですわ!」

ナツキ「アカノミヤマネ…こんなところでか…」

ヤマネ?「キュイ~!!」

 

アカノミヤマネと呼ばれた生き物は本音に飛びつき、本音はキャッチして、頭を撫で始めた

 

本音「この子、可愛い~、レクレクたちが怖がる理由なんてないのに~」

レック「いや…アカノミヤマネは…肉食動物…それも…群れで襲ってくる…」

 

その言葉共に、大量のアカノミヤマネが現れ、レック達に襲い掛かった

レックはアカノミヤマネの一匹を殴り飛ばし、ナツキとアランは本音とセシリアを連れて走り出した

そして、全員走り出し、アカノミヤマネの群れが追いかけ始めた

 

レック「チクショウ!!何だってここに彼奴らが住み着いているんだよ!?」

ナツキ「そんな事よりも走れ!!死にたくなかったら!!」

箒「アラン!!何とかならないのか!?」

アラン「無理だ!!あれだけの数に対抗できるのを呼び出すのには時間が掛かる!!」

楯無「私はこんな狭い所じゃ無理!! 簪ちゃん!!」

簪「アタイも狭いところは苦手だ、箒! 鈴!何かないのか!?」

箒「仕方があるまい!!鈴!!」

鈴音「結局、こうなるのね!」

 

二人は急ブレーキをかけ、互いの相棒をアクセサリーから召喚した

 

箒「頼むぞ、アカホシ!!」

鈴音「お願い、ホンロン!!」

 

アカホシと呼ばれた箒の相棒は血のように赤く染まった赤い毛のクズリ、ホンロンと呼ばれた鈴音の相棒はサンゴ色のワイバーンの姿をしており、アカホシは体から赤電を起こし、ホンロンは鱗を飛ばした

赤電が辺りに弾け、鱗から衝撃波が辺り一面に広がった

それにより、アカノミヤマネの群れから何とか逃れることができた

レック「し、死ぬかと思った…」

ナツキ「俺もだ…」

箒「仕方が無いだろ、ああでもしないと、奴らからは逃げられんからな」

鈴音「そうそう、結果的に助かったんだから…まだ一匹いるわね…」

 

それを聞いた異世界組は辺りを見回したが、何処にもおらず、焦っていた

だが、そんな焦りはすぐに吹き飛んだ

 

本音「よしよし~」

 

本音がアカノミヤマネの頭を撫でまわしていた

それを見たレックは逃げ腰で本音に話しかけた

 

レック「本音…それ…なんで…?」

本音「この子可愛いんだよ~、人懐っこいし」

ヤマネ「キュイ!」

 

本音はアカノミヤマネに頬ずりをして可愛がっていた

それを見ていたアランが不思議に思った

 

アラン「不思議だ…アカノミヤマネは本来人間には懐かないはずなのだが…」

セシリア「え?」

楯無「そう言えば本音ちゃん、昔から何故か動物に好かれやすかったわね…」

レック「テイマーの素質があったってことなのかな?」

本音「ていまー?」

レック「動物達を従えて戦う人間の事さ」

 

レックは簡潔に説明し、本音はアカノミヤマネを頭に乗せて歩きだした

歩いているうちに、大きな部屋に到着した

そこには大きな石碑があった

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