艦娘の咆哮 ~戦場に咲き誇る桜の風~   作:陣龍

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大体その場の勢いで名付けているサブタイトル。若しかしたら今回のは今後の展開に応じて変更するかもしれません

早番ですので投稿後即寝ます。おやすみなさい


第三一話  トラック諸島行き輸送船団護衛戦  《序》

「……それで、結局あの複数焼死した事件は()()と言う事で処理されるのか」

 

「はい。鑑識が何重にもチェックしましたが、やはり失火による事故に依る物と断定されました。発火装置の様な物も無く、鍵も内側からかかっていましたので」

 

「それと公安と警視庁の方からは、その火災現場で発見した横須賀鎮守府襲撃計画書を元に芋蔓式に多数のテロリスト予備軍を逮捕しました。現在尋問中との事ですが、一部の人間は逮捕される前に自殺しています」

 

「…………その()()()()()()()()の連中が()()()()()()()()()()()()、未だ面倒が無かったかもしれんな」

 

 

 部下からの報告に頭を抱えたくなる山本蒼一海軍庁長官。ただ単に、今回の火災が純日本人で構成された反軍系市民団体の起こした失火と言う事であれば、そう大事にはならなかった。一部の人間が陰謀論を喚き散らしているが、逆に言えばそれだけで終わった筈だった。……火災現場に外国籍の人間が複数存在したのと、その襲撃計画書を精査すると資金や情報関係で外国からの手が入っていたのでなければ。

 

 

「……公安や警察のみならず、外務省や首相官邸、更にはホワイトハウスやダウニング街10番地(ナンバー10)、エリゼ宮殿更にはクレムリン等でも大騒ぎになってますよ、今回の事件。精強を持って成る日本艦娘を強奪しようとしたんですから、当たり前と言えば当たり前ですが。出来る筈も無いと言うのに」

 

「とは言え……まあ、自分たちが出来るのは、関係部署に話を通して、各鎮守府の防諜の強化を強く進める事位だ。そう言った外交的な物は全部政府に任せるしかあるまい」

 

 

 

――――深山満理奈君。……これは、やはり君の仕業なのか……?だとしたら……いったい、どうやってこの事故を引き起こしたのだ……?

 

 

 今まで深山提督には、様々な人的災禍が降りかかってきていた。元々第二期生途中編入かつ高卒民間出身と言う経歴でありながら、並み居る先達をアッサリと飛び越えて歴代トップの成績を残すだけでも妬み、やっかみを持たれると言うのに、いざ実戦となっても高度な戦果を挙げ続け、そして上層部からの命令には従順な美麗な女性提督。才色兼備を体現した彼女にとって【艦娘の指揮が出来る】と言う一点の才だけで提督に成る事の出来た劣等感溢れる連中にとっては、神に愛された存在に見えた深山提督に陰湿な妨害工作を仕掛け、排除しにかかるのは当然の責務でもあった。腐臭漂う醜い嫉妬である。

 

 

「……長官。一応調べましたが、深山提督やその艦娘のアリバイには隙が有りません。その為、今回の火災が事故では無く事件であったとしても、犯人は別の勢力に依る物だと思われます」

 

「……その言葉、一体何度聞いたのだろうな、私たちは」

 

「馬鹿が深山提督の艦娘を攻撃して、その馬鹿が()()()()()度に、ですね」

 

 

 そうして深山提督への妨害工作が、嫌味等の精神攻撃は徹底的に正面論破され、裏工作で陥れようにも深山提督自身の隙は皆無でもあり、階級を楯に集団強姦して従わせようと短絡的になった真性の馬鹿は纏めて自衛軍の警務官に捕縛され…そんな中、彼女への妨害工作の一環として彼女の艦娘に手を出した輩だけは、例外無くえげつない最期を迎えている。前者の連中は少なくともある程度の社会生命を保てている者が多かったのだが、後者の場合は完全に人としては再起不能にされている。社会的、生命的両方の意味を問わずに。そして例外無く、深山提督達のアリバイは完璧で穴など存在しない状況である。

 

 

 

「……はぁーー……。本当に、深山君の艦娘に手を出す輩が、どうして此処まで絶えないのだろうな」

 

「…………これまで以上に、深山提督や配下の艦娘の警護を厳重にします。我らに取っても、彼女たちにとっても、これまでの様な面倒事に対応する(いとま)はもう有りません」

 

 

 

 ……頼む。そう部下に伝える山本長官の脳内には、先日日本海軍最大の膿兼問題児である、仲本穂乃果元帥が居を構えるトラック諸島行きの輸送船団の護衛部隊に編制された、深山提督直々に率いる艦隊のメンバー構成が浮かんでいた。水と油の何物でもない深山満理奈少将と仲本穂乃果元帥を顔合わせ等したくないのが嘘偽り無い本音では有るが、少なくとも思考の中身は兎も角仲本元帥のやっている事は対深海棲艦の撃滅である。最近深海棲艦の活動が少しずつ活発化し始めた為多くの鎮守府はその対応に追われて居る為、仲本提督の物資補充要請に答えられるのは、艦娘全てが精鋭でそれなりに余裕のある深山提督の艦隊しかいなかった。

 

 

 海軍庁を牛耳る男達の憂鬱と会議は終わることなく続いて行く。三年以上続く深海棲艦の悪夢を少しでも払う為に、そして超兵器と言う新たな悪夢と、それに乗じる愚物共も追い払う為にも。

 

 

 

……尚、深山提督率いる護衛艦隊と、その護衛対象である輸送船の数が事前報告とは全く違う事を知るのは、翌日の昼になってからの事であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……しかし、本当に『桜風』の艦隊運動能力は低いわね……」

 

「まあ、仕方が無いと言えば仕方が有りませんけどね。『桜風』さんは初めから単艦戦闘を絶対的なコンセプトとして設計されていますから、艦隊運動の事は一切考慮されていません。例えるなら、遠距離ミサイル戦の事しか考えていない戦闘機に対地支援攻撃と格闘戦をさせる様な物でしょうか?」

 

「兎に角『相当無理させる行為』である事は分かる例えね……。それで、青葉?」

 

「仕事は終わっていますから、司令官は座っていれば良いんですよ?」

 

「………………あおばぁ………」

 

「涙目になっても駄目な物は駄目です。…………もう、少しはワーカーホリックが直ってきたかと思えば、これなんですから……」

 

 

 本土でそんな会話が話されている中、渦中の深山提督は、トラック諸島行きの輸送船団の指揮の為に、青葉型重巡洋艦の一番艦、青葉に乗り込んでいた。編成としては深山提督の乗艦する重巡青葉を輸送船団の護衛艦隊旗艦とし、同じく重巡洋艦の古鷹、駆逐艦の陽炎、不知火、朝潮、満潮、正規空母の瑞鶴、そして駆逐艦『桜風』と言う編成である。通常、艦娘が艦隊を編成する時の常道である6隻制限を無視しているが、これには色々と理由が有る。

 

 

【「司令官。やはりこれだけの輸送船を、たった8隻で護衛するのは難しいのでは無いのでしょうか?」】

 

【「そうよ司令官。何で3()0()()()()()()()をこれだけで護衛しなきゃならないのよ、いくら陽炎に青葉、それに『桜風』が居るとは言え……」】

 

「仕方が無いでしょう。先方が『当方激戦地にて余裕が無い為、最大8隻の護衛艦にて来航されたし』『尚、戦艦の来航はご遠慮願う』とか注文付けて来たんだから。……それにこの輸送船の数も、命令して来た大本営に一応話だけはしたのよ?却下されたけど」

 

【「大本営は、いくら何でも『桜風』さんの能力を過信し過ぎていると思うのですが……」】

 

【「もう此処まで来てその事を話しても、意味の無い事ですよ、古鷹さん。それと先程深海棲艦の潜水艦を二隻探知、撃沈しました。現在レーダー、ソナー上に敵影見られず」】

 

「……取り敢えず、愚痴をするにしても護衛作戦を終えてからね、皆」

 

 

 深山提督の指示に対して十人十色に了解の意が帰り、響く青葉の艦橋にて、深山提督は物鬱げな表情で艦橋から見える蒼海を眺めていた。

 

 

 

 

 カリブ海に出現したと推測される超兵器『ドレッドノート』は、運悪く遭遇したアメリカ大西洋艦隊やイギリス本国艦隊の艦艇や艦娘の多くを撃沈、若しくは損傷を与えながら大西洋を南下し、チリ軍の偵察機がホーン岬を超えて太平洋を航行する『巨大な連装砲塔を艦艇の前後に一基ずつ搭載した巨大潜水艦』を確認したのを最後に、『ドレッドノート』の消息が途絶えている。その脅威に対抗する為にも最前線に配置された仲本提督は支援を要請。それに対して大本営は即座に答え、深山艦隊に対して出撃を命令。経緯としてはおおよそこのような物である。

 

 

 陣形としては極々オーソドックスに、輸送船団の周囲を青葉や陽炎たちが輪形陣で取り囲み、相変わらず艦隊行動をまともに取れない『桜風』は単独で駆け回って脅威を排除する戦法である。因みに深山艦隊対超兵器部隊に属している青葉、陽炎、瑞鶴の装備に関してだが、共に硫黄島沖大演習の時に搭載して居た兵装では無く、例外無く『桜風』の開発した物の中でも低位な兵装か、それか何時も使っている通常の兵装になっていた。出撃する以上、演習の時の様な事態が発生したら話にならないので、当然の処置であるが。

 

 

 

「……青葉、陽炎、瑞鶴。大丈夫?」

 

「はい!『音波探信儀II』も『電波照準儀I』も『噴進爆雷砲』も、その他兵装にも何も異常ありません!」

 

【「陽炎よ。私も今の所問題無いわね。『10㎝65口径3連装砲』や『28㎜3連装機銃』『20cm12連装噴進砲』その他の調子も良いわね」】

 

【「瑞鶴よ。私の方も大丈夫。まあちょっと、ちょっとだけ動きが鈍い感覚が有るけど、ちゃんと『彩雲』も『 零戦五四型 』『彗星三三型』の機体もちゃんと戦えてるわ……だから、皆大丈夫だからね?そんな雨の日の子犬見たいな目をしなくても大丈夫だから、『桜風』。ね?ね?」】

 

「…………取り敢えず大丈夫そうね、安心したわ」

 

【「司令官、遠い目をしながら言っても説得力が有りません」】

 

 

 

 取り敢えず大丈夫そうな三隻と今なお硫黄島沖での事を気にしている『桜風』の様子に、朝潮に言われたように様々な感情をこめて遠い目で天井を眺める深山提督であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

【「……司令官。ちょっと内密に聞きたい事が有るけど、良いかしら?」】

 

「満潮?良いわよ。……回線は遮断したわ」

 

【「……司令官。『桜風』は()()()()()()()()()()()()()()()()()()の?それと、どうして『桜風』は()()()()()()()()()()()()()()()の?」】

 

「…………それね………」

 

「……一応青葉たちで話をしてみて両方ともやってみて貰ったんですが、何方も『桜風』さんには出来ませんでした」

 

【「……どうしてよ?」】

 

「それが分かれば苦労はしないわよ、満潮……」

 

 

 駆逐艦『桜風』の通常艦娘と違う性質。一月以上かけて様々な角度で演習や調査を行った結果、通常の艦娘では極自然で当たり前の事である『自身の艦艇仕舞い込み機能』や『補助として艦娘に装着されるデフォルメ艤装』が、『桜風』には存在しない事が判明している。どうやっても出て来ない後者は兎も角、前者に関しては『こう…ですね、艦艇を自分の身体に戻そうとするんですよ。そうして力を籠めたらパッと光ってシュバっと仕舞えるんです』程度の具体性の欠片も無いフワッとした説明でどうしろと言う話では有る。

 

 

【「『桜風』が艦艇を仕舞えないとなると、あの一万トンを超える船体が常に工廠の大部分を埋める事になるわ」】

 

「既に海軍庁には話を通してある程度の土地を融通して貰える事になったから、工廠を拡張すれば容量の問題は解決するわ」

 

「妖精さんなら直ぐにやってくれますからねー」

 

【「……そう。なら、良いわ。じゃあ、あと一つだけ」】

 

「なに?」

 

【「司令官、あれだけ黒い噂の絶えない仲本提督の所に『桜風』みたいなのを連れて行って大丈夫と思ってるの?」】

 

 

 

 

 

 

――――答えは返ってこない、ね。やっぱり司令官が『桜風』を連れて来たのは、本心からじゃ無かったのね

 

――――……この船団を僅か8隻で守り切るには、『桜風』さんの力が無ければ不可能ですからね……青葉にとっては、悔しい限りですが

 

 

 満潮の問いかけに対して、先ほどの様に明快に言葉をつなげない深山提督の様子に、満潮や会話に混ざって居た青葉は『やはりか』と、無言で理解していた。護衛艦の4倍近い隻数の輸送船を護衛するには、連度や艦隊運動で如何にか出来る次元の話では無い。極めて速く動き回り、敵艦よりも早く捕捉し、相手に何かしらの行動を起こす前に撃滅する。対超兵器部隊はある程度既存艦娘よりも『桜風』製の装備によって強化されているが、酷評してしまうと【今までよりも少し長めに毛の生えた程度】の強化でしかない。強くなっているのは確かだが、この無茶苦茶な状況では幾ら何でも青葉や陽炎たちに頼るのは酷な話であった。

 

 

【「提督。現在輸送船団8時方向を航行中ですが、特に敵性反応は見られていません。引き続き時計回りに航行しつつ警戒に当たります。定時通信終わり……で、良いですか?」】

 

「了解、『桜風』。あとそんな感じで大丈夫よ。……満潮の懸念はその通りよ。だから、『桜風』は基本艦隊の誰かが常時付き添って貰うわ。何かあったら即時皆に連絡して」

 

【「……分かったわ」】

 

「……そんな顔しなくても大丈夫ですよ、司令官。満潮さんも、分かってくれていますから」

 

 

 満潮のぶっきらぼうな返答に渋い顔をした深山提督に対し、青葉はそう声をかける。口には一切出していないが、週刊青葉新聞を作る為に行ってきた青葉の自己流素人取材で養った目には、満潮自身も気が付いていない様だが『桜風』に対して妙なシンパシーを感じている節が見えていた。

 

 

 艦艇時代、満潮は過酷な艦歴を辿っていた。1942年11月、鼠輸送作戦中に敵機の攻撃を受けて中破した彼女は、その損傷を修復している間に所属していた第8駆逐隊の朝潮、荒潮、大潮が撃沈された。その後第8駆逐隊が解隊されて他の駆逐隊に編入されても僚艦が次々と戦没して解隊されて編入されてを繰り返した末、満潮自身が『地獄』と称するスリガオ海峡海戦にて、絶望的な戦力差を覆せずに撃沈された。安住の地など無く、臨時編成の部隊を徹底的にたらい回しにされた末に、【地獄】で沈んだ。

 

 対する『桜風』だが、彼女自身は一度も駆逐隊などに所属した事は無く、常に単艦で行動していた為に『戦友』と呼べるような僚艦は存在していない。工廠艦『スキズブラズニル』に関しては僚艦と言うよりも『母港』感覚であった。その点戦友を失い続けていた満潮とは大きく違うのだが、代わりに使い減りのしない駒の様に僚艦を付けられる事無く、スリガオ海峡海戦が児戯に見える程の、敵艦で海が埋め尽くされている戦場へ常に突っ込まされ、戦い抜いて来た。ずっと単艦(ひとり)で、僚艦などいない、【地獄】の海で。

 

 

 

「満潮さん、意外とああ見えて面倒見がいいですからね。この前も『桜風』さんが戦術教本を見ながら艦隊運動の仮想演習をしていた時も…」

 

【「ちょっと青葉?!なんでその事知ってるのよ!?ああもう、馬鹿ばっかり!絶対言っちゃ駄目だからね!?」】

 

「……ふふっ、そうね。青葉の言う通り、大丈夫そうね」

 

 

 

――――方向性こそ違えど、地獄の戦場を生きた者にしか理解できない…覚える事も感じる事すらも無い感情、か

 

 

 いくら功績を称えられたとしても、指揮官である深山提督自身が直接深海棲艦を沈めている訳でも無く、実際に血を流し、深海棲艦の恐ろしさに面と向かって対抗し、被弾して生まれる痛みを堪えながら戦うのは艦娘……それも、それに加えてほぼ全ての艦娘それぞれが、平成の平和な世に生まれた日本人には想像もつかない様な過酷な【歴史】(自分の過去)を抱いている。理屈や理論で語れるはずの無い、現代人では先ず紙面上の物事以上には理解しようのない世界の話ともなると、深山提督でも口を挟めなかった。

 

 今も満潮に対してニヤニヤしている、何時も明るいムードメーカーな元気娘である青葉も、その身に抱え込んだ【暗い歴史】(自身の艦歴の暗闇)の深さと、それに対する【思い】(無念と後悔)の深さも、深山提督に計り知れない程に深い。その青葉が『大丈夫』と言っているのだから、自身の艦娘に全幅の信頼を預けている深山提督は青葉の言葉を信じるのだった。

 

 

 

 

【「提督、こちら駆逐艦『桜風』。現在レーダーにて多数の航空機と水上艦艇を確認」】

 

【「提督さん!『彩雲』から数隻の潜水艦の反応有りとの報告!」】

 

 

 そんな事を深山提督が考えた直後、艦隊に緊張が奔る。こんな大船団をむざむざ見過ごす様な深海棲艦では無く、三年以上経過した今でも全く分かっていない深海棲艦の索敵に引っかかったらしく、先行していた『桜風』は、恐らく空母機動部隊と思われる水上艦艇と航空機の群れを探知し、爆雷を搭載して磁気探査装置を搭載して居る『彩雲』で対潜哨戒を行っていた瑞鶴からは潜水艦の存在を察知。

 

 

 

「…………『桜風』、頼める?」

 

【「了解です。駆逐艦『桜風』、これより先行して敵艦隊を撃滅してきます。船団の方はお願いします」】

 

【「分かったわ『桜風』。でもくれぐれも、くれぐれも!無茶して怪我しないでね!分かった?」】

 

【「………………鋭意努力します」】

 

「……まあ『桜風』さんなら大丈夫だと思いますけど、もしまた何かやらかしたら、司令官からも何か言ってやってください」

 

「まあ、その位はするわよ」

 

 

 

 そう答えつつ、深山提督は海図を広げて輸送船団と敵艦の配置状況を確認する。この輸送船団の輸送船は全て妖精さんの操る輸送船で有る為、速度調整や連携に関しては人間の操る最新鋭の技術で建造された輸送船よりもある意味上である。とは言え所詮武装も施されていないWW2時代の技術で建造された輸送船で有る為、敵艦に襲われたら一溜りも無い。

 

 

 

――――まさか、仕組まれた?…………いえ、何をするにしても今は深海棲艦の対処の方が優先。一隻たりとも沈ませない様にしなければ……!

 

 

 半ば予想されていた、深海棲艦による輸送船団への襲撃。この戦闘に置いて、『桜風』の生み出した兵装(能力)の真価が発揮される事になるとは、この時の深山提督や艦娘たちには思いもよらなかった。




何かしらおかしい所が有ったらまた今度修正予定。全面改訂するまでは無いとは思いますが……

満潮関係で偉そうに言える様な立場じゃ無いですが、満潮ファンの方々、もし『こんなの満潮じゃねぇ』と思われましたらすみませんでした。
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