夏休みが終わり、二学期に入ったIS学園
ナツキもあの後意識を取り戻し、箒達に残りの日にデートに連れまわされていた
ラウラもロランとある程度観光できたのでご満悦だった
教室には一学期に問題を起こした春人以外の生徒が集まっていた
千冬も担任から副担任に降格されているので真耶が担任となった
真耶「皆さん、おはようございます、そしてお久しぶりです!! 皆さん、夏休みは満喫できましたか?」
生徒達は口々に色々と言っていた
そんな中、ナツキ達はこっそりISの個人回線で話し合っていた
レック「(ねえ、今日のタテナシ、何だかご機嫌じゃなかった?)」
ナツキ「(確かに、いったいどうしたんだろう)」
箒「(ナツキ、そんなことよりも前を見ろ、前を…)」
真耶「皆さんなんと、このクラスに転校生が入ります」
それを聞いた生徒達は騒めき始めた
生徒1「あの、男ですか?」
真耶「はい、その通りです!!」
それを聞いたレック達以外の生徒達は歓喜の声を上げて喜んでいた
真耶は苦笑いしながらなんとか場を収め、転校生を中に入れた
カイト「初めまして、カイト=モリガミと申します、皆さん、何かと迷惑をおかけしますがよろしくお願いします」
女子生徒「「「「キャァァァァァァァ!!」」」」
生徒1「王子様よ、パツキンのイケメン王子!!」
生徒2「しかもヴォルフス君とは違う弟系!!」
生徒3「今年の冬も…ハァ、ハァ…」
生徒達は歓喜の声をあげていた
中にはいろいろとやばいことを口走っていた人もいた
ナツキ「(マジかよ…)」
ナツキ達はこの時、そう思った
その日の昼休み、カイトはナツキ達と食堂に来ていた
ナツキ「まさか、お前が転入してくるなんて思ってもなかったぞ」
カイト「アハハ…」
レック「なるほど、それでタテナシは機嫌がよかったんだ…」
アラン「確かにな…」
カイト「どういうことですか?」
それを聞いた女性陣とレックは呆れかえっていた
シャル「何でこう…ナツキと言い、アランと言い…鈍感な人が僕たちのところに集まるのかな…」
簪「お姉ちゃん…ガンバ…」
簪は楯無の恋路がうまくいくことを願った
時間が流れ、放課後。この日は本音宛にGLC社から専用機が贈られるとの連絡があり、天文部とカイトがアリーナに来ていた
本音「わはは~、どんなのかな~」
レック「本音、わかってはいると思うけど、ロザリオで登録するの忘れないようにね」
本音「大丈夫~、レクレクがちゃんと教えてくれたから~♪」
本音はそう言いながら、レックの腕に抱き着いた
それを見たシャルロットはムッとした顔になって反対側の腕に抱き着いた
シャル「本音…今やる必要ないよね?」
本音「いいじゃん、レクレクだって役得でしょ~?」
二人は火花を散らせていた
その時、本音の専用機が入っているコンテナを運んできたクロエが到着した
クロエ「お待たせしました」
レック「…大丈夫…ベストタイミングだから…」
クロエ「そうですか…では…」
クロエはそういうと、リモコンのスイッチを押し、コンテナを開けた
中からは修道女服を模した琥珀と白で彩られた機体が出てきた
クロエ「GLC社製、聖女シリーズ
本音「綺麗…」
レック「本音、登録」
本音「あ、うん」
本音はそう言ってロザリオを
すると、ロザリオから熊が現れ、その中に吸い込まれていくかのように入っていき、その後、本音は
本音「…へぇ、なかなかいい機体ね」
本音の性格もユニゾンした時の性格に変わっており、瞳の色も琥珀色で金髪に変わっていた
本音「あ、フィッティングしたいから、クーちゃんお願いできるかしら?」
クロエ「お任せください、本音様、では皆様は訓練をお願いします」
レック「うん、構わないよ」
カイト「僕も混ぜてもらっても構いませんか?」
アラン「構わない、お前の実力も見ておきたかったからな」
カイト「分かりました、『迸れ、
カイトのペンダントが輝き、蒼い雷と共にカイトは青い機体を纏っていた
カイト「これが俺の専用機、
楯無「格好いいわね、カイト君」
簪「あ、お姉ちゃんいたんだ」
楯無「簪ちゃん酷い!!」
ナツキ「あの、楯無さん、生徒会の仕事は良いんですか?」
楯無「全部終わらせてきたわ」
箒「え?」
鈴音「…え?」
楯無「…ふっふっふ…私の辞書に不可能はない!!」
楯無は胸を張って言った
この時、鈴音と簪の目には殺意が宿っていた
ああ、持たざる者の嫉妬は怖い…
その後、カイトを加えた天文部は訓練を開始した
練習試合では簪と鈴音の殺意のこもった攻撃があちらこちらに飛び交っていた
そして、ようやく本音のフィッティングが完了した
本音「お待たせ、クーちゃんご苦労様」
クロエ「ありがとうございます…それでは私はこれで…」
クロエはそういうとその場から消えるように去っていった
本音「さあ、始めましょうか…」
カイト「わかりました」
本音も参加しようとしたとき、研修中のはずの千冬が春人を連れて入ってきた
ナツキ「…織斑先生、何の用ですか?」
千冬「織斑の相手をしてもらいたい」
ナツキ「お断りします、俺たちは正式に手続きを踏んで訓練しているんで」
千冬「なに、前の織斑ではない、私がびっしりと鍛えに鍛えたのだからな」
千冬はそう言ってふんぞり返っていたが、レック達はすぐに見抜いていた
千冬は近接戦しか教えていない
レック達みたいに臨機応変に戦えない
アラン「…タテナシ」
楯無「…了解、良いですよ、ただし相手をするのは私ですが」
それを聞いた春人はフフンと余裕そうな顔をしていたが、春人はこの後に起こる楯無による一方的な蹂躙が始まることを予期していなかった