インフィニット・ストラトス 宝石と宙   作:在原昴

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プールの出来事 後編

あの後、色々と収まり、ナツキ達はウォータースライダーに来ていた

 

レック「これがウォータスライダーか…来てみると結構怖いね…」

ユキ「凄い…」

ラウラ「ム、身長制限があるのか…私は…届いてないな…」

鈴音「私も……」

簪「それじゃ、私たちは行ってくるから…」

 

簪はそういうと、ナツキと箒を連れて、ウォータースライダーに向かった

シャルロットもレックの手を引いてウォータースライダーに並んだ、本音もその後を追い、何故かアランもセシリアに連れていかれた

残ったのは背の低い組と楯無だけだった

 

鈴音「あれ?楯無さん、何で行かないんですか?」

楯無「今、相手がいないからよ…」

ユキ「…そうなんですか…」

 

楯無は遠い目をしてカイトのいる方角を見ていた

鈴音達はどう声をかければいいのかわからず、ただナツキ達を待つことしかできなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナツキ達はウォータースライダーのスタート地点に来てスタッフから説明を受けていた

 

スタッフ「では、ペア滑りのご説明をしますね、まず男の子が座って、その前に女の子が座ります、そして男の子が女の子を後ろからギュッと抱きしめます、その状態で滑ってもらいます」

ナツキ「そうなると…どっちから滑る?」

レック「僕から行こうかな…で、どっちから行く?」

シャル「勿論、僕からだよね?」

本音「私だよね~?」

レック「え、えっと……あれ、これどっちを選んでも僕死ぬね…」

 

レックは苦笑いをして状況を理解していた

その後、じゃんけんでシャルロットと最初に行くことが決まり、先に流れていったのを本音がうらやましそうな目で見送った

ナツキのほうも箒と簪との間で揉めたらしいが、こちらもじゃんけんで簪からに決まった

レックのほうで流れているときに体制が崩れ、シャルロットの胸をもんだり、ナツキのほうで簪とのラッキースケベなイベントがあったのは言うまでもない

アランはセシリアと流れたが、これと言って何もなかったらしく、レックとナツキは終始ジト目でアランを睨んでいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタッフ「カイト君、お疲れ様、もう休憩に入っていいわよ」

カイト「ありがとうございます、では休ませていただきますね」

 

スタッフの女性はカイトと交代し、カイトはこれからどうするかを考えていた

その時、レックと会った

 

レック「やあ、カイト…いや、蒼の雷霆…サンダーブルース…」

カイト「な、何でその名前を!?」

 

カイトはレックから距離をとり、警戒していた

 

レック「ああ、僕が昔潰した宗教団体に君の名前が載っていたのを思い出したんだ、その時の検体名が…蒼の雷霆、そして宝獣使いだけを狙う暗殺者、サンダーブルース…結構有名人だよ」

カイト「そうですか…それで、俺を脅すつもりですか」

レック「脅しはしないよ、君が狙うのは宝獣を悪用する人間だけ、僕はただ君に聞きたいことがあってきたんだ…」

カイト「聞きたいことですか?」

レック「うん、君、誰の指示で僕たちに接触したのかな? 偶然にしては僕達の住んでいた屋敷にまっすぐ行ったよね? あそこ、周りに宿屋がいっぱいあったのに…」

 

レックは鋭い目でカイトを見た

カイトは少し視線をそらした

 

レック「言いたくないならいいや、それよりもカイト、せっかくだし、一緒にお昼どう?」

カイト「わかりました」

 

レックはそういうと、カイトを何の躊躇もなく担ぎ上げ、そのまま食事スペースまで走っていった

 

 

 

 

レック「それにしても、食事も料金に含まれているとはね…最新のレジャー施設ってすごいね」

ナツキ「とはいえ、そのリストバンドのICチップの中のポイント分しか買えないけどな」

ユキ「ナツキの世界って…娯楽関連のことは発展しているんだ…」

鈴音「ユキちゃん、それだけは言ってはいけないわ…いくらユキちゃんの世界がオーバーテクノロジーと魔術だけが発展しているとはいえ…それを言ったらおしまいだから…ね?」

ユキ「は、はい…ごめんなさい…鈴さん…私…そんなつもりじゃ…」

鈴音「あ、ユキちゃん、別に怒ってるわけじゃ…」

 

ユキはしょんぼりとしょげてしまった

その目は若干涙目であった

鈴音は周りの視線が痛くなり始めたことに気が付き、慌ててユキを慰めようとした

だが、ユキは今にも泣きだしそうになっていた

 

ユキ「ヒック…エグッ…」

鈴音「え、えっと…これ、私やばい?」

箒「鈴、安心しろ、死ぬときは私たちも一緒だ…」

簪「皆で逝けば怖くない…」

カイト「それ俺たちもですか!?」

ナツキ「何気なく巻き込むなよ!!」

楯無「あ…終わった…」

 

さらに周りの視線が痛くなり始め、ナツキ達は慌ててユキをなだめようとしていた

その時、アランとレックがユキに駆け寄った

 

アラン「ユキ、そんなことで泣くな」

ユキ「アラン…だって…」

レック「ユキは悪い意味で言ったわけじゃないってみんなわかってるし、だから、泣く必要なんてないよ」

ユキ「…うん」

 

ユキは泣き止み、ナツキ達はホッとした

 

楯無「助かった…」

カイト「なんだかよくわかりませんが…疲れました…」

レック「あはは…お疲れ様…」

ユキ「ごめん…」

ナツキ「いや、大丈夫だ…問題ない…」

ユキ「そうですか…それなら…大丈夫…です…」

 

その後、ナツキ達はカイトと別れてレジャー施設を満喫した

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