~転生者深海棲艦奮闘記~前世持ちの姫がチート鎮守府とか相手に頑張るお話~ 作:R.H.N
このプロローグは本作品主人公サイドのプロローグです。
取り敢えず、この時期の他の深海棲艦たちと、この頃の日本の主要キャラクター達の、計3つのプロローグを予定しています。
~??????~
(ゴボゴボッ、ゴボゴボッ)
(ゴボゴボボッゴボゴボボッ)
(ザバァッ)
「ブハッ、はぁっ、はぁっ・・・・あれ……ここは……一体?」
(おかしいな、私は・・・・死んだ筈なのに……)
「……あれ?私、どうして死んだっけ?そもそも何で死んだのか思い出せない・・・・。」
「なんとなく、元々は日本の自宅で死んだって言うのは覚えているけど・・・・。」
「ここは……どこかの島の海岸付近なのかな?」
ここは太平洋上のとある島、その変わった姿をした少女は、己の記憶の一部を思い出せぬまま、気がつけばその島の海岸にいたのである。
「取り敢えず島を捜索しようかな、ってうわぁ!!」
何がなんだか訳がわからないその少女は、島の捜索しようと立ち上がり、そして海面を見て驚愕、思わず尻餅をついてしまう。
「これは・・・・この私の姿は、もしかして空母ヲ級?でもだとしたら・・・・って思い出した!、私、艦これをしていたら何でか知らないけど倒れた本棚の下敷きになっちゃって・・・・。」
その少女・・・南丞 絢香(なんじょう あやか)はこんな姿でこの島にいつの間にかいたという状況になる前は、軍事関係のものが好きで、自宅で流行りのゲーム(艦隊これくしょん)をプレイしていたが、急に倒れてきた軍事関係の本を満載した大きめの本棚に頭を強打し、そのまま下敷きになってしまった事を思い出す。
「それにしても、私、もしかして転生しちゃった?、空母ヲ級に?、ここは艦これの世界なの?、ってかこの私の姿と何となく感じる違和感は何?」
絢香がやけにきれいな海面で自分の姿を確認すると、そこには艦これの(空母ヲ級)とそっくりな自分の姿があった。
「私が空母ヲ級っぽいのはわかったんだけど・・・・、この私から出てるっぽい緑色のオーラみたいなのと、頭の被り物から感じる違和感は一体・・・・。」
絢香は自分の艦これの知識を使い、自身の姿に関して情報を整理する。
~以下暫くのあいだ、自身の姿と能力に関して軽く調査中~
「見た目は完全にヲ級だよね・・・、杖っぽいのの代わりに刀持ってるのと、緑色のオーラ出してるのを除けば。」
(私が深海棲艦なら当然武装とかあるはず……試してみますか)
「艤装出ろ~」(ガション!)
「えぇ・・・・頭のアレの口から戦艦のっぽい主砲みたいなのが出てきたんだけど、元々横についてるのはもしかして副砲?。」
「ってかさっきまで感じてた違和感が消えた?、もしかして違和感の原因はこの主砲?」
「航空機は出せるみたいな感覚がするんだけど・・・・」
「航空隊、発艦!!」(ウィーン,ガコンッ!)(ブーーーン)
「成る程、航空機と同時に使用は出来ない・・・っと、」(ウィーン,ガコンッ!)
「あっ、艤装は念じるだけで動かせるんだ、便利~。」
「航空機はっと、え~っと、ステータスがみれればなぁ・・・・ってうわわ!」(ヴォン)
「頭のアレの目が光って・・・・へぇ~これでステータスみれるんだ~、んで、ステータスや装備はっと、何々……」
自身の容姿、つけてる装備やその他もろもろについて整理すると。
自分の体は《偽装航空戦艦姫》というらしいこと(空母ヲ級に偽装している航空戦艦の姫クラス深海棲艦ということらしい。)
そのためか見た目は緑色のオーラ(自分の意思で隠せる)を除けば完全に普通の空母ヲ級、オーラを隠してる状況なら主砲を出さなければ空母ヲ級と判別は困難だということ。
そして自分の頭にあったヲ級の頭のアレみたいなのだが、帽子の形をした武装庫らしく、武器と艦載機はココに入っていて、着脱可能だということ。
武装は念じれば勝手に操作可能でかなり操作速度が速いという事、搭載航空機の発着中は帽子型武装庫から主砲を取り出せない事が主にわかった。
「武装の確認……っと、おお、インチ表記とサンチ表記、センチ表記の3種類で切り替え可能なんだ表記の変換はっと・・・・やっぱり念じるのね。」
絢香、もとい偽装航空戦艦姫は自身の武装を確認してみる。
武装、41センチ連装砲2基4門、15,2センチ連装副砲2基4門、水上レーダーmarkⅢ(名称変更可能)、深海棲艦戦markⅢ(形状、名称変更可能)90機、深海地獄艦爆(形状、名称変更可能)36機、深海棲式隠密偵察機(形状、名称変更可能)10機、深海棲式高高度偵察機、(形状、名称変更可能)6機、大規模煙幕発生装置、深海棲式暗号通信傍受&解読装置、深海棲式偵察記録装置&記録再生装置一式、深海棲式通信傍受装置。
「武装は自分の深海棲艦としての名前に恥じず完全に航空戦艦ね、どっかのサイトで見た姫クラスのとんでもない航空機搭載能力はないけど、深海棲艦姫クラスの中ではかなり豊富な部類に入る艦戦搭載数と、なんかとても使えそうな艦これの中では聞いたことない偵察機2種類や通信傍受装置、暗号通信傍受&解読装置、偵察記録装置、記録再生装置一式があるから、それで情報を集めまくって戦略、戦術を建てて自分は砲撃戦を主砲と副砲で補助、航空戦は艦戦で制空握って艦爆メインで戦うタイプみたいね。」
「名称と形状変えられるんだ~、やっぱり形状変えるんならアメリカの機体に変えようかな?でも架空機とかに変えるのも乙なものだし・・・・。」
「まっ、とにもかくにも、取り敢えずの事をする必要があるみたいね、」
擬装航空戦艦姫はせっかくだから前世の記憶にある色々な軍事知識で武装の名称を変えようかなとか思いつつ、自身の装備の特殊装備枠を見る。
そこには。
特殊装備、
深海棲艦泊地生成装置。
とおもいっきり書かれていた。
「せっかくの第二の生なんだし、深海棲艦として過ごすのも悪くないわね、私は一応姫クラスだから・・・・普通の深海棲艦は私の部下になるのかな?」
「(南丞絢香)としても(偽装航空戦艦姫)としても、艦娘沈めるのはアレだしな~、気絶させてこっちの泊地にお持ち帰りして見るのもアリかしらね?」
「ってか艦娘と人類とほぼ自動的に敵対確定なのが辛い・・・・、理想論なんだけど、やっぱ前世が人だし出来れば共存したいんだけどねー。」
「んで、仮にこの装置で泊地を建てるとしたら・・・・この島しか無いよね~」
偽装航空戦艦姫は自身の持つ深海棲艦の泊地を建てる装置を見て、自分がいる島を見ながら呟く。
時間は朝、帽子の眼で水面に写しているモニターによれば、午前9時頃、自分が、倒れる本棚に巻き込まれ死んだと思われる時刻辺りから大して時間がたっていない、さりげなく、日付も死んだ時と同じという状態だった。
「それにしても便利な機能ね~、これなら深海棲艦として生活してても、人との感覚の剥離にあんまり困らなくて済みそうね。」
「まぁ取り敢えずして先ずはこの島の探索よね、ここは一体どんな島なんだろう・・・。」
偽装航空戦艦姫は浜辺から陸に上がり、島内部の探索を始める。
そんな彼女を、空の上からこっそり見てる人の姿に気づかずに・・・・・・。
「…………オープニング!!!!」
「はっはい!なんでしょうか?」
「なんでしょうか?、じゃねーよ!彼女こっちでのやり取り覚えてねーじゃねーか!」
「/(^o^)\ナンテコッタイ、ヤバいヤバい、取り敢えず、もう一度事情を説明し直しましょう!。」
「そうするしかなかろうよ・・・・、全く、この世界での昨日の件に然り、こっちの件と言い、お前は何でこの世界に関して問題ばっか起こすの?馬鹿なの?死ぬの?」
「しかもこっちの件と違って昨日の件は起こったことが事なせいで俺たち介入不可なんだよ?どーすんの、これ?」
「なるようになるしかないでしょう・・・、それにしたって今時随分と変わった転生者特典の取り方しましたよね~」
「まぁ深海棲艦になる前提でなら、精神面と合理性を考えるとあの特典の取り方は納得いくがね~しかし彼女、どんな暮らしをするのだろうな?」
「まぁそんなこといってたってしょうがないじゃ無いですか、彼女は我々のミスの補償として、深海棲艦の姫クラスになって転生した、それでいいじゃないですか
「9割方君のせいなんだけどね・・・・」
こうして深海棲艦の姫として転生した南丞絢香は深海棲艦《偽装航空戦艦姫》としての生を送り始める・・・・。
一方その頃のこの世界の日本は、国内で深海棲艦の事を一時すっぽかしてしまうレベルの大事が起こっていたのであった・・・・。
~次回に続く~
この作品は私が先行して執筆している作品
「チートな技術屋さんと画家さんが夫婦で鎮守府に着任しました、これより艦隊の指揮を執ります…ってへ?」
の本編開始3カ月ほど前から始まっています、そちらの方の作品の前日談を含む作品であり、この作品を別のキャラクターの視点で見たものとなっています。
そのためその作品のキャラクターが割りと多数出てくる上、そちらにもこちら側のキャラクターが出てきます為、その点を注意して頂ければと思います。