アリスに囚われた少女 作:くろ
まずは事の始まりから語るとしよっか。
それはもう、退屈してしまうほど
平凡な毎日を過ごしていたわたしの前世。
その日も、私は"朝4時"まで学園アリスを読んでた。←
母「__!起きなくて平気〜?」
『んー、いま何時〜?』
母「7時ー!」
"ガバッ"←上半身起こす
『!!ッダメ!いま起きた!』
母「はーい」
(やっばい!やっぱ3時間睡眠は短い!てか眠い!!てか時間やばいぃー!)
"シュバババッ"←超速準備
『行ってきます!!!』
(いや〜、もう間に合わないかも。
なんかもーいいかな?)
別に遅刻は多いわけではないけど
皆勤賞狙ってるわけでもないし
諦めよーっかな、と思いながらも
私は頑張って自転車を漕いでいた。
…するとまぁ、
脇道からいきなりトラックが、
出てきた訳ですよ。
『ッ!!!』
思いっきり漕いでた自転車の勢いは
わたしには止められず…、
"キキーッ!!"
"ズドンッ!"
説明、するまでもないね。
ありきたり。
その通りだけどそれでも、
私の大切な一生はそんな、
ありきたりな終わり方をした、
してしまった__ハズだった…。
__________…
"おぎゃあ、おぎゃあ"
(なにか、聞こえる…?)
生まれ変わったことに気が付いたのは、
暫くしてから。
そもそも思考がほわほわしてたから
何も考える気にならなかったしね。
そっからはまぁ、
幸いにも日本に生まれたことが判明して
そして、
わたし超能力が使える!!!とかいって、
しばらく興奮してた。
そこからは猛特訓!
赤ん坊のきゃっきゃと笑ってる
暇な時間を利用してね。
超能力(?)が使えるのは
普通じゃないことに気付いてからは
カモフラージュに小さい子たち
〈※同い年です〉と遊んだりもした。
これが一番辛かった!!笑
そして小4の頃。
ようやくココが…
学園アリスの世界だと気付いたんだ。
「はじめまして、今井蛍です。」
(…え?いやまさか、ね?
確かに佐倉 蜜柑 いるけど!
似てるけど!
てっきり同姓同名の人かと思ってたのに!
蛍まで同姓同名(しかも顔同じ!)となると…
ここってもしかしてもしかすると
…学アリ!? )
その時のわたしはまぁ、
凄いポカーンとしてたよね笑
そっからはアリス学園が【実在】するか
調べて、実際にあったときはもー、
めっちゃ興奮したね〜。
(じゃあわたしのコレ、
超能力じゃなくてアリスやん!!)
とか思ったりして笑
しばらくして蛍と仲良くなり、
蛍経由で蜜柑とも仲良くなり名物トリオ!
なんて呼ばれながらも毎日を過ごしてた。
…あの日、までは。
『蛍、
アリス学園、行くんだって?』
わたしはヘラヘラ笑いながら質問する
蛍「…楓、なんで知ってるの」
『実は校長せんせーが話してるとこ、
聞いちゃったんだよね〜笑
…寄付金の話。』(ウソだけど☆)
蛍「…(校長役立たず、、、)」
うわ〜、なんか蛍の心の声が聞こえる笑
『ねぇ、蛍…
わたしも行くわ、アリス学園!!』
"キラーン!"
『実はわたしにもあるの!アリス!』
蛍「え」ポカーン
『で〜、この間ね?
蛍を説得しにきた学園の人に
アリス使ってるとこ見られちゃった(´ε` )』
わざとだけど笑
蛍「…」"ベシッ"←楓、蛍に叩かれる
『ッて、なにすんの!笑』
蛍「ああ、ゴメンナサイ。
ちょっと急展開すぎてつい。」
『急展開すぎると手が出る蛍って一体…orz』
その後蛍にもちゃんと説明をして
納得してもらい、
一緒に行くことになったわけですね。
その時にもまた叩かれたのは
ご愛嬌ってことで。
___________________
ついでに出発一週間前の出来事
『あ、蜜柑には言わないの?』
「…あの子に知らせるとウルサイから
このカメ便で手紙送っとくわ」
ん〜、言わない方が出発するときに
煩そうだけどナ☆
『素直じゃないなぁ、も〜❤︎』
"バシッ"
『いてっ』
こんなことがあったりもした。
__________________
まあそんなこんなで最初のシーンに
戻るわけです。
ちょっとキャラがブレてるかも、、
いや勘弁してクダサイorz